アイリックコーポレーション【7325】のIPO抽選申込どうする?
作成:2018/08/24 更新:2018/09/27
目次
アイリックコーポレーション IPOの紹介
(※2018/09/27更新)
コード | 7325 |
---|---|
会社名 |
(株)アイリックコーポレーション |
市場 | マザーズ |
事業内容 |
来店型保険ショップにおける、 |
公募売出 価格 |
1770円 ※仮条件の上限 |
上場日 |
2018/09/25 |
初値 09/25 |
2226円 +25.76% |
需要申告(ブックビルディング)スケジュール
アイリックコーポレーション の株式割り当て抽選への参加は誰でも可能ですが、まず以下の期間に指定の証券会社で需要申告する必要があります。=>IPOの応募の流れやルールなどはこちらを参考
2018/09/05(水)~09/11(木)まで
IPOの申し込み期間は約7日間と短くなっていますので申し込み忘れにご注意下さい。
※申し込み可能な証券会社は、ページ最下部で紹介しています。
IPO抽選対象の株数
828,000株
(内訳)
公募(新株式発行): 600,000
公募(自己株式の処分): 20,000
引受人の買い取り引受による売り出し: 100,000
オーバーアロットメントによる売り出し: 108,000
過去数年のデータをもとにした市場別の株数のおおよそ規模感
想定発行価格と仮条件の価格
(※2018/09/27更新)
想定発行価格 1410円
仮条件の価格(09/03) 1600~1770円
アイリックコーポレーションの強み
※独自の見解などを含みます。
- 来店型に特化した営業
- ワンタッチで検索、絞り込み、比較できる保険IQシステム
※汎用版や簡易版を金融機関や企業代理店等にも提供 - 顧客保護を主眼とした保険業法の改正に対応できるシステム
※平成28年5月29日施行 - 現在加入の保険を手軽に見直せるスマホアプリ
※「保険フォルダ」。保険証券をスマホカメラで撮影し過不足などチェック。 - 生命保険募集人が保険証券を簡単に自動分析できるアプリ
※スマホやタブレットで撮影して自動分析する
※AIを活用 - WEB画面でのリモート対話で自宅から保険相談ができるサービス
- 来店以外の集客も展開している
※ホームページ経由、アフィリエイト業者、リーズ業者など
※法人、富裕層向けには訪問やWEB、電話による営業もあり - FC店による事業展開
※初期登録料・基本料金・店舗料金、ロイヤリティ、ノベルティ売上・教育研修売上など
<管理人コメント>
以下は、2017/06期の売上高に対する事業別の内訳です。
直近の決算状況と業績の推移
2016/06期から連結決算。。
2016/06 | 2017/06 | 2018/03 (第3四半期) |
|
---|---|---|---|
売上高 (百万円) |
2434 | 2849 | 2275 |
経常利益 (百万円) |
111 | 213 | 186 |
当期純利益 (百万円) |
126 | 186 | 147 |
1株当たり 配当額(円) |
- | - | - |
1株当たり 当期純利益(円) |
43 | 64 | 50 |
※単位(百万円)、(円)の小数点以下端数は全て四捨五入で表示しています。
↓ 前年同期比へ置き換えたものがこちら
2016/06 | 2017/06 | 2018/03 (第3四半期) |
|
---|---|---|---|
売上高の 前年同期比 |
- | 17.05% | -20.15% |
経常利益の 前年同期比 |
- | 91.89% | -12.68% |
以下、単独決算。
2013/06 | 2014/06 | 2015/06 | 2016/06 | 2017/06 | |
---|---|---|---|---|---|
売上高 (百万円) |
1629 | 1685 | 1952 | 2291 | 2757 |
経常利益 (百万円) |
△ 87 | △ 127 | 21 | 109 | 210 |
当期純利益 (百万円) |
△ 72 | △ 193 | △ 238 | 124 | 184 |
1株当たり 配当額(円) |
- | - | - | - | - |
1株当たり 当期純利益(円) |
△ 2536 | △ 6608 | △ 8150 | 43 | 63 |
※単位(百万円)、(円)の小数点以下端数は全て四捨五入で表示しています。
※1995/07設立。
↓ 前年同期比へ置き換えたものがこちら
2013/06 | 2014/06 | 2015/06 | 2016/06 | 2017/06 | |
---|---|---|---|---|---|
売上高の 前年同期比 |
- | 3.44% | 15.85% | 17.37% | 20.34% |
経常利益の 前年同期比 |
- | -45.98% | 116.54% | 419.05% | 92.66% |
<管理人コメント>
売上は年々拡大傾向で直近ではその伸び率も大きくなっています。
経常利益も売上に連動した動きで黒字転換して直近ではしっかりと伸びてきています。
・連結子会社の詳細
子会社化 | 会社名 | 所在地 | 事業内容 |
2005/03 | 株式会社インフォディオ | 東京都 | システムの開発 |
新規発行と増資による手取金の使途
新規発行による手取金の概算額 794,264千円
第三者割当増資の手取概算 140,097千円
既存システム機能強化、新システム開発 216,000千円
※保険IQシステム、ASINとシステム、AS-BOX、生命保険証券の自動分析サービス
直営店の新規出店に関わる資金 160,000千円
※保証金、設備投資、什器備品購入、オープンイベント関係費
事業拡大の運転資金 420,000千円
※宣伝広告費、販売促進費、採用活動費、人件費
残額 138,361 千円
※将来における広告宣伝費、販売促進費、採用活動費、人件費
アイリックコーポレーション の成長余力
※独自の見解などを含みます。
- 直営店、FC店の新規出店
※直営店は関東以外の地域も前向きに検討 - 保険クリニックの認知度向上による売上拡大
※広告宣伝活動の積極化、運営代理店との連携強化、上場効果 - 住友生命保険相互会社との事業拡大
※2018/05/18 OCR技術で共同検討。 - スマートOCRの新規分野への展開
※請求書、その他一般書類の業務効率化。 - ASシステムのオプション「証券分析AIアシスト機能」の利用者拡大
※6/15に株式会社三重銀行が導入で合意。
<管理人コメント>
以下は保険クリニック店舗数の推移になります。
売上が伸びていたのでFC店も増えてきているのかと思いきや、少し前までは店舗数の減少も目立っていたようで、意外にも横ばい傾向でしょうか。
地域やオーナーによる差はあるのでしょうが、保険販売という事業は難しいものだろうなと感じます。直営店は着実に伸びており、収益性も高いと思いますのでそちらの伸びの方が重要かもしれません。
以下は、2018/03時点の売上高に対する事業別の内訳です。
保険販売事業の比率は変わりませんが、ソリューション事業と子会社におけるシステム事業の比率が変動しているのが確認できます。金額で見ると、システム事業は2018/03時点で前年の売上を超えていますのでこの事業が伸びていそうです。
新規機能の開発やスマートOCRの話など、今後は保険外の分野におけるシステム開発などは期待したいところだろうなと思います。
株主の構成とロックアップ期間など
上位株主の所有割合と一定期間、株の売却ができないロックアップ条件の詳細になります。
氏名、又は名称 | 役職、関係性など | 所有割合 | ロックアップ |
---|---|---|---|
Nihon IFA Partiners Ltd | 41.54% | 90日間 | |
勝本 竜二 | 代表取締役社長、 子会社の取締役 |
25.46% | 180日間 保有分売出 (7.54%) |
住友生命保険相互会社 | 6.42% | 90日間 | |
勝本 伸弘 | 子会社の代表取締役社長、 取締役、※A |
3.54% | 180日間 保有分売出 (7.75%) |
半澤 勝広 | 取締役 | 3.29% | 180日間 保有分売出 (8.33%) |
FWD富士生命保険株式会社 | 3.02% | 90日間 | |
株式会社産業経済新聞社 | 1.37% | 90日間 | |
富山 昇司 | 1.37% | 180日間 保有分売出 (20.00%) |
|
大森 学 | 取締役 | 0.85% | 180日間 |
株式会社アエリア | 0.84% | 90日間 | |
上記合計 | 87.70% |
※A 代表取締役社長の二親等内の血族
90日のロックアップ期間:2018/12/23まで
180日のロックアップ期間:2019/03/23まで
ロックアップ期間中でも主幹事会社は、裁量で解除できる権限を有しています。
売り出し株式の詳細
売り出し対象となっている株式の株主内訳です。
氏名、又は名称 | 役職、関係性など | 株数 | 割合 |
---|---|---|---|
勝本 竜二 | 代表取締役社長、 子会社の取締役 |
70000 | 1.92% |
半澤 勝広 | 取締役 | 10000 | 0.27% |
勝本 伸弘 | 子会社の代表取締役社長、 取締役、※A |
10000 | 0.27% |
富山 昇司 | 10000 | 0.27% | |
合計 | 100000 | 2.74% |
初値上昇の期待について管理人コメント
<管理人コメント>
FC店が伸びていないのは気になりましたが、直営店は伸びており、業績は鈍化の様子はまったくなく、しっかりと拡大傾向にあります。
保険商品というのはとても複雑でわかりにくいですが、比較検討できるシステムは今のニーズに合っていると思います。OCRの開発で強みも持っているようなので保険以外の分野への期待も持てそうです。
ロックアップはしっかりしており、ベンチャーキャピタルよる売り出しは心配ありません。
マザーズ市場としては公開株数は多くはないので初値上昇の要因になりそうです。
過去にマザーズで同程度以下の公開株数だったものを確認してみます。
・2018年で同程度以下の公開株数だったマザーズ銘柄の初値一覧
コード | 銘柄名 | 上場 | 公開株数 | 公募価格 | 初値 | 騰落率 |
---|---|---|---|---|---|---|
6567 | SERIO ホールディングス |
03/02 | 954,500 | 1780 | 4100 | 130.34% |
6574 | コンヴァノ | 04/11 | 787,400 | 930 | 2,189 | 135.38% |
7323 | アイペット損害保険 | 04/25 | 781,000 | 2850 | 4500 | 57.89% |
6580 | ライトアップ | 06/22 | 783,600 | 2820 | 3725 | 32.09% |
4391 | ロジザード | 07/04 | 954,500 | 900 | 2500 | 177.78% |
7034 | プロレド・パートナーズ |
07/27 | 713,000 | 4250 | 7170 | 68.71% |
4396 | システムサポート |
08/02 | 747,500 | 1750 | 4000 | 128.53% |
事業内容によって大きく違いますが、ある程度の初値上昇~大きな初値上昇まで見込める傾向があるのは確認できると思います。
業績はしっかりしていますし、IT技術を駆使した会社ということで今後の成長にも期待できそうです。初値もそれなりの上昇に期待したいところです。
IPOの申し込みが可能な証券会社はこちら
証券会社名 | |
---|---|
主幹事 | 野村證券 |
引受 | いちよし証券 |
引受 | 藍澤証券 |
引受 | エース証券 |
引受 | 水戸証券 |
引受 | むさし証券 |
引受 | マネックス証券 |
引受 | SBI証券 |
ネット証券で平等抽選であるマネックス証券などは忘れずに申込みしておくことをオススメします。
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