トランザス【6696】のIPO参加申込どうする?
更新: 2017/07/21
目次
IPO銘柄の紹介
コード | 6696 |
---|---|
会社名 | (株)トランザス |
市場 | マザーズ |
事業内容 | IOT端末及びウェアラブルデバイスの製造販売、 システムサービスの提供。 |
公募売出 価格 |
1300円 ※仮条件の上限 |
上場日 | 2017/8/9 |
初値 8/10 |
3510円 +170.00% |
需要申告(ブックビルディング)スケジュール
トランザスの株式割り当て抽選への参加は誰でも可能ですが、まず以下の期間に需要申告する必要があります。=>IPOの応募の流れやルールなどはこちらを参考
2017/7/24(月)~7/28(金)まで
IPOの申し込み期間は約5日間と短くなっていますので申し込み忘れにご注意下さい。
※申し込み可能な証券会社は、ページ最下部で紹介しています。
IPO抽選対象の株数
840,000株
(内訳)
公募:380,000株
引受人の買い取り引受による売り出し:360,000株
オーバーアロットメントによる売り出し:100,000株
過去数年のデータをもとにした市場別の株数のおおよそ規模感
想定発行価格と仮条件の価格
想定発行価格 1300円
仮条件の価格 1240円~1300円
約13万円ほどの資金があれば需要申告(ブックビルディング)で申し込みできます。
<管理人コメント>※2017/07/21
仮条件の価格は想定価格より少し下からと、ほぼあまり変わりませんでしたので特別気になるリスクは無さそうです。恐らく仮条件の上限価格で決まると思いますので、成り行き(ストライクプライス)又は、上限価格で指定しておかないと需要申告時点の抽選から除外される可能性は高いので注意して下さい。
株主の構成とロックアップ期間など
上位株主の所有割合と一定期間、株の売却ができないロックアップ条件の詳細になります。
氏名、又は名称 | 役職、関係性など | 所有割合 | ロックアップ |
---|---|---|---|
藤吉 英彦 | 代表取締役 | 39.97% | 90日間、1.5倍除く |
WORLD F PTE. LTD. |
- | 18.04% | 90日間、1.5倍除く |
前川 昌之 | 取締役 | 7.03% | 90日間、1.5倍除く |
福田 敏章 | 取締役 | 4.69% | 90日間、1.5倍除く |
アイエーグループ 株式会社 |
取引関係 | 4.51% | |
INTEL CAPITAL CORPORATION |
社外パートナー | 4.51% | |
藤吉 一彦 | ※2 | 3.61% | |
鈴木 邦敬 | - | 3.61% | |
長田 豊国 | - | 3.61% | |
奥 文郎 | 元取締役 | 1.98% | 90日間、1.5倍除く |
稲田 淳 | 取締役 | 1.89% | 90日間、1.5倍除く |
藤吉 友香子 | ※1 | 1.44% | |
藤吉 佐己子 | ※2 | 1.26% | |
松川 淳 | 取締役 | 0.54% | 90日間、1.5倍除く |
※1 代表取締役の配偶者
※2 代表取締役の二親等以内の血族
ロックアップ期間:2017年11月6日まで
初値形成後に発行価格の1.5倍以上で売却がなされる場合があります。
ロックアップ期間中でも主幹事会社は、裁量で解除できる権限を有しています。
第三者割当等に関して割当を引き受けたものとの間で継続所有等の確約あり。
売り出し株式の詳細
売り出し対象となっている株式の株主内訳です。
氏名、又は名称 | 役職、関係性など | 株数 | 割合 |
---|---|---|---|
鈴木 邦敬 | - | 100,000 | 3.61% |
藤吉 一彦 | ※2 | 95,000 | 3.43% |
WORLD F PTE. LTD. |
- | 55,000 | 1.98% |
前川 昌之 | 取締役 | 40,000 | 1.44% |
福田 敏章 | 取締役 | 40,000 | 1.44% |
奥 文郎 | 元取締役 | 20,000 | 0.72% |
長田 豊国 | - | 10,000 | 0.36% |
※2 代表取締役の二親等以内の血族
新規発行による手取金の使途
新規発行による手取金の概算額 564,661,000 円
※第三者割当増資も含む
(使途の内訳)
・ソフトウェア開発の委託費人件費 160,594,000円
※主にウェアラブルデバイス用
・販売用ウェアラブルデバイスの購入 261,567,000円
・レンタル用ウェアラブルデバイスの購入 142,500,000円
※具体的な資金充当期間までは安全性の高い金融商品等で運用する方針。
直近の決算状況と業績の推移
2013/01 | 2014/01 | 2015/01 | 2016/01 | 2017/01 | |
---|---|---|---|---|---|
売上高(百万円) | 470 | 531 | 792 | 1029 | 1052 |
経常利益(百万円) | 33 | 79 | 139 | 203 | 185 |
当期純利益(百万円) | 33 | 46 | 86 | 123 | 112 |
1株当たり 配当額(円) |
- | - | - | - | - |
1株当たり 当期純利益(円) |
15227 | 21621 | 2266 | 66 | 56 |
※単位(百万円)、(円)の小数点以下端数は全て切り上げで表示しています。
↓ 前年同期比へ置き換えたものがこちら
2013/01 | 2014/01 | 2015/01 | 2016/01 | 2017/01 | |
---|---|---|---|---|---|
売上高の 前年同期比 |
- | 12.98% | 49.15% | 29.92% | 2.24% |
経常利益の 前年同期比 |
- | 139.39% | 75.95% | 46.04% | -8.87% |
<管理人コメント>
売上高、経常利益ともに直近業績の伸びが鈍化しているのが確認できます。
今回の新たな資金調達により事業の拡大が予定されていますのでその点に成長の伸びを期待したいところです。
トランザスの強み
※独自の見解などを含みます。
- IOT機器の製造、ソフトウエアの開発、サービス提供まで全てをワンストップで提供しているので、顧客の要望に柔軟かつ最適なサービスを実現することができる。
- 機器の製造については設計に関わっているが、台湾、中国のメーカーに委託してコストを下げている。
- 製造コスト削減とソフトウエアの横展開により、小ロット生産を実現でき、ニッチなサービスに対応できる。
- 汎用性の高いウェアラブルデバイスを提供しており、長時間作業やディスプレイサイズなど企業向け対応できる性能を有している。
<管理人コメント>
IOT機器を製造、販売している企業は増えてきていますが、独自のウェアラブルデバイスを商品として持っているのは、他にはない特徴だと思います。
・ウェアラブルデバイスを居酒屋オーダー端末として利用した例
トランザスの成長余力
※独自の見解などを含みます。
- シンガポールに販売会社を設立して海外展開を加速する予定で売上が拡大する可能性がある。
- IOT化の進展に連動して業績が上向く可能性がある。
- ウェアラブルデバイスを利用してくれるパートナー企業の新規開拓で売上拡大。
<管理人コメント>
IOT関連はこれから拡大するであろう市場であることは誰もがよく知っていると思います。そして、IOTとウェアラブルデバイスはシステムの関連性は高く相性は良いと思うので上手く融合すると面白いと思います。
また海外展開や新規開拓などを積極的におこなう予定のため成長期待は高いかもしれません。
初値上昇の期待について管理人コメント
直近の業績は伸びが鈍化していますが、成長余力は大きいので経営次第で期待できるものだと思います。
ロックアップもあり、ベンチャーキャピタルなどの大きな売り出しがないため初値への安心感はあります。
マザーズ市場で公開株数も少なく、直近のIPO市況はとても良いので、それなりに初値上昇に期待できるのではないでしょうか。
IPOの申し込みが可能な証券会社はこちら
証券会社名 | |
---|---|
主幹事 | いちよし証券 |
引受 | みずほ証券 |
引受 | SBI証券 |
引受 | エース証券 |
引受 | マネックス証券 |
引受 | 極東証券 |
引受 | 水戸証券 |
引受証券では、ネット証券で平等抽選であるマネックス証券などは忘れずに申込みしておくとよいです。
このページを見た人のアンケート
<注意>
IPOに関する情報は、購入申し込み期間直前まで改定される場合があります。必ず最新の目論見書で内容をご自分で確認してから申し込むようにして下さい。ここで紹介した内容に間違いなどがあったとしても責任は持てませんで自己責任においてしっかり確認してください。
=>目論見書の見方はこちらを参考にして下さい
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