シイエヌエス【4076】のIPO抽選申込どうする?
作成:2021/07/17
目次
シイエヌエス IPOの紹介
コード | 4076 |
---|---|
会社名 |
(株)シイエヌエス |
市場 |
マザーズ |
事業内容 |
システムエンジニアリングサービスの提供。 |
上場日 |
2021/08/20 |
初値 |
需要申告(ブックビルディング)スケジュール
2021/08/04(水)~08/11(水)まで
IPOの申し込み期間は約7日間と短くなっていますので申し込み忘れにご注意下さい。
申し込み可能な証券会社は、ページ最下部で紹介しています。
IPO抽選対象の株数
598,000株
(内訳)
公募: 320,000
引受人の買い取り引受による売り出し: 200,000
オーバーアロットメントによる売り出し: 78,000
過去データをもとにした市場別の株数のおおよそ規模感
想定発行価格と仮条件の価格
想定発行価格 1650円
仮条件の価格 ※2021/08/02に決定予定
シイエヌエス の強み
※独自の見解な どを含みます。
- システム開発のワンストップ提供
※システム構築、移行、運用まで
※顧客のあらゆる相談に1つの窓口で対応 - 幅広いシステム基盤に対応
※オンプレミス、クラウド、ハイブリッドクラウド、マルチクラウドまで - 業務システムの開発実績
※様々な業界のシステム開発実績あり
※特に金融業界、流通業界で長年のノウハウあり - ビッグデータ分析のノウハウ、実績
※経験豊富なデータサイエンティスト
※データアナリティクスに関わるノウハウ
※通信、金融、広告、流通、小売業等の幅広い分野で実績
※業界リーダーの一つであるSAS UnstituteJapan㈱とパートナー関係 - DX推進の様々なニーズに対応
※キャッシュレス技術、AI、クラウド
※日本に数社しかないServiceNowのスペシャリストパートナー
<管理人コメント>
売上の内訳を確認したのですが、各サービスの詳細が公開されておらず不明です。
2018/04から開始したServiceNowを活用したシステムの売上が直近で好調だそうなのでどんなものか確認してみます。
クラウド型のアプリケーションで、業務システムを標準化、自動化するために様々な業務システムのデータベースを一元管理することができるものだそうです。
シイエヌエスではこれを活用して、システム保守・運用業務における自動化をサービス化しているようです。
上記、NTTコミュニケーションの事例では、故障発生から復旧までの全プロセス無人化を実現しているとのこと。
ちなみにシイエヌエスは、NTTデータをパートナーとしてシステム保守・運用業務における取り組みを推進しているそうです。
直近の決算状況と業績の推移
クリック>>業績データを開く/閉じる
以下、連結決算。
2019/05 2020/05 2021/02
(第3四半期)売上高
(百万円)4434 4578 3490 経常利益
(百万円)276 486 391 当期純利益
(百万円)143 325 263 1株当たり
配当額(円)- - - 1株当たり
当期純利益(円)59 130 105 ※単位(百万円)、(円)の小数点以下端数は全て四捨五入で表示しています。
↓ 前年同期比へ置き換えたものがこちら
2019/05 2020/05 2021/02
(第3四半期)売上高の
前年同期比- 3.25% -23.77% 経常利益の
前年同期比- 76.09% -19.55%
以下、単体決算。
2016/05 2017/05 2018/05 2019/05 2020/05 売上高
(百万円)3400 3674 3853 4009 4145 経常利益
(百万円)307 422 357 233 442 当期純利益
(百万円)192 109 225 112 296 1株当たり
配当額(円)4000 4500 5000 4000 5000 1株当たり
当期純利益(円)15966 9064 18772 46 118 ※単位(百万円)、(円)の小数点以下端数は全て四捨五入で表示しています。
↓ 前年同期比へ置き換えたものがこちら
2016/05 2017/05 2018/05 2019/05 2020/05 売上高の
前年同期比- 8.06% 4.87% 4.05% 3.39% 経常利益の
前年同期比- 37.46% -15.40% -34.73% 89.70%
<管理人コメント>
売上は拡大傾向になっています。
経常利益は変動を伴いながらも直近では拡大傾向に持ち直しているように見えます。
コロナウイルスの影響は現時点で「軽微」だそうです。
・連結子会社の詳細
設立 会社名 所在地 2016/04 株式会社シイエヌエス北海道 札幌市
新規発行による手取金の使途
新規発行による手取金の概算額 474,760千円
第三者割り当て増資の手取概算上限 118404 千円
人材採用費 210,000千円
※クラウド基盤事業、ビッグデータ分析事業、内部管理体制強化
教育研修費 90,000千円
※新技術習得、プロジェクトマネジメント力レベルアップ等
研究開発、資格取得費用 90,000千円
※新規ビジネスモデル構築のための研究開発
※アライアンスとの協業で必要とされる新技術習得のための資格取得
社内基幹システム投資 150,000千円
※情報の一元化による業務効率化
残額 53,164千円
※残額は具体化事項なし
シイエヌエス の成長余力
※独自の見解などを含みます。
- 重点顧客との取引拡充
※エンドユーザー各社の展開計画を共有してもらい提案等の取り組み支援 - 新たなアライアンスパートナー強化による新規顧客拡大
※中核ビジネスであるデジタル技術のソリューション化、販売活動の支援
※アライアンスパートナー先の新規顧客獲得、ビジネスエリア拡大 - DXソリューションの取り組み・拡充
- DXソリューション活用整備
※ノウハウ標準化、体系化しサービスメニュー整備、方法論のフレームワーク化
※新しいビジネスモデル構築
初値上昇の期待について管理人コメント
<管理人コメント>
業務システムのワンストップサービス提供で安定して業績を拡大させてきたかなと想像しますが、クラウド基盤やビッグデータ分析の他、ServiceNowなどDX推進の方を強化しているのが確認できました。売上の詳細が公開されておらず強みが深堀り出来ませんでしたが、特にServiceNowは好調だそうで、2020/05期は前期比で5倍の売上増とあり今後の成長にも期待したい会社だなと思いました。
ロックアップなしの株主が多くいるのは気になりましたが、上位の多くはロックアップされています。
ベンチャーキャピタルによる売出しはありません。
マザーズ市場としては公開株数は普通よりは少ない方なので初値上昇要因でしょうか?
過去にマザーズ市場で同程度程度の公開株数だったものを確認してみます。
・2020年で同程度の公開株数だったマザーズ銘柄の初値一覧
コード | 銘柄名 | 上場 | 公開株数 | 公募価格 | 初値 | 騰落率 |
---|---|---|---|---|---|---|
4012 | (株)アクシス | 09/30 | 595,700 | 1070 | 5700 | 432.71% |
・2019年で同程度の公開株数だったマザーズ銘柄の初値一覧
コード | 銘柄名 | 上場 | 公開株数 | 公募価格 | 初値 | 騰落率 |
---|---|---|---|---|---|---|
7674 | NATTY SWANKY | 03/28 | 588,800 | 3,270 | 3,930 | 20.18% |
7062 | フレアス | 03/28 | 602,600 | 1,850 | 4,045 | 118.65% |
4446 | Link-U | 07/18 | 589,900 | 2,820 | 5,760 | 104.26% |
・2018年で同程度の公開株数だったマザーズ銘柄の初値一覧
コード | 銘柄名 | 上場 | 公開株数 | 公募価格 | 初値 | 騰落率 |
---|---|---|---|---|---|---|
6572 | RPAホールディングス | 03/27 | 600,000 | 3570 | 14280 | 300.00% |
3491 | GA technologies | 07/25 | 600,000 | 2510 | 5780 | 130.28% |
7038 | フロンティア・マネジメント |
09/28 | 598,000 | 2260 | 5000 | 121.24% |
7671 | AmidAホールディングス | 12/20 | 592,200 | 1,460 | 1,552 | 6.30% |
事業内容により様々で初値の上昇が限定的だったものもありますが、多くは初値が大きく上昇しています。
業績は拡大傾向。業務システム開発に加え、DX関連。公開株数は多くありませんので、初値は大きな上昇に期待したいです。
IPOの申し込みが可能な証券会社はこちら
証券会社名 | |
---|---|
主幹事 | 東海東京証券 |
引受 | 岩井コスモ証券 |
引受 | SBI証券 |
引受 | 松井証券 |
引受 | 水戸証券 |
引受 | 東洋証券 |
引受 | 岡三証券 |
裏 | 岡三オンライン証券 |
個人向け配分の多いネット証券のSBI証券は外れた場合にIPOポイントがもらえますので、ポイント狙いでとりえず申し込みしておくのは良いと思います。
※2021/07/17 追記
目論見書に記載されていない証券会社として岡三オンライン証券で応募できることが確認できました。前受金不要で資金余力がなくても応募できる証券会社ですので資金が少ない方も当選確率アップを狙えるのででお見逃しなく!
このページを見た人のアンケート
このページを見た人の初値予想
結果を見ないで自分で予想するのが大事じゃ。
口コミ評価など
株主の構成とロックアップ期間など
上位株主の所有割合と一定期間、株の売却ができないロックアップ条件の詳細になります。
氏名、又は名称 役職、関係性など 所有割合 ロックアップ 富山 広己 代表取締役会長 24.11% 180日間
保有分売出
(66.67%)N&KT株式会社 ※A 23.92% 180日間 関根 政英 代表取締役社長 7.11% 180日間 以下続きを開く/閉じる シイエヌエス従業員持株会 5.36% 小野間 治彦 取締役 4.48% 180日間 楠見 慶太 従業員 4.47% 180日間 株式会社エヌ・ティ・ティ・データ 3.99% 180日間 生活協同組合コープさっぽろ 3.99% 180日間 戸田 忠志 従業員 2.39% 180日間 種田 政行 従業員 2.15% 180日間 檜森 則克 従業員 1.91% 180日間 宮川 秀彦 監査役 1.75% 180日間 小林 桂 従業員 0.96% 木村 誠一 従業員 0.88% 福田 英明 監査役 0.86% 180日間 田岡 典尚 従業員 0.85% 北島 謙次 従業員 0.80% 安田 光利 従業員 0.72% 塚谷 知弘 従業員 0.67% 江原 光彦 従業員 0.64% 小林 直樹 従業員 0.57% 中田 光治 従業員 0.56% 古田 守一 従業員 0.48% 上記合計 93.62% ※上記以下は省略しています。
180日のロックアップ期間:2022/02/15
ロックアップ期間中でも主幹事会社は、裁量で解除できる権限を有しています。
売り出し株式の詳細
売り出し対象となっている株式の株主内訳です。
氏名、又は名称 役職、関係性など 株数 割合 富山 広己 代表取締役 200,000 7.97% 合計 200,000 7.97%
<注意>
IPOに関する情報は、購入申し込み期間直前まで改定される場合があります。必ず最新の目論見書で内容をご自分で確認してから申し込むようにして下さい。ここで紹介した内容に間違いなどがあったとしても責任は持てませんので自己責任においてしっかり確認してください。
=>目論見書の見方はこちらを参考にして下さい
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