ダイコー通産【7673】のIPO抽選申込どうする?
作成:2019/02/07 更新:2019/03/13
目次
ダイコー通産 IPOの紹介
(※2019/03/13更新)
コード | 7673 |
---|---|
会社名 |
ダイコー通産(株) |
市場 | 東証2部 |
事業内容 |
CATV、情報通信ネットワークで |
公募売出 価格 |
1540円 ※仮条件の上限 |
上場日 |
2019/03/12 |
初値 03/12 |
1732円 +12.47% |
需要申告(ブックビルディング)スケジュール
ダイコー通産 の株式割り当て抽選への参加は誰でも可能ですが、まず以下の期間に指定の証券会社で需要申告する必要があります。=>IPOの応募の流れやルールなどはこちらを参考
2019/02/22(金)~02/28(木)まで
IPOの申し込み期間は約7日間と短くなっていますので申し込み忘れにご注意下さい。
※申し込み可能な証券会社は、ページ最下部で紹介しています。
IPO抽選対象の株数
623,700株
(内訳)
公募: 160,000
引受人の買い取り引受による売り出し: 382,400
オーバーアロットメントによる売り出し: 81,300
過去数年のデータをもとにした市場別の株数のおおよそ規模感
想定発行価格と仮条件の価格
(※2019/03/13更新)
想定発行価格 1510円
仮条件の価格(02/20) 1510~1540円
ダイコー通産の強み
※独自の見解などを含みます。
- 独立系で特定の取引先に依存しない
※仕入れ先約400社、販売先約2600社 - 販売先のニーズに合致する商品をタイムリーに提供
※取扱商品約43000点、自社倉庫で大量発注に対応 - 汎用性の高い商品を自社企画商品で安く提供し利益率も向上
※メーカーに製造委託し顧客に販売 - 自社物流網による配送コスト抑制
※物流センター:愛媛県松山市3箇所、東京営業所内に1箇所
※営業拠点に10箇所の倉庫
<管理人コメント>
2018/05期の売上高に対する各商品区分別の内訳です。
材料からどんな分野への売上が多いか想像できると思いますが、それぞれで存在感のあるものとなっており、CATV以外の分野でも色々な事業展開をしているのだろうなと感じました。
直近の業績では、「防災行政無線」や「メガソーラー」などの案件が売上拡大に貢献しているようです。
◆ダイコー通産のオリジナル製品
直近の決算状況と業績の推移
2014/05 | 2015/05 | 2016/05 | 2017/05 | 2018/05 | 2018/11 (第2四半期) |
|
---|---|---|---|---|---|---|
売上高 (百万円) |
13552 | 13413 | 13651 | 13514 | 15281 | 7561 |
経常利益 (百万円) |
687 | 667 | 559 | 634 | 658 | 357 |
当期純利益 (百万円) |
396 | 386 | 376 | 384 | 403 | 231 |
1株当たり 配当額(円) |
100 | 90 | 90 | 90 | 100 | - |
1株当たり 当期純利益(円) |
326 | 318 | 310 | 159 | 166 | 95 |
※単位(百万円)、(円)の小数点以下端数は全て四捨五入で表示しています。
※1975/06設立。
↓ 前年同期比へ置き換えたものがこちら
2014/05 | 2015/05 | 2016/05 | 2017/05 | 2018/05 | 2018/11 (第2四半期) |
|
---|---|---|---|---|---|---|
売上高の 前年同期比 |
- | -1.03% | 1.77% | -1.00% | 13.08% | -50.52% |
経常利益の 前年同期比 |
- | -2.91% | -16.19% | 13.42% | 3.79% | -45.74% |
<管理人コメント>
売上は横ばい傾向が続いていましたが直近では伸ばす動きも出ています。
経常利益は、横ばい傾向のままで変化はありません。
2018/05期は、FTTH化、HFC Plus案件などで光ケーブルの販売が好調だったほか、防災行政無線案件の機器販売やメガソーラー等のモニタリング・ストリング監視装置販売が好調だったそうです。
新規発行と増資による手取金の使途
新規発行による手取金の概算額 217,480千円
第三者割当増資の手取概算 113,555千円
土地取得資金の一部 331,035千円
※東日本ブロックの東京営業所、東京物流センター。2020/5期。
残額 0円
ダイコー通産 の成長余力
※独自の見解などを含みます。
- 営業強化で新規販売先顧客の開拓
※地域密着型の営業活動、新たな地域での営業所開設、ターゲットを絞り込んだ営業戦略 - 市場ニーズの変化に対応した取扱商品の拡充
※システムの高度化により顧客ニーズが激しく変化している - 企画提案力を向上しイベント需要を取り込む
※東京オリンピック、CATVのFTTH化、4K/8K放送開始、防災無線関連、第5世代移動通信システム等 - 自社企画製品の拡充
- 新たな領域における商品の仕入れに取り組む
※建設、土木、医療等 - 情報通信分野で先行するベンチャー企業との連携
※2018/05期 多段型無線LANアクセスポイントのテスト実施
<管理人コメント>
以下、2018/11時点の売上高に対する各商品区分の内訳です。
第2四半期時点の状況なので詳しくはわかりませんが、売上金額を昨期と比較して進捗率を確認してみると、ケーブル、材料が伸びている一方で機器の進捗がちょっと悪くなっている?点がちょっと気になりました。
会社の公表では、防災行政無線が好調な一方で、メガソーラー等のモニタリング・ストリング監視装置案件需要が第3四半期以降に偏ったためと説明がありました。
偏りなら気にしなくてよいのかもしれません。
株主の構成とロックアップ期間など
上位株主の所有割合と一定期間、株の売却ができないロックアップ条件の詳細になります。
氏名、又は名称 | 役職、関係性など | 所有割合 | ロックアップ |
---|---|---|---|
株式会社ディー・ケー・ コーポレーション |
※A | 33.41% | 90日間 |
ダイコー従業員持株会 | 10.07% | 180日間 | |
河田 晃 | 代表取締役社長 | 9.30% | 90日間 |
河田 充 | 取締役、※B | 6.18% | 90日間 |
西村 晃 | 専務取締役 | 5.28% | 90日間 保有分売出 (6.32%) |
東京センチュリー株式会社 | 4.12% | 90日間、1.5倍除く | |
河田 正春 | 専務取締役 | 3.59% | 90日間 保有分売出 (8.15%) |
河田 すみ子 | ※A、従業員 | 2.80% | 90日間 |
栗栖 正治 | 1.61% | 保有分売出 (99.87%) |
|
小谷 幸恵 | ※A | 1.32% | 90日間 保有分売出 (31.33%) |
岡野 拓哉 | 取締役 | 1.28% | 90日間 保有分売出 (3.23%) |
竹則 辰秋 | 1.18% | 90日間、1.5倍除く 保有分売出 (29.75%) |
|
麓 譲 | 1.04% | 90日間、1.5倍除く 保有分売出 (88.11%) |
|
上田 剛士 | 0.88% | 保有分売出 (99.81%) |
|
東神電気株式会社 | 0.82% | 90日間、1.5倍除く | |
株式会社フジデン | 0.82% | 全て売出し | |
みずほキャピタル株式会社 | 0.82% | ||
株式会社高知銀行 | 0.82% | 90日間、1.5倍除く | |
藤原 シミ子 | 0.76% | 保有分売出 (99.73%) |
|
中野 白 | 0.76% | 全て売出し | |
宮原 吏 | 0.76% | 全て売出し | |
本多 昭文 | 0.74% | 90日間、1.5倍除く 保有分売出 (43.94%) |
|
井上 健太郎 | 0.71% | 保有分売出 (99.65%) |
|
井澤 尚子 | 0.63% | 保有分売出 (99.60%) |
|
生田 剛 | 0.63% | 保有分売出 (66.62%) |
|
上記合計 | 90.33% |
90日のロックアップ期間:2019/06/09
初値形成後に発行価格の1.5倍以上で売却がなされる場合があります。
180日のロックアップ期間:2019/09/07
ロックアップ期間中でも主幹事会社は、裁量で解除できる権限を有しています。
売り出し株式の詳細
売り出し対象となっている株式の株主内訳です。
氏名、又は名称 | 役職、関係性など | 株数 | 割合 |
---|---|---|---|
栗栖 正治 | 39,100 | 1.61% | |
麓 譲 | 22,300 | 0.92% | |
上田 剛士 | 21,400 | 0.88% | |
※以下、33名省略しています。 | |||
合計 | 382,400 | 15.77% |
初値上昇の期待について管理人コメント
<管理人コメント>
社歴が長く近年、業績が横ばいだったことが気になりますが、通信ネットワークは無くてはならない存在であり、東京オリンピックや5Gなどの需要などを考えればこれからに期待できるところもあるだろうなと思います。新たな領域への進出やベンチャー企業との連携など新規ビジネスへの意欲も示していますので、今後はそのあたりに注目したいところです。
一部を除き基本的にはロックアップはしっかりしており、
ベンチャーキャピタルによる売り出しは心配ありません。
東証二部市場としては公開株数は少ない方なので初値上昇要因になるかも?
過去に東証ニ部で同程度以下の公開株数だったものを確認してみます。
・2018年で同程度の公開株数だった東証ニ部銘柄の初値一覧
コード | 銘柄名 | 上場 | 公開株数 | 公募価格 | 初値 | 騰落率 |
---|---|---|---|---|---|---|
6570 | 共和コーポレーション | 03/19 | 747,500 | 1590 | 2511 | 57.92% |
・2017年で同程度の公開株数だった東証ニ部銘柄の初値一覧
コード | 銘柄名 | 上場 | 公開株数 | 公募価格 | 初値 | 騰落率 |
---|---|---|---|---|---|---|
3480 | ジェイ・エス・ビー | 07/20 | 518,300 | 3200 | 4280 | 33.75% |
・2016年で同程度の公開株数だった東証ニ部銘柄の初値一覧
コード | 銘柄名 | 上場 | 公開株数 | 公募価格 | 初値 | 騰落率 |
---|---|---|---|---|---|---|
6237 | イワキ(銘柄名:イワキポンプ) | 03/18 | 690,000 | 2000 | 2050 | 2.50% |
事例が少ないのでなんとも言えませんが、東証二部としては公募割れリスクも低く?、そこそこ上昇する場合もあることが確認できるかなと思います。
ちょっと業績の推移が直近の売上伸びだけでは見通しずらいことや、事業内容的に人気化するようなものに感じませんが、公開株数が少ないことを考えると初値もそれなりの上昇に期待したいところではあります。
注意点としては昨年からの相場地合いがあまり良くない点で、大きな初値上昇が見込める銘柄でない限り慎重に見極めが必要なところだと思います。
仮条件の価格や最終的な公募売出し価格などはしっかり確認しておきたいと思います。
IPOの申し込みが可能な証券会社はこちら
(※2019/02/24更新)
証券会社名 | |
---|---|
主幹事 | 野村證券 |
引受 | SMBC日興証券 |
引受 | みずほ証券 |
引受 | 大和証券 |
引受 | 岡三証券 |
引受 | SBI証券 |
裏 | ライブスター証券 |
個人向け配分の多いネット証券のSBI証券は外れた場合にIPOポイントがもらえますので、ポイント狙いでとりえず申し込みしておくのは良いと思います。
※2019/02/24 追記
前受金不要で資金余力がなくても抽選に参加できちゃうライブスター証券で応募できることが確認できましたので見逃さないように!
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<注意>
IPOに関する情報は、購入申し込み期間直前まで改定される場合があります。必ず最新の目論見書で内容をご自分で確認してから申し込むようにして下さい。ここで紹介した内容に間違いなどがあったとしても責任は持てませんので自己責任においてしっかり確認してください。
=>目論見書の見方はこちらを参考にして下さい
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