ＭＩＴホールディングス【4016】のIPO抽選申込どうする？
作成：2020/10/21 更新：2020/12/11
目次
ＭＩＴホールディングスの紹介
（※2020/12/11更新）
| コード | 4016 |
|---|---|
| 会社名 |
ＭＩＴホールディングス（株） |
| 市場 |
ジャスダック（スタンダード） |
| 事業内容 |
主に官公庁や大手企業向けのシステム開発。 |
| 上場日 |
2020/11/25 |
| 公募売出 価格 |
690円 ※仮条件の上限 |
| 初値 11/27 |
3590円 ＋４２０．２９％ |
需要申告（ブックビルディング）スケジュール
ＭＩＴホールディングス の株式割り当て抽選への参加は誰でも可能ですが、まず以下の期間に指定の証券会社で需要申告する必要があります。＝＞IPOの応募の流れやルールなどはこちらを参考
2020/11/06（金）～11/12（木）まで
IPOの申し込み期間は約７日間と短くなっていますので申し込み忘れにご注意下さい。
※申し込み可能な証券会社は、ページ最下部で紹介しています。
IPO抽選対象の株数
550,000株
（内訳）
公募： 250,000
引受人の買い取り引受による売り出し： 300,000
オーバーアロットメントによる売り出し： なし
過去数年のデータをもとにした市場別の株数のおおよそ規模感
想定発行価格と仮条件の価格
想定発行価格 610円
仮条件の価格（11/04） 630～690円
ＭＩＴホールディングスの強み
※独自の見解などを含みます。
- 独立系のシステムインテグレータ
- 公共、通信、金融分野における開発実績とノウハウ
※設立から30年の実績 - システム設計から開発・導入・運用保守までワンストップ提供
- 全国規模でのサービス提供可能
※営業拠点8ヶ所 - 顧客との長期的な取引による安定した受注
＜管理人コメント＞
以下、2019/11期の売上高に対する各事業の内訳です。
売上の9割以上がシステムインテグレーションサービスとなっています。
システムインテグレーションサービスの事例として以下のものが紹介されています。
公共関係と通信関係（携帯キャリア？）の割合が高いですね。
直近の決算状況と業績の推移
※1990/01㈱システムイオ設立。2009/12単独株式移転により持株会社MITホールディングス㈱設立。
クリック＞＞業績データを開く／閉じる
以下、連結決算。
2018/11 2019/11 2020/08
(第3四半期)売上高
（百万円）3827 3845 2837 経常利益
（百万円）112 113 74 当期純利益
（百万円）58 60 46 １株当たり
配当額（円）- - - １株当たり
当期純利益（円）38 39 26 ※単位（百万円）、（円）の小数点以下端数は全て四捨五入で表示しています。
↓ 前年同期比へ置き換えたものがこちら
2018/11 2019/11 2020/08
(第3四半期)売上高の
前年同期比- 0.47% -26.22% 経常利益の
前年同期比- 0.89% -34.51%
以下、単体決算。
2015/11 2016/11 2017/11 2018/11 2019/11 売上高
（百万円）270 290 340 361 416 経常利益
（百万円）12 16 46 36 75 当期純利益
（百万円）△ 19 8 31 25 27 １株当たり
配当額（円）- - - - 1000 １株当たり
当期純利益（円）△ 2479 1076 4005 16 18 ※単位（百万円）、（円）の小数点以下端数は全て四捨五入で表示しています。
↓ 前年同期比へ置き換えたものがこちら
2015/11 2016/11 2017/11 2018/11 2019/11 売上高の
前年同期比- 7.41% 17.24% 6.18% 15.24% 経常利益の
前年同期比- 33.33% 187.50% -21.74% 108.33%
＜管理人コメント＞
連結決算の業績データが少ないので傾向の詳細は不明ですが、 全体として直近では売上、経常利益ともに横ばい傾向でしょうか？
2020/08時点の状況としてコロナウイルスによる影響で、 開発案件の延期、中断、ソリューションサービスの延期が発生したそうですが、DynaCAD製品、図面電子化サービスの受注拡大があったそうです。 売上高の進捗状況を見る限りは影響は限定的でしょうか？
・連結子会社の詳細
設立/子会社化 会社名 所在地 1990/01 株式会社システムイオ 千葉市 2004/06 株式会社NetValue 大阪市 2007/09 株式会社ビーガル 千葉市
新規発行による手取金の使途
新規発行による手取金の概算額 134,300千円
社内基幹システム刷新 30,000千円
人材採用・育成費用 54,000千円
3DCADソフトウェア開発 40,000千円
新規ビジネス投資・研究開発費 10,300千円
残高 0円
ＭＩＴホールディングスの成長余力
※独自の見解などを含みます。
- 顧客との長期的な信頼関係で安定的な売上が見込める
※システムインテグレーションサービス - 生産性向上につながるシステム化コンサルティングサービス提供
※大手ではできない中小企業を対象 - ソリューションサービスの需要拡大を見込んでいる
※クラウドサービス利用拡大、ペーパーレス化、デジタルカタログ、電子ブックの配置、図面電子化などの流れが加速 - 新たな製品開発、新サービス提供
※3DCADソフトウェア研究開発中 - 新規取引先拡大
※自社製品のブランド力強化、パートナー企業との連携強化による開発体制充実 - 新規ビジネス拡大
※クラウドサービスのシステム構築案件、RPA等の新技術を活用した開発案件に注力
＜管理人コメント＞
以下、2020/08時点の売上高に対する各事業の内訳です。
コロナウィルスによる業績への影響は少なからずあると思うので参考程度でしか比較出来ませんが、大きな変化はありません。
売上金額を昨期と比較してみると、２事業ともに昨期を少し下回るくらいの進捗ペースとなっています。
株主の構成とロックアップ期間など
上位株主の所有割合と一定期間、株の売却ができないロックアップ条件の詳細になります。
氏名、又は名称 役職、関係性など 所有割合 ロックアップ 鈴木 浩 代表取締役社長 18.53% 180日間
保有分売出
(8.39%)ちば新産業育成投資事業
有限責任組合12.96% 全て売出し ７ベルティーピー株式会社 ※A 12.44% 180日間 以下続きを開く／閉じる 朝日生命保険相互会社 6.63% 180日間 ＭＩＴホールディングス
従業員持株会5.02% 180日間 中森 将雄 取締役 4.54% 180日間 増田 典久 取締役 4.26% 180日間
保有分売出
(12.17%)沼倉 巧和 監査役 3.38% 180日間
保有分売出
(15.34%)高梨 政彦 従業員 1.97% ＴＤＣソフト株式会社 1.87% 180日間 宇井 正人 子会社の取締役 1.82% 180日間 ボンズテック株式会社 1.81% 180日間 株式会社アインシュタイン
インスティテュート1.71% 180日間 池田 大 1.35% 林本 博明 子会社の従業員 1.35% シーネットグループ
株式会社1.30% 180日間 森脇 美智子 子会社の従業員 1.01% 石垣 尚巳 従業員 0.92% 菅野 秀人 子会社の従業員 0.87% 三方 英治 取締役 0.78% 180日間 植野 智典 子会社の従業員 0.73% 野山 真二 取締役 0.67% 180日間 東園 直樹 監査役 0.63% 180日間 岩岡 良二 子会社の従業員 0.56% 坂本 貴志 0.52% 安藤 環 子会社の従業員 0.50% 上記合計 88.13%
※上記以下は省略しています。
※A 役員等により総株主の議決権の過半数が所有されている会社
180日のロックアップ期間：2021/05/23
ロックアップ期間中でも主幹事会社は、裁量で解除できる権限を有しています。
売り出し株式の詳細
売り出し対象となっている株式の株主内訳です。
氏名、又は名称 役職、関係性など 株数 割合 ちば新産業育成投資事業
有限責任組合250,000 12.96% 鈴木 浩 代表取締役社長 30,000 1.56% 増田 典久 取締役 10,000 0.52% 以下続きを開く／閉じる 沼倉 巧和 監査役 10,000 0.52% 合計 300,000 15.55%
初値上昇の期待について管理人コメント
＜管理人コメント＞
独立系のシステムインテグレータで30年の実績がありますから、これまで取引してきた企業とは長年の信頼関係で継続した取引が見込めるでしょうし、特定分野でのノウハウが蓄積されてきたことが強みだと思います。また、ソリューションサービスでは独自のビジネスを展開している部分もありますので今後の成長拡大に期待したい会社です。
ロックアップなしの上位株主がいるのは気になります。
ベンチャーキャピタルによる売出しは特に心配なし。
ジャスダック市場としては公開株数は普通くらいです。
過去にジャスダック市場で同程度程度の公開株数だったものを確認してみます。
・2019年で同程度の公開株数だったジャスダック銘柄の初値一覧
| コード | 銘柄名 | 上場 | 公開株数 | 公募価格 | 初値 | 騰落率 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 7682 | 浜木綿 | 10/18 | 538,200 | 2120 | 2950 | 39.15% |
・2018年で同程度の公開株数だったジャスダック銘柄の初値一覧
| コード | 銘柄名 | 上場 | 公開株数 | 公募価格 | 初値 | 騰落率 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 4421 | ディ・アイ・システム |
10/19 | 520,900 | 1280 | 3300 | 157.81% |
・2017年で同程度の公開株数だったジャスダック銘柄の初値一覧
| コード | 銘柄名 | 上場 | 公開株数 | 公募価格 | 初値 | 騰落率 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1439 | 安江工務店 | 02/10 | 563,700 | 1250 | 1300 | 4.00% |
| 3562 | Ｎｏ．１ | 03/28 | 506,000 | 1570 | 3460 | 120.38% |
| 4124 | 大阪油化工業 | 10/05 | 609,500 | 1860 | 3100 | 66.67% |
| 9264 | ポエック | 11/28 | 531,300 | 750 | 3280 | 337.33% |
ジャスダック市場ではそれなりの社歴や業績規模のある会社で新しい会社の多いマザーズとは違い、様々な業種が存在しますので単純比較は出来ませんが、このくらいの公開株数であれば上記の例で公募割れは無いですし、大きな初値上昇をしているものもありますし期待はできるものではあると思います。
業績はコロナの影響もあって分かりづらいですが、横ばいで堅調。人気の高いIT関連ですし既存事業の安定した基盤に加えて今後は、3DCADなど新ビジネスへの展開にも期待したい部分もあります。公開株数は特別多いというわけでもありませんし、想定発行価格は低いのでそこそこの初値上昇に期待したいと思います。
IPOの申し込みが可能な証券会社はこちら
| 証券会社名 | |
|---|---|
| 主幹事 | SBI証券 |
| 引受 | みずほ証券 |
| 引受 | 岡三証券 |
| 引受 | ちばぎん証券 |
| 引受 | 東洋証券 |
| 引受 | 水戸証券 |
| 引受 | 岩井コスモ証券 |
| 引受 | 極東証券 |
| 引受 | マネックス証券 |
| 引受 | エース証券 |
| 引受 | 丸三証券 |
| 引受 | 楽天証券 |
| 裏 | 岡三オンライン証券 |
ネット証券のSBI証券が主幹事なのはチャンスです！
個人向け配分の多いネット証券のSBI証券は外れた場合にIPOポイントがもらえますので、ポイント狙いでとりえず申し込みしておくのは良いと思います。
※2020/10/21 追記
目論見書に記載されていない証券会社として岡三オンライン証券で応募できることが確認できました。前受金不要で資金余力がなくても応募できる証券会社ですので資金が少ない方も当選確率アップを狙えるのででお見逃しなく！
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＜注意＞
IPOに関する情報は、購入申し込み期間直前まで改定される場合があります。必ず最新の目論見書で内容をご自分で確認してから申し込むようにして下さい。ここで紹介した内容に間違いなどがあったとしても責任は持てませんので自己責任においてしっかり確認してください。
＝＞目論見書の見方はこちらを参考にして下さい
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