サーキュレーション【7379】のIPO抽選申込どうする？
作成：2021/06/23
目次
サーキュレーション IPOの紹介
| コード | 7379 |
|---|---|
| 会社名 |
（株）サーキュレーション |
| 市場 |
マザーズ |
| 事業内容 |
プロ人材を活用した経営課題解決支援サービス。 |
| 上場日 |
2021/07/27 |
| 初値 |
需要申告（ブックビルディング）スケジュール
サーキュレーション の株式割り当て抽選への参加は誰でも可能ですが、まず以下の期間に指定の証券会社で需要申告する必要があります。＝＞IPOの応募の流れやルールなどはこちらを参考
2021/07/07（水）～07/13（火）まで
IPOの申し込み期間は約７日間と短くなっていますので申し込み忘れにご注意下さい。
※申し込み可能な証券会社は、ページ最下部で紹介しています。
IPO抽選対象の株数
2,442,600株
（内訳）
公募： 1,020,000
引受人の買い取り引受による売り出し： 1,104,000
オーバーアロットメントによる売り出し： 318,600
過去数年のデータをもとにした市場別の株数のおおよそ規模感
想定発行価格と仮条件の価格
想定発行価格 1610円
仮条件の価格 ※2021/07/05に決定予定
サーキュレーション の強み
※独自の見解な どを含みます。
- 雇用リスクゼロで初期費用不要
※準委託契約で月額制 - 経営課題に合わせて最適なプロ人材を入れ替え可能
※6ヶ月-12ヶ月程度でミッションごとに入れ替え - プロ人材のノウハウが社内に蓄積される
※チームでプロジェクトを進めるのでノウハウが社内に蓄積され、社内人材の育成につながる - 高い専門性と幅広い人材
※17116名 - 独自の評価システム
※プロ人材の強み定義で企業が安心して活用できる - 要件定義からプロジェクト終了まで一貫してサポート
※プロ人材アサイン、チーム組成、プロジェクト終了までフォロー - 幅広い業界とテーマで実績
＜管理人コメント＞
以下、2020/07期の売上高に対する各サービスの内訳です。
主に２つの事業で売上の多くを占めているようです。
プロ人材のプロシェアリングコンサルティングサービスと、エンジニア、デザイナーなどのFLEXYサービスでそれぞれ存在感のある割合となっています。
実際には４つのサービスがあるようです。
以下、保有している人材リソースの構成です。
直近の決算状況と業績の推移
クリック＞＞業績データを開く／閉じる
2016/07 2017/07 2018/07 2019/07 2020/07 2021/04
（第3四半期）売上高
（百万円）782 1356 2021 3003 3996 3951 経常利益
（百万円）29 107 65 27 △ 140 367 当期純利益
（百万円）20 69 43 17 △ 109 257 １株当たり
配当額（円）- - - - - - １株当たり
当期純利益（円）20345 69309 43022 2 △ 15 15 ※単位（百万円）、（円）の小数点以下端数は全て四捨五入で表示しています。
↓ 前年同期比へ置き換えたものがこちら
2016/07 2017/07 2018/07 2019/07 2020/07 2021/04
（第3四半期）売上高の
前年同期比- 73.40% 49.04% 48.59% 33.07% -1.13% 経常利益の
前年同期比- 268.97% -39.25% -58.46% -618.52% 362.14%
＜管理人コメント＞
売上は拡大傾向になっています。
経常利益は直近で大きく赤字から大きく黒字に転換しています。
2020/07期はTVCM等の広告で先行投資した影響で大きく赤字となったようで、 その後大きく黒字となったのはその成果ということかもしれません。
※以下参考 広告宣伝費
2019/07期 約92百万円
2020/07期 約194百万円
2021/04時点 不明
コロナウイルスによる影響ですが、 プロジェクト一時休止が多く発生したものの、緊急事態宣言１回目以降、リモート遠隔支援が定着しており、事業への影響は軽微とのこと
新規発行による手取金の使途
新規発行による手取金の概算額 1,496,324千円
採用費、人件費 700,000千円
マーケティング費 250,000千円
ソフトウェア開発費 150,000千円
残額 396,324千円
※残額は借入金の返済
サーキュレーション の成長余力
※独自の見解などを含みます。
- 人材採用による事業拡大
※プロシェアリング本部のコンサルタント採用、コーポレート部門のスタッフ - プロ人材の拡充
※過去データを元に活躍している層を分析しターゲット
※登録プロ人材からの口コミやネットワーク効果も期待
※採用メディア、人材紹介会社等の多様な採用チャネル活用 - ウェビナーを軸とした法人企業への効率的なマーケティング
- 金融機関アライアンス経由の顧客開拓強化
- データ蓄積によるプラットフォーム強化
※プロ人材の職能と課題データを蓄積
※プロ人材、企業から求められるプラットフォーム活用で取引増大
※現在8005件分の経営テーマ蓄積。プロジェクト成功率が高まる - 新規サービスの展開
※現在開発中「PROBASE」
＜管理人コメント＞
以下、2021/04時点の売上高に対する各サービスの内訳です。
以下、プラットフォームイメージ
株主の構成とロックアップ期間など
上位株主の所有割合と一定期間、株の売却ができないロックアップ条件の詳細になります。
氏名、又は名称 役職、関係性など 所有割合 ロックアップ 久保田 雅俊 代表取締役社長 58.93% 180日間
保有分売出
(23.90%)株式会社ニューアイデンティティクリエイション 31.95% 180日間 山口 征人 取締役 1.84% 180日間
保有分売出
(4.95%)以下続きを開く／閉じる 福田 悠 取締役 1.80% 180日間
保有分売出
(5.08%)村上 亮太 0.73% 保有分売出
(17.86%)鈴木 亮裕 従業員 0.50% ※Y 柳田 直人 従業員 0.41% ※Y 上記合計 0.9616 ※上記以下は省略しています。
180日のロックアップ期間：2022/01/22
ロックアップ期間中でも主幹事会社は、裁量で解除できる権限を有しています。
第三者割当等に関して割当を引き受けたものとの間で継続所有等の確約あり。
※Y 全て新株予約権
売り出し株式の詳細
売り出し対象となっている株式の株主内訳です。
氏名、又は名称 役職、関係性など 株数 割合 久保田 雅俊 代表取締役社長 1,080,000 14.09% 村上 亮太 10,000 0.13% 山口 征人 取締役 7,000 0.09% 以下続きを開く／閉じる 福田 悠 取締役 7,000 0.09% 合計 1,104,000 14.40%
初値上昇の期待について管理人コメント
＜管理人コメント＞
人材不足のなか働き方改革による人材の有効利用する方法として一定期間で人材をシェアするというサービスは、必要なときに必要な人材をコストを抑えて活用できる素晴らしいサービスだと思います。準委託契約ということで外部の人材を集めていますが、社内に事例が蓄積され、単なる人材紹介ではなく、プロジェクトを成功させるためのプラットフォーマーという厚みのある人材活用ビジネスになっているなと感じましたので、今後、さらなる案件獲得とともに強みが発揮されていくと思いますので、今後の成長に期待したい会社です。
ロックアップはしっかりしており問題なし。
ベンチャーキャピタルによる売出しはありません。
マザーズ市場としては公開株数は多い方なので初値抑制要因？
過去にマザーズ市場で同程度程度の公開株数だったものを確認してみます。
・2020年で同程度の公開株数だったマザーズ銘柄の初値一覧
| コード | 銘柄名 | 上場 | 公開株数 | 公募価格 | 初値 | 騰落率 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 4490 | （株）ビザスク | 03/10 | 2,554,000 | 1500 | 1310 | -12.67% |
| 5071 | （株）ヴィス | 03/25 | 2,242,500 | 820 | 754 | -8.05% |
| 4497 | （株）ロコガイド | 06/24 | 2,590,700 | 2000 | 4605 | 130.25% |
| 4933 | （株）Ｉ－ｎｅ | 09/25 | 2,463,300 | 2890 | 3250 | 12.46% |
・2018年で同程度の公開株数だったマザーズ銘柄の初値一覧
| コード | 銘柄名 | 上場 | 公開株数 | 公募価格 | 初値 | 騰落率 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 6568 | 神戸天然物化学 | 03/15 | 2,608,200 | 2340 | 3665 | 56.62% |
・2017年で同程度の公開株数だったマザーズ銘柄の初値一覧
| コード | 銘柄名 | 上場 | 公開株数 | 公募価格 | 初値 | 騰落率 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 6553 | ソウルドアウト | 07/12 | 2,672,600 | 1200 | 2113 | 76.08% |
| 3993 | ＰＫＳＨＡ Ｔｅｃｈｎｏｌｏｇｙ |
09/22 | 2,385,100 | 2400 | 5480 | 128.33% |
公募割れしているものがありますが、2020/03はコロナウイルスにより相場全体が大きく急落していたタイミングなので例外として認識しておくと良いと思います。
事業により様々ですが、大きく上昇しているものがあります。
ただし、ロコガイドは再上場承認で想定発行を大きく下げた設定になっていたことと、ＰＫＳＨＡＴｅｃｈｎｏｌｏｇｙは、大きく値上がりしやすいAI関連だったことなどは考慮して考えておくと良いと思います。
業績は拡大傾向。働き方改革で人材活用、プロ人材は需要も高くプラットフォーマーの意義も理解できました。ただし公開株数は多い方なのであまり初値の大きな期待は禁物かなとは思いますが、それなりの上昇に期待したいです。
公開株数が多いほうだと思いますので、仮条件の価格や最終的な公募売出し価格はしっかり確認しておきたいです。
IPOの申し込みが可能な証券会社はこちら
| 証券会社名 | |
|---|---|
| 主幹事 | みずほ証券 |
| 引受 | 大和証券 |
| 引受 | 野村證券 |
| 引受 | 三菱UFJモルガン・スタンレー証券 |
| 引受 | SBI証券 |
| 引受 | 岡三証券 |
| 引受 | いちよし証券 |
| 引受 | 東海東京証券 |
| 引受 | 岩井コスモ証券 |
| 引受 | 楽天証券 |
個人向け配分の多いネット証券のSBI証券は外れた場合にIPOポイントがもらえますので、ポイント狙いでとりえず申し込みしておくのは良いと思います。
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結果を見ないで自分で予想するのが大事じゃ。
口コミ評価など
＜注意＞
IPOに関する情報は、購入申し込み期間直前まで改定される場合があります。必ず最新の目論見書で内容をご自分で確認してから申し込むようにして下さい。ここで紹介した内容に間違いなどがあったとしても責任は持てませんので自己責任においてしっかり確認してください。
＝＞目論見書の見方はこちらを参考にして下さい
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