グローバル・リンク・マネジメント【3486】のIPO抽選申込どうする?
更新: 2017/12/13
目次
グローバル・リンク・マネジメントIPOの紹介
(※2017/12/13更新)
コード | 3486 |
---|---|
会社名 |
(株)グローバル・リンク・マネジメント |
市場 | マザーズ |
事業内容 |
東京23区内を中心に資産運用を主とする |
公募売出 価格 |
2620円 ※仮条件の上限 |
上場日 |
2017/12/13 |
初値 12/13 |
6130円 +133.97% |
需要申告(ブックビルディング)スケジュール
グローバル・リンク・マネジメントの株式割り当て抽選への参加は誰でも可能ですが、まず以下の期間に指定の証券会社で需要申告する必要があります。=>IPOの応募の流れやルールなどはこちらを参考
2017/11/28(火)~12/04(月)まで
IPOの申し込み期間は約7日間とかなり短くなっていますので申し込み忘れにご注意下さい。
※申し込み可能な証券会社は、ページ最下部で紹介しています。
IPO抽選対象の株数
423,200株
(内訳)
公募: 184,000株
引受人の買い取り引受による売り出し: 184,000株
オーバーアロットメントによる売り出し: 55,200株
過去数年のデータをもとにした市場別の株数のおおよそ規模感
想定発行価格と仮条件の価格
(※2017/12/13更新)
想定発行価格 2320円
仮条件の価格(11/27) 2320~2620円
株主の構成とロックアップ期間など
上位株主の所有割合と一定期間、株の売却ができないロックアップ条件の詳細になります。
氏名、又は名称 | 役職、関係性など | 所有割合 | ロックアップ |
---|---|---|---|
金 大仲 | 代表取締役社長 | 46% | 180日間 保有分売出 (23.00%) |
株式会社G2A | ※1 | 36.80% | 180日間 |
富永 康将 | 専務取締役 | 4.60% | 180日間 |
株式会社ベクトル | 1.84% | 180日間 | |
株式会社FPG | 1.47% | 180日間 | |
鈴木 東洋 | 取締役 | 1.47% | 180日間 |
富田 直樹 | 取締役 | 1.47% | 180日間 |
中山 満則 | 取締役 | 1.47% | 180日間 |
株式会社 インベスターズクラウド |
1.10% | 180日間 | |
金ヶ崎 敬介 | 従業員 | 0.46% |
※1 役員等により総株主の議決権の過半数が所有されている会社
180日のロックアップ期間:2018/06/10まで
ロックアップ期間中でも主幹事会社は、裁量で解除できる権限を有しています。
第三者割当等に関して割当を引き受けたものとの間で継続所有等の確約あり。
<管理人コメント>
上位株主の13番目に「菅下 清廣」氏の名前がありましたが、 これはあの投資関連書籍をたくさん出されているスガシタパートナーズの?
ちなみに株の保有割合は、0.18%で180日間のロックアップに合意されています。
売り出し株式の詳細
売り出し対象となっている株式の株主内訳です。
氏名、又は名称 | 役職、関係性など | 株数 | 割合 |
---|---|---|---|
金 大仲 | 代表取締役社長 | 184000 | 10.58% |
新規発行と増資による手取金の使途
新規発行による手取金の概算額 382,329千円
第三者割り当て増資の手取概算上限 116,218千円
(使途の内訳)
販売用不動産の仕入れ資金の一部 498,547千円
残額 0千円
直近の決算状況と業績の推移
以下、2015/12期から連結決算。
2015/12 | 2016/12 | 2017/09 (第3四半期) |
|
---|---|---|---|
売上高 (百万円) |
8682 | 11605 | 16070 |
経常利益 (百万円) |
296 | 529 | 1459 |
当期純利益 (百万円) |
166 | 329 | 902 |
1株当たり 配当額(円) |
- | - | - |
1株当たり 当期純利益(円) |
104 | 205 | 564 |
※単位(百万円)、(円)の小数点以下端数は全て四捨五入で表示しています。
↓ 前年同期比へ置き換えたものがこちら
2015/12 | 2016/12 | 2017/09 (第3四半期) |
|
---|---|---|---|
売上高の 前年同期比 |
- | 33.67% | 38.47% |
経常利益の 前年同期比 |
- | 78.72% | 175.80% |
以下、単独決算のみ。
2012/12 | 2013/12 | 2014/12 | 2015/12 | 2016/12 | |
---|---|---|---|---|---|
売上高 (百万円) |
4467 | 8247 | 7397 | 7131 | 9754 |
経常利益 (百万円) |
161 | 240 | 327 | 251 | 489 |
当期純利益 (百万円) |
83 | 130 | 191 | 147 | 301 |
1株当たり 配当額(円) |
- | - | - | - | - |
1株当たり 当期純利益(円) |
82916 | 130328 | 191178 | 92 | 188 |
※単位(百万円)、(円)の小数点以下端数は全て四捨五入で表示しています。
※2005/03設立
↓ 前年同期比へ置き換えたものがこちら
2012/12 | 2013/12 | 2014/12 | 2015/12 | 2016/12 | |
---|---|---|---|---|---|
売上高の 前年同期比 |
- | 84.62% | -10.31% | -3.60% | 36.78% |
経常利益の 前年同期比 |
- | 49.07% | 36.25% | -23.24% | 94.82% |
<管理人コメント>
売上の変動があるようですがここ数年は大きく伸ばしているのが分かります。
さらに現在、第3四半期時点で昨年を大きく上回る売上高と利益になっています。
主に積極的な販売活動に注力したことで販売戸数が増えたようです。
販売戸数 | |
2016/12 | 335 |
2017/09 | 472 |
・連結子会社の詳細
設立 | 会社名 | 事業内容 |
2010/03 | ㈱グローバル・リンク・パートナーズ | サブリース業務、管理代行業務 |
グローバル・リンク・マネジメントの強み
※独自の見解などを含みます。
- 収益性の高いエリアとして東京23区に限定した効率的な経営
- 需要があるアルテシモ仕様の基準
※駅から近い、都市から近い、高い地価を満たす3チカ、高いセキュリティ
※単身者や少人数世帯に需要があるコンパクトタイプの賃貸マンション
※2016/12以降は外出先からスマホで家電コントロール可能
※販売の8割がリピーター - 土地仕入、企画、設計、賃貸管理、建物管理をワンストップでサービス提供
※土地仕入から開発するものと、既存物件のアルテシモ仕様変更もあり。
※設計や建設は企画した上で外注 - 多様な販売先
※不動産販売会社、J-REITなどファンド、個人投資家 - 税理士や弁護士等と提携して相続税に起因する土地の企画開発
※2015/5より - 医師向け不動産投資サービス
※2013/5より 「ドクターズコンシェルジュ」開始 - 不動産投資情報サイトの運営による販売
※2013/3より 「0からはじめる不動産投資」開設 - 販売だけでなくサブリース業務も行っている
<管理人コメント>
売上の多くは、不動産販売によるものですが、子会社の方では自社販売の物件を借り上げて転貸するサブリース業務もおこなっています。
不動産ソリューション事業: アルテシモ物件の開発、販売。アルテシモ以外の土地売買。
プロパティマネジメント事業:自社物件のサブリース業務
転貸ビジネスということなので利益率は低いのかもしれませんが、
リスクを抑えられる上に、ストックビジネスとしての側面があります。
そして自社開発した物件をサブリース業務へ繋げられているのは強みかもしれません。
ちなみに公表されている管理物件の状況は以下の通りです。
入居率: 99.11%
管理戸数: 1913戸
※2017/11/6現在
ほぼ空室はなく、不動産の人気度に加えて、サブリース業務の堅調さも伺える?
物件の販売方法としては、色々なチャネルや販売相手を対象としているようですが、 相続税対策や医師向けの開業支援などを入り口として、富裕層や高所得者を対象とした販売戦略をおこなっているのが分かります。
WEBサイトを使った集客をしているようですが、運営しているサイトがどれだけの集客が出来ているのかはよく分かりません。
しかし、過去にはモーニングスター共催のセミナーや、日経不動産投資フェアなどで個人投資家にアプローチしているようです。
自社では10名限定の無料セミナーを頻繁におこなっているようですが、直近の開催では満員となっているそうです。
その他、直近では業者への販売実績が以下のように公表されています。
2016/12期 株式会社木下不動産 約1280百万円
2017/9時点 ケネディクス不動産投資顧問株式会社 約7500百万円
特に直近の「ケネディクス不動産投資顧問」は大きな売上になっています。
以下、全体の売上高に占める割合をグラフにしてみました。
直近の売上高が急進しているのはこれによるもののようです。
個人投資家が主要顧客と説明しているのとはちょっと状況が違います。
大型案件を受注できるかどうかが売上を大きく左右しそうな売上の中身となっていますので、ある程度、業績への変動があるのだろうなと感じます。
引き続き同様の受注が拡大していけるということなら前向きに捉えることも出来ますが・・・。
グローバル・リンク・マネジメントの成長余力
※独自の見解などを含みます。
- 不動産情報サイトの運営による販売先の拡大
※2017/4より「from REI」開設 - 相続情報サイトの運営による仕入れ先の拡大
※2017/4より「0からはじめる安心相続」解説。 - スマホアプリMansion Techによる仕入れ先・販売先の拡大
※2018/2リリース予定 - 海外投資家へのさらなる販売拡大
<管理人コメント>
ITを活用した集客を強化していくようなので、安定した業績拡大のためにも個人の投資家をもっと増やしていこうとしているのだろうなとは思います。
ただしWEBサイトやスマホアプリの効果は不透明なので期待のし過ぎは注意かもしれません。
「Mansion Tech」は2018年2月公開予定となっており詳細は不明ですが、 土地仲介業者、開発事業者、税理士・弁護士等の提携先、「アルテシモオーナー」、個人投資家を対象にチャット等のやりとりをするためのものとのことです。
既存オーナーへのサポートの他、リピート販売や成約を高めるためのツールでしょうか?
初値上昇の期待について管理人コメント
<管理人コメント>
大型案件に頼った売上伸びの中身を考えると安定成長し続けていけるのかは不安なところや、IT活用に関しても効果が不透明なところがありますが、アルテシモ基準の物件自体は信頼され、売れていることも確かなので、営業力次第で大きく成長できるのかなとは感じます。
ちなみに相続税対策での不動産投資やマイナス金利などは追い風になっていると思いますので、まだしばらくは期待できる部分は大きい?
ロックアップはガッチリしており、ベンチャーキャピタルによる売り出しも心配がありません。
マザーズ市場で公開株数はかなり少ない方で、今年のIPO市況はとても良いです。
ただしIPOが集中している点は要注意です。 上場日前日には、規模が大きいカチタス。そして上場当日には、「SGホールディングス」、「ヴィスコ・テクノロジーズ」、「マツオカコーポレーション」と4社での同日上場となります。特に、超大規模なSGホールディングスは注目度が高いので資金の分散が気になるところです。
ただし業績は良いですし、公開株数が少ない方なのでそれなりの初値上昇に期待しても良いかもしれません。
個人的に株主の中に「菅下 清廣」氏の名前があることは、IPO投資家の期待感も上げたりするかな?と妄想しております。
IPOの申し込みが可能な証券会社はこちら
証券会社名 | |
---|---|
主幹事 | SMBC日興証券 |
引受 | SBI証券 |
引受 | みずほ証券 |
引受 | エース証券 |
引受 | 岩井コスモ証券 |
引受 | 極東証券 |
引受 | マネックス証券 |
引受 | 香川証券 |
ネット証券で平等抽選であるマネックス証券などは忘れずに申込みしておくことをオススメします。
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