ウォンテッドリー【3991】のIPO抽選申込どうする?
更新: 2017/09/15
目次
IPO銘柄の紹介
(※2017/09/15更新)
コード | 3991 |
---|---|
会社名 | ウォンテッドリー(株) |
市場 | マザーズ |
事業内容 | ビジネスSNSのWantedlyを運営。 採用、転職のマッチングサービスを主として、 ビジネス関連アプリの提供など。 |
公募売出 価格 |
1000円 ※仮条件の上限 |
上場日 | 2017/9/14 |
初値 9/15 |
5010円 +401.01% |
需要申告(ブックビルディング)スケジュール
ウォンテッドリーの株式割り当て抽選への参加は誰でも可能ですが、まず以下の期間に指定の証券会社で需要申告する必要があります。=>IPOの応募の流れやルールなどはこちらを参考
2017/8/30(水)~9/05(火)まで
IPOの申し込み期間は約7日間と短くなっていますので申し込み忘れにご注意下さい。
※申し込み可能な証券会社は、ページ最下部で紹介しています。
<管理人コメント>
需要申告の期間が、ニーズウェルとまったく同じ期間になっています。 多くの証券会社では、需要申告の際に買い付け可能な資金余力が必要となっていますので、資金が少ないかたはどの証券会社で、どのIPOに申し込むかを考えた上で申込するようにした方がよいです。
IPO抽選対象の株数
149,500株
(内訳)
公募(自己株式の処分): 50,000株
引受人の買い取り引受による売り出し: 80,000株
オーバーアロットメントによる売り出し: 19,500株
過去数年のデータをもとにした市場別の株数のおおよそ規模感
想定発行価格と仮条件の価格
(※2017/08/30更新)
想定発行価格 880円
仮条件の価格(8/28) 880~1000円
約10万の資金があれば需要申告(ブックビルディング)で申し込みできます。
<管理人コメント>
仮条件の上限は、想定価格より上がりました(+120円=+13.64%)。公開株数が少ない分、当然需要は高くなるので強気の価格修正といったところです。それでも需給の関係だけで公募割れなどのリスクはなさそうです。恐らく仮条件の上限価格で決まる可能性は高いと思いますので、成り行き(ストライクプライス)又は、上限価格で指定しておかないと需要申告時点の抽選から除外される可能性は高いので注意して下さい。
株主の構成とロックアップ期間など
上位株主の所有割合と一定期間、株の売却ができないロックアップ条件の詳細になります。
氏名、又は名称 | 役職、関係性など | 所有割合 | ロックアップ |
---|---|---|---|
仲暁子 | 代表取締役 | 68.98% | 90日間、1.5倍除く |
株式会社 サイバーエージェント |
11.10% | 90日間、1.5倍除く | |
川田尚吾 | 6.38% | 90日間、1.5倍除く | |
木村新司 | 4.13% | 90日間、1.5倍除く | |
川崎禎紀 | 取締役 | 3.26% | 90日間、1.5倍除く |
アーキタイプ 株式会社 |
2.02% | 90日間、1.5倍除く | |
株式会社 日本経済新聞社 |
1.17% | 90日間、1.5倍除く | |
ウォンテッドリー 株式会社 |
1.05% | ||
相川直視 | 従業員 | 0.59% | 90日間、1.5倍除く |
杉山全功 | 0.42% | 90日間、1.5倍除く | |
松本浩介 | 0.42% | 90日間、1.5倍除く | |
久保長礼 | 従業員 | 0.23% | 90日間、1.5倍除く |
藤本遼平 | 従業員 | 0.15% | 90日間、1.5倍除く |
吉田祐輔 | 従業員 | 0.07% | |
大谷昌継 | 従業員 | 0.03% | 90日間、1.5倍除く |
90日のロックアップ期間:2017/12/12まで
初値形成後に発行価格の1.5倍以上で売却がなされる場合があります。
ロックアップ期間中でも主幹事会社は、裁量で解除できる権限を有しています。
第三者割当等に関して割当を引き受けたものとの間で継続所有等の確約あり。
売り出し株式の詳細
売り出し対象となっている株式の株主内訳です。
氏名、又は名称 | 役職、関係性など | 株数 | 割合 |
---|---|---|---|
株式会社 サイバーエージェント |
80000 | 1.68% |
新規発行と増資による手取金の使途
新規発行による手取金の概算額 39,000,000円
(使途の内訳)
本社オフィス増床時の内装費の一部 39,000,000円
※事業、人員拡大に伴うもの
残額 0円
直近の決算状況と業績の推移
※2017/05より連結決算
2012/08 | 2013/08 | 2014/08 | 2015/08 | 2016/08 | 2017/05 (第3四半期) |
|
---|---|---|---|---|---|---|
売上高 (百万円) |
1 | 34 | 169 | 451 | 840 | 910 |
経常利益 (百万円) |
△ 11 | △ 5 | 7 | △ 3 | 121 | 2 |
当期純利益 (百万円) |
△ 12 | 2 | 4 | △ 3 | 78 | △ 6 |
1株当たり 配当額(円) |
- | - | - | - | - | - |
1株当たり 当期純利益(円) |
△ 8645 | 1206 | 2229 | △ 1 | 16 | △ 1 |
※単位(百万円)、(円)の小数点以下端数は全て四捨五入で表示しています。
↓ 前年同期比へ置き換えたものがこちら
2012/08 | 2013/08 | 2014/08 | 2015/08 | 2016/08 | 2017/05 (第3四半期) |
|
---|---|---|---|---|---|---|
売上高の 前年同期比 |
- | 3300.00% | 397.06% | 166.86% | 86.25% | 8.33% |
経常利益の 前年同期比 |
- | 54.55% | 240.00% | -142.86% | 4133.33% | -98.35% |
<管理人コメント>
売上規模はまだとても小さいですが、昨年は売上、利益ともしっかりとした伸びで軌道に乗り始めているのかもしれません。 2017/5期は、連結決算で法人税の計上が8014千円となっており、特別損失はなし。
ウォンテッドリーの強み
※独自の見解などを含みます。
- 給与や福利厚生などの条件面ではなく、企業のビジョンや価値観の共感で新しい出会いを創出している
- 企業で働く社員や家族、友人、取引先などがSNSで拡散する
- SNSのつながりによる紹介は信頼性が高くなりやすい
- 転職したい人が集まる既存の求人媒体では見つからない転職潜在層にアプローチ
- 名刺やチャットなどのビジネスアプリの提供を通じてユーザーを拡大している
- 新規登録ユーザーは広告経由(約32%)以外の経路で登録する人が多くなっておりコストが低い
- 大手人材採用サービス会社の顧客対象外である従業員100名以下の層が全体の約85%を占める
- 募集掲載のツールが月額課金(応募掲載数無制限3.5万円~)の低料金で小規模の事業者でもサービス利用しやすい
<管理人コメント>
ビジネスの共感によるマッチングや、潜在層へのアプローチなどこれまでにない出会いを創出している点は強みだと思います。 SNSの利用は新しい価値を生み出すだけでなく、コストを低くすることができ、小規模事業者でも利用できるようにすることで、大手では実現できなかった小規模事業者のニーズを捉えることができています。大手と競合せずに新しい市場を創出しているのは、ネット活用ならではのメリットだと思います。
・企業ユーザーが利用するWantedly Adminの紹介
ウォンテッドリーの成長余力
※独自の見解などを含みます。
- ユーザー数の伸びは鈍化していないのでさらなるユーザーの獲得余地に期待できる
- 売り切りではなく月額課金のため、継続ユーザー数が伸びていくことで継続的に収益が積み上がっていく。
- 個人ユーザー向けの有料課金(Wantedly プレミアム)は少ないので増加余地がある。
- チャットやTOOL販売支援などのアプリ課金事業の収益拡大
- 海外展開としてアジア中心に欧州への展開も視野に考えているので成長拡大が期待される(※2016年11月にシンガポール子会社設立)
- これまでメディア広告に注力していなかったので宣伝プロモーションによる認知度向上の余地がある。
- AIやビッグデータの活用による新しい価値の創出を考えている
- 教育、金融、交通、不動産、通信、飲食などの事業者と連携した情報発信によるビジネスの拡大を考えている
- 新たな便利アプリの提供によりユーザーの拡大が期待できる?
<管理人コメント>
収益の柱である企業ユーザーの利用者数は増加傾向でまだまだこれからの利用者数拡大に期待できると思います。海外展開では、すでにシンガポールに子会社を設立しており、これからの利用者拡大に対する期待は大きいです。日本は人手不足で海外の優秀な人材を安いコストで採用できるとしたら、メリットはとても大きいと思います。まだまだ認知度は低いと思いますので、上場することによって国内での認知度も上がり、メディア露出などでユーザー数の拡大に期待したいところです。
・Wantedlyシンガポール
・ウォンテッドリーのテレビCM
初値上昇の期待について管理人コメント
<管理人コメント>
人気のあるIT関連銘柄ということで、新しいサービスで成長期待も大きいと思います。
直前のIPO(エスユーエス)から1日後というタイミングで間がないですが、今年のIPO状況を見る限り、他IPOと同日でも、翌日でも、よほど大規模案件でない限り、資金の偏りなどの心配はなさそうに思えます。
ほとんどの株主がロックアップでかなりしっかりしており、ベンチャーキャピタルの存在もなく、売り出しも心配がありません。
今年上場したマザーズ市場のなかでも圧倒的に公開株数が少なく、直近のIPO市況はとても良いので初値の上昇は期待できると思います。
IPOの申し込みが可能な証券会社はこちら
証券会社名 | |
---|---|
主幹事 | 大和証券 |
引受 | いちよし証券 |
引受 | SBI証券 |
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<注意>
IPOに関する情報は、購入申し込み期間直前まで改定される場合があります。必ず最新の目論見書で内容をご自分で確認してから申し込むようにして下さい。ここで紹介した内容に間違いなどがあったとしても責任は持てませんで自己責任においてしっかり確認してください。
=>目論見書の見方はこちらを参考にして下さい
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