フィーチャ【4052】のIPO抽選申込どうする?
作成:2020/05/26 更新:2020/09/17
目次
フィーチャ IPOの紹介
(※2020/09/17更新)
コード | 4052 |
---|---|
会社名 |
フィーチャ(株) |
市場 |
マザーズ |
事業内容 |
車載カメラやドライブレコーダー向けの |
上場日 |
2020/06/24 |
公募売出 価格 |
520円 ※仮条件の上限 |
初値 06/26 |
4710円 +805.77% |
需要申告(ブックビルディング)スケジュール
フィーチャ の株式割り当て抽選への参加は誰でも可能ですが、まず以下の期間に指定の証券会社で需要申告する必要があります。=>IPOの応募の流れやルールなどはこちらを参考
2020/06/09(火)~06/15(月)まで
IPOの申し込み期間は約7日間と短くなっていますので申し込み忘れにご注意下さい。
※申し込み可能な証券会社は、ページ最下部で紹介しています。
IPO抽選対象の株数
667,000株
(内訳)
公募: 150,000
引受人の買い取り引受による売り出し: 430,000
オーバーアロットメントによる売り出し: 87,000
過去数年のデータをもとにした市場別の株数のおおよそ規模感
想定売出価格と仮条件の価格
(※2020/09/17更新)
想定売出価格 470円
仮条件の価格(06/08) 470~520円
フィーチャの強み
※独自の見解などを含みます。
- ディープラーニングを用いた画像認識技術
※ADAS用(自動車の運転操作支援)、運転手監視ソフトウェアなど - 非ディープラーニングによる画像認識も有する
※性能が低いLSIで動作させることができる
※ディープラーニングと非ディープラーニングを組み合わせたハイブリッド化もあり
※車載カメラ、ドライブレコーダーなど - 搭載数量に応じたソフトウェア・ライセンス収入
※商社仲介の取引も一部あり
<管理人コメント>
自動車向けの製品に搭載されるソフトウェアを開発しています。
自動車の前方を認識するための画像処理に加え、車内の運転者を認識するためのものがあるようです。
主な取引相手の売上実績割合を示したものが以下の通り。
自動車関連の製品を製造するメーカーなどと取引しているのが確認できます。
直近の決算状況と業績の推移
※2005/08クワンタービュー㈲設立。2015/07フィーチャ㈱へ社名変更。
クリック>>業績データを開く/閉じる
以下、連結決算。
2018/06 2019/06 2020/03
(第3四半期)売上高
(百万円)210 282 312 経常利益
(百万円)51 △ 6 75 当期純利益
(百万円)43 △ 8 52 1株当たり
配当額(円)- - - 1株当たり
当期純利益(円)8 △ 2 10 ※単位(百万円)、(円)の小数点以下端数は全て四捨五入で表示しています。
↓ 前年同期比へ置き換えたものがこちら
2018/06 2019/06 2020/03
(第3四半期)売上高の
前年同期比- 34.29% 10.64% 経常利益の
前年同期比- -111.76% 1350.00%
以下、単体決算
2015/06 2016/06 2017/06 2018/06 2019/06 売上高
(百万円)86 93 84 210 282 経常利益
(百万円)2 △ 5 △ 28 53 △ 17 当期純利益
(百万円)2 △ 6 △ 28 45 △ 18 1株当たり
配当額(円)- - - - - 1株当たり
当期純利益(円)1558 △ 4011 △ 18021 9 △ 3 ※単位(百万円)、(円)の小数点以下端数は全て四捨五入で表示しています。
↓ 前年同期比へ置き換えたものがこちら
2015/06 2016/06 2017/06 2018/06 2019/06 売上高の
前年同期比- 8.14% -9.68% 150.00% 34.29% 経常利益の
前年同期比- -350.00% -460.00% 289.29% -132.08%
<管理人コメント>
売上は横ばいから直近では拡大傾向にあるのが確認できます。
経常利益は変動が大きく直近でも赤字となっているところもありますが2020/03期の第3四半期時点では過去を上回る状況で拡大傾向にあるのかなとは思います。
2019/06期の経常利益がマイナスとなっている件ですが、
「販売費及び一般管理費」の増加が要因になっていると思います。
2018/06期 約103百万円
2019/06期 約194百万円
2020/03時点 約147百万円
人員増加が主な要因となっているようですが、
従業員数の推移は以下の通り
2018/06期 16人
2019/06期 21人
2020/03時点 22人
・連結子会社の詳細
設立 会社名 所在地 事業内容 2018/03 北京?澈科技有限公司 中国 研究開発業務
新規発行による手取金の使途
新規発行による手取金の概算額 58,860千円
第三者割り当て増資の手取概算上限 37,487千円
人件費、エージェント利用料、紹介料などの採用費 96,347千円
※ディープラーニングをはじめとする画像認識技術の研究開発促進
※技術力向上、受注案件対応できる開発体制構築
残高 0円
フィーチャの成長余力
※独自の見解などを含みます。
- 開発体制強化による案件増加への対応
- 安全運転支援装置・システム市場の成長が見込まれる
※2015年時点0.5兆円から2030年には20兆円
※2013/06/14閣議決定の日本再興戦略より - 海外事業の展開
株主の構成とロックアップ期間など
上位株主の所有割合と一定期間、株の売却ができないロックアップ条件の詳細になります。
氏名、又は名称 役職、関係性など 所有割合 ロックアップ 曹 暉 代表取締役 32.23% 180日間
保有分売出
(18.79%)王 潞 ※A、従業員 21.53% 180日間 脇 健一郎 代表取締役 17.92% 180日間
保有分売出
(11.27%)以下続きを開く/閉じる 惠州市德?西威汽车
电子股份有限公司9.92% 180日間 NVCC7号投資事業
有限責任組合5.13% 90日間、1.5倍除く 株式会社SMBC信託銀行
(特定運用金外信託口
契約番号12100440)※B 4.96% 90日間、1.5倍除く ニッセイ・キャピタル6号
投資事業有限責任組合4.11% 90日間、1.5倍除く 名古屋大学・東海地区大学
広域ベンチャー1号
投資事業有限責任組合1.97% 90日間、1.5倍除く 三菱UFJキャピタル5号
投資事業有限責任組合1.01% 90日間、1.5倍除く 上記合計 98.78%
※上記以下は省略しています。
※A 代表取締役の配偶者
※B 未来創生投資事業有限責任組合が委託した信託財産
180日のロックアップ期間:2020/12/20
90日のロックアップ期間:2020/09/21
初値形成後に発行価格の1.5倍以上で売却がなされる場合があります。
ロックアップ期間中でも主幹事会社は、裁量で解除できる権限を有しています。
売り出し株式の詳細
売り出し対象となっている株式の株主内訳です。
氏名、又は名称 役職、関係性など 株数 割合 曹 暉 代表取締役 322,500 6.06% 脇 健一郎 代表取締役 107,500 2.02% 合計 430,000 8.08%
初値上昇の期待について管理人コメント
<管理人コメント>
ディープラーニングによる画像認識技術では一番ホットな自動車向けの事業です。
技術の優位性などはよく分かりませんが、取引相手を見る限り、トヨタ系やケンウッドなどネームバリューのある会社と取引しているようなので実績と信頼性は確認できますので、今後の事業拡大にも期待したい会社だなと思いました。
中国の子会社は中国での事業展開としては強みかな?
ロックアップはしっかりしており問題ありません。
ベンチャーキャピタルによる売出しも心配なし。
マザーズ市場としては公開株数は多くはない方だとは思いますので初値上昇要因として期待?
過去にマザーズ市場で同程度程度の公開株数だったものを確認してみます。
・2019年で同程度の公開株数だったマザーズ銘柄の初値一覧
コード | 銘柄名 | 上場 | 公開株数 | 公募価格 | 初値 | 騰落率 |
---|---|---|---|---|---|---|
7063 | エードット | 03/29 | 690,000 | 1,110 | 2,453 | 120.99% |
7676 | グッドスピード | 04/25 | 632,500 | 1,400 | 1,750 | 25.00% |
7804 | ビーアンドピー | 07/24 | 690,000 | 2,000 | 2,400 | 20.00% |
7069 | サイバー・バズ | 09/19 | 683,600 | 2300 | 4000 | 73.91% |
4476 | AICROSS | 10/08 | 699,700 | 1090 | 1800 | 65.14% |
2981 | ランディックス | 12/19 | 747,500 | 1630 | 3660 | 124.54% |
6557 | global bridge HD | 12/23 | 747,300 | 2690 | 4020 | 49.44% |
7079 | WDBココ | 12/25 | 657,800 | 1530 | 3400 | 122.22% |
このくらいの公開株数であれば初値はそれなりの上昇が期待でき、大きく上昇しているのも確認できます。
人員を拡大しながら業績も拡大傾向となっています。人気の高いAI関連ですし、公開株数は多くありませんし、想定発行価格も低いので初値の大きな上昇に期待したいところです。
注意したいのはやはりコロナウィルスによる影響です。自動車業界でも製造するメーカーなどの生産の一時停止などが報道されています。製品生産数の減少など売上減少の要因は気になりますし、コロナ問題がどこまで長引くかは今後継続的に警戒したいです。
とりあえず直近では経済再開の動きもあり日経は強く上昇中なので投資意欲は強いなと感じます。初値上昇にも期待したい雰囲気ではありますがどうでしょうか。
IPOの申し込みが可能な証券会社はこちら
証券会社名 | |
---|---|
主幹事 | SMBC日興証券 |
引受 | 大和証券 |
引受 | 水戸証券 |
引受 | 極東証券 |
引受 | みずほ証券 |
引受 | エース証券 |
引受 | 東洋証券 |
引受 | SBI証券 |
引受 | 楽天証券 |
引受 | いちよし証券 |
引受 | 岩井コスモ証券 |
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結果を見ないで自分で予想するのが大事じゃ。
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<注意>
IPOに関する情報は、購入申し込み期間直前まで改定される場合があります。必ず最新の目論見書で内容をご自分で確認してから申し込むようにして下さい。ここで紹介した内容に間違いなどがあったとしても責任は持てませんので自己責任においてしっかり確認してください。
=>目論見書の見方はこちらを参考にして下さい
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