アジャイルメディアネットワーク【6573】のIPO抽選申込どうする?
作成:2018/02/21 更新:2018/04/02
目次
アジャイルメディア・ネットワーク IPOの紹介
(※2018/04/02更新)
コード | 6573 |
---|---|
会社名 |
アジャイルメディア・ネットワーク(株) |
市場 | マザーズ |
事業内容 |
主にSNS等を通じて自発的に商品の |
公募売出 価格 |
3000円 ※仮条件の上限 |
上場日 |
2018/3/28 |
初値 03/30 |
15470円 +415.67% |
需要申告(ブックビルディング)スケジュール
アジャイルメディア・ネットワークの株式割り当て抽選への参加は誰でも可能ですが、まず以下の期間に指定の証券会社で需要申告する必要があります。=>IPOの応募の流れやルールなどはこちらを参考
2018/03/09(金)~03/15(木)まで
IPOの申し込み期間は約7日間と短くなっていますので申し込み忘れにご注意下さい。
※申し込み可能な証券会社は、ページ最下部で紹介しています。
IPO抽選対象の株数
142,600株
(内訳)
公募: なし
引受人の買い取り引受による売り出し: 54,000株
オーバーアロットメントによる売り出し: 18,600株
過去数年のデータをもとにした市場別の株数のおおよそ規模感
想定発行価格と仮条件の価格
(※2018/04/02更新)
想定発行価格 2640円
仮条件の価格(03/07) 2800~3000円
株主の構成とロックアップ期間など
上位株主の所有割合と一定期間、株の売却ができないロックアップ条件の詳細になります。
氏名、又は名称 | 役職、関係性など | 所有割合 | ロックアップ |
---|---|---|---|
MICイノベーション3号 投資事業有限責任組合 |
16.43% | 90日間、1.5倍除く 保有分売出 (34.03%) |
|
MICアジアテクノロジー 投資事業有限責任組合 |
16.33% | 90日間、1.5倍除く | |
徳力基彦 | 取締役 | 12.40% | 180日間 |
上田怜史 | 代表取締役社長 | 10.90% | 180日間 |
NTTインベストメント ・パートナーズファンド 投資事業組合 |
9.75% | 180日間 | |
MICイノベーション4号 投資事業有限責任組合 |
6.85% | 90日間、1.5倍除く 保有分売出 (34.02%) |
|
髙柳慶太郎 | 取締役副社長 | 3.96% | 180日間 |
御手洗大祐 | 3.50% | 180日間 保有分売出 (8.70%) |
|
電通デジタル投資事業 有限責任組合 |
3.35% | 180日間 | |
株式会社インテージ | 3.35% | 180日間 | |
株式会社マイナビ | 3.35% | 180日間 | |
スタイル株式会社 | ※1 | 3.05% | 180日間 |
石動力 | 取締役 | 1.52% | |
上記合計 | 94.74% |
※1 役員等により総株主等の議決権の過半数が所有されている会社
90日のロックアップ期間:2018/06/25まで
初値形成後に発行価格の1.5倍以上で売却がなされる場合があります。
180日のロックアップ期間:2018/09/23まで
ロックアップ期間中でも主幹事会社は、裁量で解除できる権限を有しています。
第三者割当等に関して割当を引き受けたものとの間で継続所有等の確約あり。
売り出し株式の詳細
売り出し対象となっている株式の株主内訳です。
氏名、又は名称 | 役職、関係性など | 株数 | 割合 |
---|---|---|---|
MICイノベーション3号 投資事業有限責任組合 |
36,700 | 5.59% | |
MICイノベーション4号 投資事業有限責任組合 |
15,300 | 2.33% | |
御手洗大祐 | 2,000 | 0.30% | |
合計 | 54,000 | 7.92% |
新規発行と増資による手取金の使途
新規発行による手取金の概算額 160,016 千円
第三者割り当て増資の手取概算上限 45,175 千円
基幹システムの機能強化及びシステムインフラの強化 165,191 千円
※アンバサダープラットフォームの機能とセキュリティ対策強化費用、システムインフラの強化費用
自社主催のセミナー開催のための広告宣伝費 24,000 千円
人材の採用費 16,000 千円
残額 0
直近の決算状況と業績の推移
2012/12 | 2013/12 | 2014/12 | 2015/12 | 2016/12 | 2017/12 | |
---|---|---|---|---|---|---|
売上高 (百万円) |
391 | 378 | 489 | 499 | 555 | 735 |
経常利益 (百万円) |
△ 57 | △ 18 | 34 | 33 | 21 | 68 |
当期純利益 (百万円) |
△ 57 | △ 23 | 31 | 46 | 11 | 64 |
1株当たり 配当額(円) |
- | - | - | - | - | - |
1株当たり 当期純利益(円) |
△ 5743 | △ 2264 | 3128 | 228 | 52 | 235 |
※単位(百万円)、(円)の小数点以下端数は全て四捨五入で表示しています。
※2007/02設立。
↓ 前年同期比へ置き換えたものがこちら
2012/12 | 2013/12 | 2014/12 | 2015/12 | 2016/12 | 2017/12 | |
---|---|---|---|---|---|---|
売上高の 前年同期比 |
- | -3.32% | 29.37% | 2.04% | 11.22% | 32.43% |
経常利益の 前年同期比 |
- | 68.42% | 288.89% | -2.94% | -36.36% | 223.81% |
<管理人コメント>
利益は横ばいを伴いつつも堅調に伸ばしてきており、特に直近の伸びは大きくなっています。
利益は赤字から黒字へ転換し、売上とともに着実に伸ばしている様子が伺えます。
アジャイルメディア・ネットワークの強み
※独自の見解などを含みます。
- 熱量が高く貢献度の高いファンを見つけることができる
- 口コミの活性化ができる
※アンバサダー限定モニターやイベントへの招待など - ブログ記事やSNS投稿などの口コミ効果を測定することができる
- 各アンバサダーの影響力、貢献度を把握できる
※独自アルゴリズム、ポイントやランク - 商品の魅力を伝えたい企業と情報発信者(ブロガーなど)のマッチングができる
※レビューズ。ブロガーイベントの実施など - ファン活性化のノウハウがある
※アライアンスサービス。ファン組織の立ち上げなど - 蓄積された分析データの活用
※企業の外部データと連携 - ネットでの情報発信だけでなくオフラインでの双方向コミュニケーションを提供
※商品開発プロジェクトなども施策できる - 機械学習のテクノロジーで投稿画像の中身も分析できる
- なぜその商品やサービスを選んだかを可視化できる
- 口コミによって生まれた会話から需要を可視化できる
- 継続的に収益が発生するストックビジネス
※月額のベース料金と別途特別な企画を実施する施策料金(半年~1年単位)があり。 - ステマ対策ガイドラインと対応がある
※企業から何らかの便宜を受けた際には確認、事後対応をおこなっている
<管理人コメント>
ファンを使って商品やサービスのマーケティングをするわけなので、いわゆるステルスマーケティングなのかを注意深く確認してみましたが、違うようです。
※ステルスマーケティングとは消費者に宣伝と気づかれないように宣伝すること。
ステマとの違いは、情報発信するファンが企業から報酬を得ていないことが大きな違いで、ステマ対策ガイドラインを設けてしっかりと線引きしているように感じました。
アンバサダーへの商品サンプルの提供や限定イベントの招待などの特典はあるようですが、基本的に企画の主催はアジャイルメディア・ネットワークが実施しているのだと思います。
企業が直接、個人に依頼するのではなく、第三者が介入することでステマ防止や信頼度が上がることになるのかなとその存在意義を感じました。
それから純粋に熱量の高いファンを抽出した上でアンバサダーを選定するので、自発的に発信してくれる人であるとことが信頼性の高さにもつながっているのかなと思いました。
ちなみに自社所属のブロガーやインフルエンサーのマッチングサービス(レビューズ)がありますが、こちらは単純な宣伝広告として活用されている可能性はあるかもしれません。※詳細は不明なので間違っていたらすみません。
アジャイルメディア・ネットワークの成長余力
※独自の見解などを含みます。
- アンバサダープログラム導入企業の増加による売上拡大
- 分析領域拡大と分析データ提供
※画像解析、プロファイリング - 専門媒体社の会員資産を活用したビジネス展開
※各趣味に特化したアンバサダーを組織 - 地方自治体の課題解決
※地域活性化、シティプロモーション、インバウンド対応 - 海外言語でのプログラム実施
※親日タイ人のファン組織化・活性化イベント
初値上昇の期待について管理人コメント
<管理人コメント>
以下は、アンバサダープログラム導入件数の推移ですが年々増加しており、まだまだ鈍化するような状況ではないことが分かると思います。
メーカーなどへのアンバサダープログラム導入はもちろんですが、そのノウハウを活かして、色々な趣味のジャンルなどへ活用していく戦略は、横展開しやすいですし面白いと思います。
地方自治体の課題解決も考えているようですが、国策としての地方創生銘柄として注目される時が来るのかも?
どう利用されるのかよく分かりませんが、各地方で魅力を伝えてくれる熱量の高いファンを見つけるということでしょうか。もともと魅力がない地方なので、見つけるというより、インフルエンサーによる発信の方に期待?
海外言語でのプログラム提供というのも面白いです。
訪日買い国人が増加するなか、外国人のファンを見つけてアピールしてもらうのはとても素晴らしいことだと思います。日本の情報を発信している海外ブロガーをレビューズでマッチングするのもいいかもしれません。これも訪日観光としての国策関連銘柄として注目されるときがくるかも?
初値上昇の期待について管理人コメント
<管理人コメント>
SNSでの口コミやファンの熱量を活用したビジネスということで、これまでに不可能だったことがIT時代だからこそ実現できるものとしてこれからに期待したい会社だと思います。
やはり気になるのはベンチャーキャピタルによる売り出しという点です。
ベンチャーキャピタルは、成長しきったところで上場して利益を確定するものです。
しかしこの案件に限っては事情が異なると思います。
ベンチャーキャピタルによる売り出しは保有分の34%とかなり少ないです。ロックアップは1.5倍で売却可能な条件が付いていますので、もちろんもしかしたら状況次第で一気に売却してくる可能性は無いとは言えません。
もしかしたら利益確定という意味の上場ではなくて、知名度や信頼性を上げてビジネスの拡大に役立てようという意図がある上場であることと十分考えられると思います。
創業から10年で若く、業績の方も黒字転換し、昨年は大きく伸びたところなのでむしろ期待は高く、まだ鈍化を意識するの早いかなと思います。
基本的にロックアップはしっかりしています。
何よりマザーズ市場で公開株数はかなり少ないです。
昨年、マザーズ市場でベンチャーキャピタルによる売り出しがあった案件を参考に掲載しておきます。
コード | 銘柄名 | 上場 | 公開株数 | 公募価格 | 初値 | 騰落率 |
---|---|---|---|---|---|---|
6555 | MS&Counsulting | 10/05 | 4,350,000 | 1280 | 1250 | -2.34% |
MS&Counsultingは公募割れであったことが確認できると思いますが、ベンチャーキャピタルの売り出しで保有分の86%以上を売り出しており、利益確定の意志が明確な案件でした。何より、公開株数がとても多かったことも初値を抑制する要因になりました。マザーズ市場としてはかなりめずらしい案件だったかもしれません。
アジャイルメディア・ネットワークに関しては、公開株数がとても少ないのでベンチャーキャピタルによる売り出しや、事業状況に関係なく需給だけで初値は大きく上昇してしまうそうな気はします。
単純にIT関連銘柄でもありますので、人気は高くなる事業ではあるかなと思います。
IPOの申し込みが可能な証券会社はこちら
証券会社名 | |
---|---|
主幹事 | みずほ証券 |
引受 | 岡三証券 |
引受 | SBI証券 |
引受 | SMBC日興証券 |
引受 | エース証券 |
引受 | 極東証券 |
個人向け配分の多いネット証券のSBI証券は外れた場合にIPOポイントがもらえますのでとりえず申し込みしておくのは良いと思います。
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<注意>
IPOに関する情報は、購入申し込み期間直前まで改定される場合があります。必ず最新の目論見書で内容をご自分で確認してから申し込むようにして下さい。ここで紹介した内容に間違いなどがあったとしても責任は持てませんので自己責任においてしっかり確認してください。
=>目論見書の見方はこちらを参考にして下さい
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