クリーマ【4017】のIPO抽選申込どうする?
作成:2020/10/29 更新:2020/12/11
目次
クリーマの紹介
(※2020/12/11更新)
コード | 4017 |
---|---|
会社名 |
(株)クリーマ |
市場 |
マザーズ |
事業内容 |
ハンドメイド商品などを |
上場日 |
2020/11/27 |
公募売出 価格 |
3570円 ※仮条件の上限 |
初値 11/27 |
4850円 +35.85% |
<管理人コメント>
ハンドメイドマーケットプレイスとして「Creema」は日本最大級であり、 国内では「Creema」の他にGMOペパボ㈱が運営する「minnne」が二大サービスとなっているそうです。
需要申告(ブックビルディング)スケジュール
クリーマ の株式割り当て抽選への参加は誰でも可能ですが、まず以下の期間に指定の証券会社で需要申告する必要があります。=>IPOの応募の流れやルールなどはこちらを参考
2020/11/11(水)~11/17(火)まで
IPOの申し込み期間は約7日間と短くなっていますので申し込み忘れにご注意下さい。
※申し込み可能な証券会社は、ページ最下部で紹介しています。
IPO抽選対象の株数
1,839,900株
(内訳)
公募: 113,000
引受人の買い取り引受による売り出し: 1,559,700
オーバーアロットメントによる売り出し: 167,200
過去数年のデータをもとにした市場別の株数のおおよそ規模感
想定発行価格と仮条件の価格
想定発行価格 3250円
仮条件の価格(11/09) 3,250~3,570円
クリーマの強み
※独自の見解などを含みます。
- 日本最大級のハンドメイドマーケットプレイス
※クリエイター19万人、1,000万点のオリジナル作品が出品、取扱高(流通総額)は日本最大規模 - クリエイター1人あたりの売上・作品単価でNo1
- 国内における大手ECアプリでNo1の評価
※2018年、アプリ評価、顧客満足度No1 - リアル店舗での販売機会を提供
※ハンドメイドインジャパンフェスなどのイベント、常設店舗運営(新宿・札幌) - 台湾・香港でも展開
※2016/07中国語版「Creema」リリース
※日本のクリエイターが台湾・香港のユーザーに販売でき、台湾・香港のクリエイターが日本のユーザーに販売できる
※2017年、2019年に台北(台湾)にて大規模イベント実施
<管理人コメント>
以下、ハンドメイド商品を売買するサイトを運営しています。
◆Creema(日本語)
https://www.creema.jp/
◆Creema(中国語版)
https://tw.creema.net/
台湾・香港のユーザーが利用できる中国語サイトです。
以下はGooglePLAYのスマホアプリ評価です。
主な収益としては、販売手数料収入、広告収入があるそうですが、イベントの出店料・入場料などもあります。
詳細な売上の内訳は公表されていなかったので不明です。
Creemaの手数料は以下のようになっています。
出品者が売上に応じた料率を支払う仕組みになっているようです。
フードというのは食品のことですが、料率が違うようですね。
直近の決算状況と業績の推移
※2009/03赤丸ホールディングス㈱設立。2014/06㈱クリーマに商号変更。
クリック>>業績データを開く/閉じる
以下、連結決算。
2018/11 2019/11 2020/08
(第3四半期)売上高
(百万円)1150 1518 1038 経常利益
(百万円)△ 373 46 243 当期純利益
(百万円)△ 373 △ 28 237 1株当たり
配当額(円)- - - 1株当たり
当期純利益(円)△ 101 △ 8 61 ※単位(百万円)、(円)の小数点以下端数は全て四捨五入で表示しています。
↓ 前年同期比へ置き換えたものがこちら
2018/11 2019/11 2020/08
(第3四半期)売上高の
前年同期比- 32.00% -31.62% 経常利益の
前年同期比- 112.33% 428.26%
以下、単体決算。
2016/02 2017/02 2018/02 2019/02 2020/02 売上高
(百万円)442 813 891 1133 1493 経常利益
(百万円)△ 410 △ 453 △ 346 △ 433 71 当期純利益
(百万円)△ 411 △ 462 △ 348 △ 434 25 1株当たり
配当額(円)- - - - - 1株当たり
当期純利益(円)△ 110950 △ 124766 △ 93987 △ 117 7 ※単位(百万円)、(円)の小数点以下端数は全て四捨五入で表示しています。
↓ 前年同期比へ置き換えたものがこちら
2016/02 2017/02 2018/02 2019/02 2020/02 売上高の
前年同期比- 83.94% 9.59% 27.16% 31.77% 経常利益の
前年同期比- -10.49% 23.62% -25.14% 116.40%
<管理人コメント>
売上は拡大傾向になっています。
経常利益は、しばらく赤字で推移していましたが直近で黒字転換し拡大傾向になっています。
公表資料ではコロナウィルスによる業績への影響は限定的と説明されています。
日本橋と熊本の店舗を閉店、関西のイベント開催の断念などがあった一方で、 巣ごもり需要による売上増加要因にもなったそうです。
・連結子会社の詳細
設立 会社名 所在地 2016/05 可利瑪股份有限公司 台湾
新規発行による手取金の使途
新規発行による手取金の概算額 332百万円
第三者割り当て増資の手取概算上限 380百万円
既存サービス拡大 200百万円
※「Creema」の利便性向上、ブランド認知度拡大、ユーザー獲得のための広告宣伝、人材採用・人経費
新サービス関連 400百万円
※新規サービス開発、ローンチ時の広告宣伝
インフラ強化 112百万円
※事業所移転費、セキュリティ・インフラ強化
残高 0円
クリーマの成長余力
※独自の見解などを含みます。
- ブランド認知度拡大による利用者拡大
※広告宣伝など - Webサイト、アプリの利便性向上による売上拡大
※消費者・ユーザー側のユーザービリティ向上、クリエイターの利便性を高める機能追加 - 新しい顧客層の獲得によるマーケット拡張
※非ハンドメイドユーザー層へのアプローチ。ミュージシャン、芸術家等。
※「お酒」などカテゴリーの新設 - 大型イベントの磨き込み
- 地方自治体と連携した各種取組強化
- プラットフォームの価値向上で収益力アップ
※広告収益、クリエイター・会員向け支援サービス収益 - 購入型クラウドファンディングの事業拡大
※2020/06開始 - 新規事業の展開
- M&Aによる事業拡大
※2020/08タレント千秋氏が事業展開する「ハローサーカス」をM&A - ハンドメイドマーケット市場は高成長率で拡大することが見込まれる
※ホビー白書2018年版直近4カ年の年平均成長率は168%
<管理人コメント>
登録作品数など利用者の規模、状況を示す指標は以下の通り。
2020/08時点は第2四半期時点の状況なので、
登録作品数、アプリダウンロード数がすでに前年の伸びに近いものになっており、コロナウィルスによる巣ごもり需要でかなり伸びたのかなと感じることができます。
以下は、最近開始されたばかりのクラウドファンディングのサイト
◆Creem SPRINGS
購入型クラウドファンディング
株主の構成とロックアップ期間など
上位株主の所有割合と一定期間、株の売却ができないロックアップ条件の詳細になります。
氏名、又は名称 役職、関係性など 所有割合 ロックアップ 丸林 耕太郎 代表取締役社長 31.89% 180日間
保有分売出
(10.00%)アニマリズムグループ
株式会社※A 9.10% 180日間
※Yグロービス4号ファンド
投資事業有限責任組合8.57% 90日間、1.5倍除く
保有分売出
(42.99%)以下続きを開く/閉じる グローバル・ブレイン6号
投資事業有限責任組合7.10% 90日間、1.5倍除く
保有分売出
(43.00%)大橋 優輝 取締役 6.92% 180日間
保有分売出
(8.81%)KDDI新規事業育成2号
投資事業有限責任組合6.10% 90日間、1.5倍除く
保有分売出
(42.99%)KDDI新規事業育成
投資事業有限責任組合5.80% 90日間、1.5倍除く
保有分売出
(43.00%)Globis Fund IV, L.P. 5.15% 90日間、1.5倍除く
保有分売出
(42.99%)日本郵政キャピタル
株式会社3.07% 90日間、1.5倍除く
保有分売出
(42.97%)SBI AI& Blockchain
投資事業有限責任組合3.07% 90日間、1.5倍除く
保有分売出
(2.41%)SMBCベンチャー
キャピタル1号
投資事業有限責任組合2.90% 90日間、1.5倍除く
保有分売出
(43.00%)MF-GB投資事業
有限責任組合1.78% 90日間、1.5倍除く
保有分売出
(42.93%)W ventures
投資事業有限責任組合1.54% 90日間、1.5倍除く
保有分売出
(42.92%)SMBCベンチャー
キャピタル3号
投資事業有限責任組合1.26% 90日間、1.5倍除く
保有分売出
(42.99%)丸林 有紀子 ※B 0.72% 180日間 大橋 恵明 ※C 0.72% 180日間 上記合計 95.69%
※上記以下は省略しています。
※A 役員等により総株主の議決権の過半数が所有されている会社
※B 代表取締役の二親等内の血族
※C 取締役の二親等内の血族
180日のロックアップ期間:2021/05/25
90日のロックアップ期間:2021/02/24
初値形成後に発行価格の1.5倍以上で売却がなされる場合があります。
ロックアップ期間中でも主幹事会社は、裁量で解除できる権限を有しています。
第三者割当等に関して割当を引き受けたものとの間で継続所有等の確約あり。
※Y 新株予約権
売り出し株式の詳細
売り出し対象となっている株式の株主内訳です。
氏名、又は名称 役職、関係性など 株数 割合 グロービス4号ファンド
投資事業有限責任組合254,100 3.68% 丸林 耕太郎 代表取締役社長 220,000 3.19% グローバル・ブレイン6号
投資事業有限責任組合210,700 3.05% 以下続きを開く/閉じる KDDI新規事業育成2号
投資事業有限責任組合181,000 2.62% KDDI新規事業育成
投資事業有限責任組合172,000 2.49% Globis Fund IV, L.P. 152,600 2.21% 日本郵政キャピタル
株式会社91,100 1.32% SMBCベンチャー
キャピタル1号
投資事業有限責任組合86,000 1.25% MF-GB投資事業
有限責任組合52,800 0.77% W ventures投資事業
有限責任組合45,500 0.66% 大橋 優輝 取締役 42,000 0.61% SMBCベンチャー
キャピタル3号
投資事業有限責任組合37,400 0.54% SMBCベンチャー
キャピタル2号
投資事業有限責任組合9,400 0.14% SBI AI& Blockchain
投資事業有限責任組合5,100 0.07% 合計 1,559,700 22.61%
初値上昇の期待について管理人コメント
<管理人コメント>
ハンドメイド商品が気軽に販売できるサイトとして近年、ブームになっていたことはTVなどでも紹介していましたのでよく知っています。まだ開始されて間もないですが、クラウドファンディングはハンドメイド商品を販売するマーケティングの1つとして有効活用できるものなので親和性は高く、期待したい事業です。直近では黒字転換し、今後の成長拡大にも期待したい会社です。
ロックアップはしっかりしており問題なし。
ベンチャーキャピタルによる売出しがありますが、一応限定的にはなっております。
マザーズ市場としては公開株数は普通よりちょっと多いです。
過去にマザーズ市場で同程度程度の公開株数だったものを確認してみます。
・2019年で同程度の公開株数だったマザーズ銘柄の初値一覧
コード | 銘柄名 | 上場 | 公開株数 | 公募価格 | 初値 | 騰落率 |
---|---|---|---|---|---|---|
4431 | スマレジ | 02/28 | 1,759,500 | 1,370 | 3,225 | 135.40% |
・2018年で同程度の公開株数だったマザーズ銘柄の初値一覧
コード | 銘柄名 | 上場 | 公開株数 | 公募価格 | 初値 | 騰落率 |
---|---|---|---|---|---|---|
9270 | SOU | 03/22 | 1,698,000 | 3300 | 4100 | 24.24% |
4427 | EduLab | 12/21 | 1,656,100 | 3,200 | 3,270 | 2.19% |
・2017年で同程度の公開株数だったマザーズ銘柄の初値一覧
コード | 銘柄名 | 上場 | 公開株数 | 公募価格 | 初値 | 騰落率 |
---|---|---|---|---|---|---|
3558 | ロコンド | 03/07 | 1,812,000 | 1850 | 2625 | 41.89% |
・2016年で同程度の公開株数だったマザーズ銘柄の初値一覧
コード | 銘柄名 | 上場 | 公開株数 | 公募価格 | 初値 | 騰落率 |
---|---|---|---|---|---|---|
6187 | LITALICO | 03/14 | 1,768,700 | 1000 | 1880 | 88.00% |
9466 | アイドママーケティング コミュニケーション |
03/18 | 1,840,000 | 1440 | 1230 | -14.58% |
6539 | MS-Japan | 12/15 | 1,828,500 | 2080 | 2200 | 5.77% |
事業内容により様々ですが、公開株数はそれなりの規模なので大きく上昇するケースは少ないのかなと思いますが、スマレジのように大きく上昇しているものもあります。
業績は拡大傾向、ハンドメイド市場は拡大しており、クラウドファンディングへの期待もあります。イベントや実店舗の運営がありますが、基本的にはIT関連の事業。想定発行価格が少し高めで公開株数が多いので期待のし過ぎは禁物ですが、それなりの上昇には期待したいです。
公開株数がそれなりに多いので仮条件の価格はしっかり確認しておきたいです。
IPOの申し込みが可能な証券会社はこちら
証券会社名 | |
---|---|
主幹事 | マネックス証券 |
引受 | 大和証券 |
引受 | みずほ証券 |
引受 | SBI証券 |
引受 | エース証券 |
引受 | 岩井コスモ証券 |
引受 | 岡三証券 |
引受 | 丸三証券 |
引受 | 水戸証券 |
裏 | 岡三オンライン証券 |
ネット証券のSBI証券が主幹事なのはチャンスです!
個人向け配分の多いネット証券のSBI証券は外れた場合にIPOポイントがもらえますので、ポイント狙いでとりえず申し込みしておくのは良いと思います。
※2020/10/29 追記
目論見書に記載されていない証券会社として岡三オンライン証券で応募できることが確認できました。前受金不要で資金余力がなくても応募できる証券会社ですので資金が少ない方も当選確率アップを狙えるのででお見逃しなく!
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IPOに関する情報は、購入申し込み期間直前まで改定される場合があります。必ず最新の目論見書で内容をご自分で確認してから申し込むようにして下さい。ここで紹介した内容に間違いなどがあったとしても責任は持てませんので自己責任においてしっかり確認してください。
=>目論見書の見方はこちらを参考にして下さい
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