投資信託を買う前に必ず運用報告書や運用レポートを見ましょう
投資信託の運用状況を確認すると中身の把握ができる
投資信託の運用内容は、
目論見書などで大体のイメージを確認することが出来ます。
=>投資信託の目論見書についてはこちらで読み方を参考にして下さい
しかし目論見書には、
基本的な手法や方針が文章で書かれているものの、
実際の運用内容を知るには、不足しています。
そこで、運用報告書が役立ちます。
運用報告書は、実際の運用内容を数値で細かく知ることが出来ます。
運用状況を知るには、
「運用報告書」の他に「月次運用レポート」や「週次運用レポート」などがあります。
ただし、運用報告書は義務として交付されるものの、
月次、週次の運用レポートは、運用会社が独自に作成するものなので必ずしも存在しているわけではありませんので注意して下さい。
私は投資信託を買いたいと思ったら、
買う前にかならず運用状況を確認するようにしています。
全てを理解する必要はありませんが、
どんなことが掲載されているか、何に注目したら良いのかを知っておくと良いと思います。
運用状況の確認は最新の運用レポートを見る方がいい
運用報告書というのは、定期的に作成されるものの、
数ヶ月前の過去の状況しか確認できないなど情報が古かったりするのです。
以下は、DIAM J-REITオープン(毎月分配)の運用報告書ですが、
2014/08/03時点のものです。
もう半年以上前のものであることが分かりますね。
しかし、月次や週次の運用レポートであれば、
より最新の運用状況を確認出来ます。
2014/08/03時点でダウンロードしたものです。
運用内容を知りたければ、
まずは運用レポートをご覧になることをオススメします。
読み方もご紹介しますが、必要最低限のことだけが掲載されています。
運用報告書のような経理的な細かい数値ではなく、
運用で重要な部分のみが簡潔に書いてるので読みやすくなっているのも特徴です。
運用の中身を見るようになると時期によって驚くほどに変わっていることに気づくことがよく有ります。
モーニングスターなどの評価分析サイトで掲載されているものも古かったりしますので、
必ず自分の目で、運用状況を確認するようにしましょう。
運用報告書や運用レポートを手に入れる
最近はネット証券などでも、
最新の運用報告書や運用レポートを掲載してくれているようにもなりました。
ただし一番早く掲載され信頼できるのは、
やはり運用会社のHPです。
http://www.diam.co.jp/fund/list/313900/
※銀行や店舗型の証券会社では、年に1回など運用報告書を印刷したものが届けられることがあります。
それでは早速、運用レポートの読み方を順を追って説明していきたいと思います。
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