毎月分配型の投資信託は人気だけど合理的でない?仕組みを理解する

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毎月分配型の投資信託は人気だけど合理的でない?仕組みを理解する

 

 

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毎月分配型の投資信託は毎月決算があるもの

 

投資信託には企業と同じような決算が定期的に行われています。

資産や負債などの財務状況を明らかにして、状況に応じて分配金が支払われることがあります。

 

決算のタイミングは、投資信託によって色々なパターンが存在しており、

それ自体が商品設計の一つとなっており、

人気を左右する一因ともなっています。

 

例えば、以下のようなパターンが存在しています。

 

・年1回決算。

・年4回決算。(3ヶ月おきに決算)

・年6回決算。(2ヶ月おきに決算)

・年12回決算。(1ヶ月おきに決算)

 

 

毎月分配型の投資信託は、

 上記の「年12回決算のもの。(1ヶ月おきに決算)」に該当します。

 

 

毎月分配型の投資信託は決算時に必ず分配金が支払われる

 

投資信託の決算では収益に応じて分配金を出しますが、

収益がでなければ、分配金を出せません。当然ですね。

決算があることと、分配金が出ることはイコールではないのです。

 

しかし、毎月分配型が人気となった理由は、

毎月の決算時に必ず分配金を出すからなのです。

 

・DIAM J-REITオープン(毎月決算コース)の直近実績

決算日 分配金
2014/01/16 50円
2014/02/16 50円
2014/03/16 50円
2014/04/16 50円
2014/05/16 50円
2014/06/16 50円
2014/07/16 50円
2014/08/16 50円
2014/09/16 50円
2014/10/16 50円
2014/11/16 50円
2014/12/16 50円

※毎月定額を分配するのが基本ですが、情勢に合わせて金額が上下します。

 

収益が出ようが、出まいが関係無いのです。

必ず分配金を出すのです。

 

しかし、収益が出ていない場合に分配金というネーミングが悪かったのか、

世間では誤解が生じていることがあります。

 

ずっと利益だと思っていたら、購入した投資信託を戻していただけ。

手数料分だけ損。投資効率が悪く合理的でないと。

※これには誤解だけが蔓延していますが、メリットは十分あります。詳しくは別途解説します。

 

そもそも毎月分配型が出来た背景ですが、

老後世代の現金を必要とする方たちに向けに作られました。

 

毎月、お小遣いのように現金が手に入れつつも、投資をおこないたいというニーズをもとに作られた投資信託なのです。

 

当初のニーズや設計が老後世代であったとしても、

私は若年層の世代であっても利用価値は十分あると思っています。

投資効率が多少悪くはなっても、儲ける事は可能だからです。

 

デメリットの裏には、必ずメリットがある。具体的な話は、また別のページにて紹介します。

ちなみに私は、毎月分配型の投資信託を多く運用してきた経験が多くあり愛用しています。

 

 

毎月分配する仕組みは「普通分配」と「元本払戻金」で成り立っている

 

先月の分配金50円。

今月の分配金50円。

 

だったとしても、それぞれの意味は大きく違う可能性があります。

 

それは、

分配金が利益から払い出されているのか?

投資元本から払い出されているのか?

または両方。

の違いです。

 

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利益から払い出される分配金のことを

「普通分配金」と言います。

 

元本から払い出される分配金のことを

「元本払戻金」と言います。

※もともと特別分配金という名前だったのですが、誤解が生じやすいとして現在では元本払戻金に統一されました。

 

利益の状況によっては、

「普通分配金」+「元本払戻金」となることもあります。

 

投資したタイミングは個人によって違いますから、

利益の状況も個人で異なります。

ですから、普通分配金で出るのか、元本払戻金で出るのかは、個人で異なります。

 

 

普通分配金は投資で得た利益ですから、税金が源泉徴収された残りが手元に支払われます。

しかし、元本払戻金は投資した元本が戻ってきただけ。

当たり前なのですが、税金は全く引かれません。

 

nisa口座で運用した場合、普通分配金に税金はかかりません。

=>nisaは分配金の利益が引かれないので丸儲け

 

 

分配金には「受け取り型」と「再投資型」の2種類ある

 

毎月分配型の投資信託を注文するときに、

分配金の受け取り方をどちらのコースにするのか選択出来るようになっています。

※証券会社や銘柄によっては、どちらかしか選択できないところもあります。

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受け取り型は、

その名の通り決算時の分配金を現金を受け取ることができるものです。

 

再投資型は、

決算時の分配金は受け取らないで、そのお金で投資信託を自動で買い付けます。

 

勘違いしないで欲しいのは、

再投資型で再投資される金額が、税引き後だということ。

どうせ投資するなら、分配しなければ良かったのにと思いますよね。

 

よって毎月分配型のメリットと相反する行為である、

再投資型の良さを伝えるのは難しいので個人的には、あまりオススメではありません。

 

しかし、毎月分配型にしか存在しない投資信託があったとして、

投資効率を少しでも上げたいなら、再投資型を選択せざるを得ない場合もあります。

 

 

毎日決算ファンドというのもある

 

ちょっとした豆知識ですが、

MMFやMRFというものが存在しますが、これは毎日決算が行われているそうです。

日々決算型投資信託とも呼ばれているそうです。








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