ワールド【3612】のIPO抽選申込どうする?

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ワールド【3612】のIPO抽選申込どうする?

 

 

world-ipo

作成:2018/09/11 更新:2018/10/03

ワールド IPOの紹介

(※2018/10/03更新)

コード 3612
会社名

(株)ワールド

市場 未定(東証一部 or 二部)
事業内容

主にアパレル・雑貨など多様なチャネルと
多様な価格帯でブランド展開し製造、販売。

公募売出
価格
2900円
※仮条件の下限
上場日

2018/09/28

初値
09/28
2755円
-5.00%

 

 

point<管理人コメント>

1993/11に大証二部上場。1998/12東証二部上場。1999/09東証、大証一部に指定。
2005/11にMBOによる株式の公開買付で上場廃止。
MBOの目的であったアパレルバリューチェーン上のプラットフォーム構築にいったん目処が付き、 外部株主の高い要求が求められる資本市場に身を置く上場企業となるため再上場となっています。

 

 

需要申告(ブックビルディング)スケジュール

 

ワールド の株式割り当て抽選への参加は誰でも可能ですが、まず以下の期間に指定の証券会社で需要申告する必要があります。=>IPOの応募の流れやルールなどはこちらを参考

 

2018/09/10(月)~09/14(金)まで

=>最新IPOスケジュールをカレンダーで確認

 

IPOの申し込み期間は約4日間と短くなっていますので申し込み忘れにご注意下さい。

※申し込み可能な証券会社は、ページ最下部で紹介しています。

 

ipo-kabucom-banar

 

 

IPO抽選対象の株数

 

18,492,000株

 

(内訳)

公募(自己株式の処分): 14,850,000
※国内 10,227,000株、 海外 4,623,000株をめど。9/18に最終決定
引受人の買い取り引受による売り出し: 1,833,000
オーバーアロットメントによる売り出し: 1,809,000

 

過去数年のデータをもとにした市場別の株数のおおよそ規模感

※市場区分が未定なため、東証一部と二部の両方で掲載しておきます。
world-ipo-toushou1bu
world-ipo-toushou2bu
world-ipo-kabusuu

 

 

想定発行価格と仮条件の価格

 

想定発行価格 3630円
仮条件の価格(09/10) 2900~3200 円

 

 

ワールドの強み

 

※独自の見解などを含みます。

  1. 幅広い世代・テイストで多様なチャネル・価格帯でブランド展開
  2. 外部のベンダーに依存しない先進的な自前のITシステム
  3. ファッションビジネスの事業改善に貢献するフルラインナップのプラットフォーム
    ※ファッションビジネスをワンストップサービスでオープンに提供。
  4. 差別化された付加価値の高い商品開発への取り組み
    ※原産地やものづくりの現場へ赴く
  5. 国や地域、嗜好性や気候、販売チャネルに応じた海外でのブランド展開
  6. グループ全体の事業ポートフォリオ最適化を目指した投資事業
    ※子会社への経営支援、M&A、新規事業の開発

 

point<管理人コメント>

 

 

以下は、2018/03期の売上高に対する事業別の内訳です。
world-uriageuchiwake

 

以下は、グループの主なブランドとして紹介されていたものです。

※2018/03期時点では合計56ブランドあります。

world-brand

個人的にアパレルブランドは全く知りませんが、「TAKEO KIKUCHI」は昔、スーツを買ったことがあるので知っています。(^_^)

 

 

直近の決算状況と業績の推移

world-gyouseki

 

2017/03期から連結決算。※国際基準。

  2017/03 2018/03 2018/06
(第1四半期)
売上収益
(百万円)
249983 245829 60978
営業利益
(百万円)
12066 13225 6648
当期純利益
(百万円)
8150 6743 3976
1株当たり
配当額(円)
- - -
1株当たり
当期純利益(円)
90 75 218

※単位(百万円)、(円)の小数点以下端数は全て四捨五入で表示しています。

 

↓ 前年同期比へ置き換えたものがこちら

  2017/03 2018/03 2018/06
(第1四半期)
売上高の
前年同期比
- -1.66% -75.19%
経常利益の
前年同期比
- 9.61% -49.73%

 

以下、単独決算。※日本基準

world-gyouseki2

  2014/03 2015/03 2016/03 2017/03 2018/06
売上高
(百万円)
281555 268077 244585 221352 24833
経常利益
(百万円)
4470 495 △ 1636 6084 6090
当期純利益
(百万円)
52 △ 1455 △ 5187 2650 7179
1株当たり
配当額(円)
- - - - -
1株当たり
当期純利益(円)
△ 4 △ 18 △ 65 22 72

※単位(百万円)、(円)の小数点以下端数は全て四捨五入で表示しています。
※1959/01設立。2017/04/01に事業持株会社へ移行。

 

↓ 前年同期比へ置き換えたものがこちら

  2014/03 2015/03 2016/03 2017/03 2018/06
売上高の
前年同期比
- -4.79% -8.76% -9.50% -88.78%
経常利益の
前年同期比
- -88.93% -430.51% 471.88% 0.10%

 

point<管理人コメント>

単体で見ると明らかに売上は鈍化しているのがわかりますが、 連結では横ばい傾向となっています。

 

2015/04から「利益を伴わない売上は追わない」という指針を掲げたとのことで、確かに売上が伸びない一方で利益は伸びてきているのが確認できると思います。

不採算店舗の閉鎖や希望退職による人員削減など、前向きな構造改革による売上鈍化であると捉えることはできると思います。

 

連結子会社
・兵庫県 19社
・東京都 6社
・大阪府 1社
・岡山県 1社
・富山県 1社
・熊本県 1社
・鹿児島県 1社
・福島県 1社
・韓国 1社
・中国 3社
・タイ 1社
その他 4社

 

持分法適用関連会社
・東京都 3社
・兵庫県 1社

 

店舗数
2015/03末 2957店。
2018/03末 2488店。ブランドは56ブランド。

 

 

新規発行と増資による手取金の使途

world-ipo-shito

 

新規発行による手取金の概算額 29,503百万円
海外募集の差引手取概算 13,375百万円
第三者割当増資の手取概算 5,242百万円

 

優先株式の取得費用 10,210百万円
システム投資 10,083百万円
※デジタルソリューション事業強化、ファッションテックなどの投資

建物賃貸人への保証金 3,392百万円
プリンシパルインベストメントとしての投資 10,000百万円
※非アパレルやファッションテックに対する戦略投資

W&Dインベストメントデザインの出資枠 10,000百万円
短期借入金の返済 4,434百万円
残額 0円

 

 

ワールド の成長余力

 

※独自の見解などを含みます。

  1. ブランドの選択と集中による収益構造の改善
  2. 自社ブランドのバリューアップ
    ※商品の選択と集中。Sランク商品の精度高い開発。
  3. 外部資本との提携
  4. 他社ブランドへの投資
  5. プラットフォームの外部企業へのオープン化推進
  6. ワールドオンラインストア等を通じたECでの取扱高を拡大
  7. フランチャイズ事業の拡大
  8. アパレル事業以外の事業拡大
    ※2017/12家具や雑貨などの輸入・販売・卸のアスプルンドを買収
    ※2018/03定額利用のファッションレンタルアプリ「サスティナ」のオムニスへ出資
    ※2018/04ユーズドセレクトショップのティンパンアレイの買収
  9. 他社向けのデジタルソリューションサービスを拡大
  10. 新たなビジネスシーズ育成と次世代型ファッションサービス開発
    ※多様なテクノロジー、ベンチャー企業との連携

 

point<管理人コメント>

 

 

以下は、2018/06時点の売上高に対する各事業の内訳です。
world-uriageuchiwake world-uriageuchiwake2
2019/03期の第1四半期時点なのでこれだけではよく分かりませんが、ブランド事業以外の割合が少し増えているのがわかります。ただし、ブランド事業などでは選択と集中が行われているため、そちらの方が縮小しているのもあってなんとも言えません。

 

 

株主の構成とロックアップ期間など

 

上位株主の所有割合と一定期間、株の売却ができないロックアップ条件の詳細になります。
  

氏名、又は名称 役職、関係性など 所有割合 ロックアップ
UDSコーポレート・メザニン2号投資事業有限責任組合 ※A 29.46%  
寺井 秀藏 代表取締役 9.84% 180日間
保有分売出
(14.75%)
小泉 敬三   8.66% 180日間
保有分売出
(41.90%)
畑崎 重雄   7.43% 180日間
保有分売出
(14.66%)
合同会社ケイ・エム興産 ※B 3.63% 180日間
合同会社エイ・ティ興産 ※B 3.63% 180日間
合同会社ワイ・アール興産 ※B 3.63% 180日間
合同会社イー・エイチ興産 ※B 3.05% 180日間
ワールドグループ従業員持株会   2.90% 180日間
上山 健二 代表取締役 2.34% 180日間
中田 雄一 ※C 2.19% 180日間
谷村 耕一 ※C 1.96% 180日間
浦野 隆司 ※C 1.96% 180日間
福井 淳 ※C 1.95% 180日間
田口 敬二郎 ※D 1.94% 180日間
高月 禎一 ※C 1.29% 180日間
鈴木 信輝 ※C 1.03% 180日間
伊賀 裕恭 ※C 1.02% 180日間
中林 恵一 ※C 1.02% 180日間
飯田 恭一 ※C 0.97% 180日間
坂根 義男 ※D 0.81% 180日間
畑崎 充義 ※C 0.77% 180日間
上記合計   91.48%  

※A 株主総会において議決権を有さない優先株主であります。
※B 役員等により総株主等の議決権の過半数が所有されている会社
※C 自社、関係会社の取締役または監査役
※D 自社、関係会社の従業員

 

180日のロックアップ期間:2019/03/26

※約束する書面を2018/09/18付で差し入れ予定

ロックアップ期間中でも主幹事会社は、裁量で解除できる権限を有しています。

第三者割当等に関して割当を引き受けたものとの間で継続所有等の確約あり。

 

 

売り出し株式の詳細

 
売り出し対象となっている株式の株主内訳です。
 

氏名、又は名称 役職、関係性など 株数 割合
小泉 敬三   1000000 3.63%
寺井 秀藏 代表取締役 400000 1.45%
畑崎 重雄   300000 1.09%
栗山 文宏   80000 0.29%
佐藤 進一   53000 0.19%
合計   1833000 6.65%

 

 

初値上昇の期待について管理人コメント

 

point<管理人コメント>

収益構造の改善は進んでいるものの、売上の柱であるブランド事業が頭打ちとなっている点は気になります。成長に期待できる点としては、これまで培ってきたプラットフォームやノウハウの外部提供、その他は投資や買収などによるものなどが考えられると思います。

 

ベンチャーキャピタルによる売出しは心配ありません。 ただしロックアップについては、筆頭株主であるベンチャーキャピタルがロックアップなしですので、初値の抑制要因として気になります。

 

 

東証一部市場としては公開株数は普通くらいですが、東証二部としては多い方です

 

過去に東証一部同程度以下の公開株数だったものを確認してみます。
※東証二部で似たような公開株数のものはありませんでした。

 

・2017年で東証一部の公開株数だったマザーズ銘柄の初値一覧

コード 銘柄名 上場 公開株数 公募価格 初値 騰落率
3563 スシローグローバルホールディングス 03/30 21,134,700 3600 3430 -4.72%
3564 LIXILビバ 04/12 21,910,000 2050 1947 -5.02%
7198 アルヒ 12/14 19,122,800 1300 1270 -2.31%

 

・2015年で東証一部の公開株数だったマザーズ銘柄の初値一覧

コード 銘柄名 上場 公開株数 公募価格 初値 騰落率
6464 ツバキ・ナカシマ 12/16 20,228,000 1550 1620 4.52%

 

 「スシローグローバルホールディングス」、「アルヒ」、「ツバキ・ナカシマ」は、ベンチャーキャピタルによる売出しです。LIXILビバは親会社による売り出し。

さすがにこれだけの公開株数規模ともなれば、公募割れも十分ありえるのは確認できると思います。

 

 

他社へのプラットフォーム提供やファッションテックなどの分野での成長に期待したいところですが、本業であるブランド事業が頭打ちで収益構造を改善できているとしても成長性という点では見通すことは困難です。

 

ベンチャーキャピタルが売り出していないものの、上場後に売却してくる可能性を考えると初値も抑制されるかもしれません。
さらに補足しておくと、公表された仮条件が想定発行価格をかなり下回っていることから、機関投資家などの人気も低いと思われ、業績やロックアップの条件など気になる点を裏付ける結果となっています。

 

公募割れも想定しておくべき案件かなと思います。
気になる方は、公募売り出し価格が仮条件の上限で決まるかどうか確認してから最終の購入判断をされると手堅いと思います。

 

 

IPOの申し込みが可能な証券会社はこちら

 

  証券会社名
主幹事 野村證券
引受 SMBC日興証券
引受 三菱UFJモルガン・スタンレー証券
引受 みずほ証券
引受 SBI証券
カブドットコム証券

 

SBI証券は外れた場合にIPOポイントがもらえますのでポイントゲット狙いで申し込みしておくのがおすすめです。

 

※2018/09/11追記

目論見書などで紹介されていない、いわゆる裏幹事としてカブドットコム証券がIPOを募集しているのが確認できました。ネット証券で平等抽選でもあるので積極的に参加したい人はお見逃しなく!

 

 

ipo-kabucom-banar

 

 

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point<注意>
IPOに関する情報は、購入申し込み期間直前まで改定される場合があります。必ず最新の目論見書で内容をご自分で確認してから申し込むようにして下さい。ここで紹介した内容に間違いなどがあったとしても責任は持てませんので自己責任においてしっかり確認してください。
=>目論見書の見方はこちらを参考にして下さい






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