ファイバーゲート【9450】のIPO抽選申込どうする?
作成:2018/02/20 更新:2018/03/30
目次
ファイバーゲート IPOの紹介
(※2018/03/30更新)
コード | 9450 |
---|---|
会社名 |
(株)ファイバーゲート |
市場 | マザーズ |
事業内容 |
主に賃貸物件オーナー向けに光回線を敷設し、 |
公募売出 価格 |
1050円 ※仮条件の上限 |
上場日 |
2018/3/23 |
初値 03/26 |
2388円 +127.43% |
需要申告(ブックビルディング)スケジュール
ファイバーゲートの株式割り当て抽選への参加は誰でも可能ですが、まず以下の期間に指定の証券会社で需要申告する必要があります。=>IPOの応募の流れやルールなどはこちらを参考
2018/03/07(水)~03/13(火)まで
IPOの申し込み期間は約7日間と短くなっていますので申し込み忘れにご注意下さい。
※申し込み可能な証券会社は、ページ最下部で紹介しています。
IPO抽選対象の株数
1,152,300株
(内訳)
公募: 486,600株
引受人の買い取り引受による売り出し: 515,400株
オーバーアロットメントによる売り出し: 150,300株
過去数年のデータをもとにした市場別の株数のおおよそ規模感
想定発行価格と仮条件の価格
想定発行価格 910円
仮条件の価格(03/06) 910~1050円
株主の構成とロックアップ期間など
上位株主の所有割合と一定期間、株の売却ができないロックアップ条件の詳細になります。
氏名、又は名称 | 役職、関係性など | 所有割合 | ロックアップ |
---|---|---|---|
猪又將哲 | 代表取締役社長 | 43.43% | 180日間 |
株式会社MI コーポレーション |
※1 | 29.06% | 180日間 |
松本泰三 | 専務取締役 | 11.27% | 180日間 |
ほっかいどう 地方創生投資事業 有限責任組合 |
3.37% | 90日間、1.5倍除く | |
大塚和彦 | 取締役会長 | 2.21% | 180日間 |
金子尚 | 従業員 | 1.31% | |
今川茂範 | 従業員 | 1.17% | |
野呂公平 | 従業員 | 1.16% | |
水野克也 | 1.10% | 180日間 | |
濱渦隆文 | 従業員 | 1.06% | |
上記合計 | 95.14% |
※1 役員等により総株主の議決権の過半数が所有されている会社
180日のロックアップ期間:2018/09/18まで
90日のロックアップ期間:2018/06/20まで
初値形成後に発行価格の1.5倍以上で売却がなされる場合があります。
ロックアップ期間中でも主幹事会社は、裁量で解除できる権限を有しています。
第三者割当等に関して割当を引き受けたものとの間で継続所有等の確約あり。
売り出し株式の詳細
売り出し対象となっている株式の株主内訳です。
氏名、又は名称 | 役職、関係性など | 株数 | 割合 |
---|---|---|---|
猪又將哲 | 代表取締役社長 | 235,300 | 5.20% |
株式会社MI コーポレーション |
※1 | 121,000 | 2.67% |
大塚和彦 | 取締役会長 | 75,100 | 1.66% |
ほっかいどう 地方創生投資事業 有限責任組合 |
74,000 | 1.64% | |
水野克也 | 10,000 | 0.22% | |
合計 | 515,400 | 7.87% |
新規発行と増資による手取金の使途
新規発行による手取金の概算額 400,381 千円
第三者割り当て増資の手取概算上限 125,390 千円
レジデンスWi-Fi事業における通信設備費用 492,431 千円
フリーWi-Fi事業における通信設備費用 13,335 千円
Wi-Fiサービス提供用通信基盤管理システムの構築費用 20,005 千円
※業務効率を目的としたもの
残額0 千円
直近の決算状況と業績の推移
※2016/06期は6ヶ月間。
2016/06期から連結決算。
2016/06 | 2017/06 | 2017/12 (第2四半期) |
|
---|---|---|---|
売上高 (百万円) |
1023 | 2787 | 1740 |
経常利益 (百万円) |
55 | 335 | 258 |
当期純利益 (百万円) |
27 | 209 | 164 |
1株当たり 配当額(円) |
- | - | - |
1株当たり 当期純利益(円) |
10 | 76 | 51 |
※単位(百万円)、(円)の小数点以下端数は全て四捨五入で表示しています。
↓ 前年同期比へ置き換えたものがこちら
2016/06 | 2017/06 | 2017/12 (第2四半期) |
|
---|---|---|---|
売上高の 前年同期比 |
- | 172.43% | -37.57% |
経常利益の 前年同期比 |
- | 509.09% | -22.99% |
以下、単独決算。
2012/12 | 2013/12 | 2014/12 | 2015/12 | 2016/06 | 2017/06 | |
---|---|---|---|---|---|---|
売上高 (百万円) |
1021 | 1201 | 1375 | 1465 | 1006 | 2688 |
経常利益 (百万円) |
35 | 41 | 90 | 63 | 52 | 269 |
当期純利益 (百万円) |
8 | 11 | 24 | 16 | 25 | 167 |
1株当たり 配当額(円) |
- | - | - | - | - | - |
1株当たり 当期純利益(円) |
17007 | 22948 | 48557 | 31221 | 9 | 60 |
※単位(百万円)、(円)の小数点以下端数は全て四捨五入で表示しています。
※2011/11に設立。
※2000/09にハローライン二十一を設立。2003/11にファイバーゲートへ商号変更。
↓ 前年同期比へ置き換えたものがこちら
2012/12 | 2013/12 | 2014/12 | 2015/12 | 2016/06 | 2017/06 | |
---|---|---|---|---|---|---|
売上高の 前年同期比 |
- | 17.63% | 14.49% | 6.55% | -31.33% | 167.20% |
経常利益の 前年同期比 |
- | 17.14% | 119.51% | -30.00% | -17.46% | 417.31% |
<管理人コメント>
売上は右肩上がりで堅調に推移しており、昨年2017/06期は売上、利益ともに大きく伸びています。
ちなみに通信機器の製造は台湾の工場を通じてドル建ての取引をおこなっているため、円安傾向な場合に仕入れ価格が増加します。
また円高傾向の場合、状況によっては円高還元の販売価格引き下げを余儀なくされる場合もあるとのこと。
為替がどちらに動いても急変動する場合は、利益に影響があるものとして認識しておくとよさそうです。
・連結子会社の詳細
設立 | 会社名 | 所在地 | 事業内容 |
2013/06 | 株式会社NOIS | 東京都港区 | インターネット回線取次 |
2015/07 | 飛博網通科技股份有限公司 | 台湾台南市 | 機器開発・コールセンター業務 |
ファイバーゲートの強み
※独自の見解などを含みます。
- 通信機器開発からwifi環境、運用、保守、サポート、広告までワンストップサービスを提供
※サービス委託の安心感、導入までのスケジュール短縮、全体最適化、コスト削減 - 訪日観光客に対応した多言語サポート、観光ガイド機能を備えた「SHINOBI WiFi」
※日本語・英語・中国語・韓国語 - 観光バス、遊覧船で移動通信体を利用した「wifi BUS」
- イベント用フリーWiFi「イベントWi-Fi」
※低コスト、簡単設置、高セキュリティ - 独自開発のWifi機器
※工事の容易性、コスト削減、用途に応じた機能実装 - クラウド認証プラットフォームとの連携によるサービスに直結した協業展開
- 長期契約による継続収益が得られるストックビジネス
※サービス導入時の一時収益もあり - WEBマーケティングによる集客
- 24時間お客様コールセンターによる案内
- 全国規模での訪問営業がおこなえる
- 通信設備工事は外部業者に委託
<管理人コメント>
◆事業別の売上割合
ファイバーゲートの成長余力
※独自の見解などを含みます。
- 簡単セットアップ型新製品でシェア拡大
- 新たな事業パートナー開拓
- 既存パートナーとの協業推進
- 新商品・サービスの開発
- 営業拠点、人員の拡充による営業網の強化
- 営業パートナーとの提携による飛躍的な契約数のアップ
- 不動産関連企業との業務提携
- CATVや地域ISP/Iot事業者にコアシステムをPB提供
- 学生寮への導入需要が増加している
※留学生獲得など - 訪日外国人向けの外国語対応WiFiの需要が高い
初値上昇の期待について管理人コメント
<管理人コメント>
ワンストップの無料wifiサービスで、機器も独自開発し、機能での差別化などの強みに加え、昨今の訪日外国人が増えているという追い風もあり、業績にも良い変化が出ていますのでこれからも期待できそうな会社だと思います。
ロックアップはしっかりしており、ベンチャーキャピタルによる売り出しも心配がありません。
マザーズ市場で公開株数はそれほど多くもなく少ないもないといったものになっていますが、想定発行価格が低めなのは初値が上昇しやすい要素かもしれません。
過去に同程度の公開株数だったものを確認してみます。
・2017年でファイバーゲートと同程度の公開株数だったマザーズ銘柄の初値一覧
コード | 銘柄名 | 上場 | 公開株数 | 公募価格 | 初値 | 騰落率 |
---|---|---|---|---|---|---|
9519 | レノバ | 02/23 | 1,391,500 | 750 | 1125 | 50.00% |
3558 | ロコンド | 03/07 | 1,812,000 | 1850 | 2625 | 41.89% |
3979 | うるる | 03/16 | 1,467,100 | 3000 | 3330 | 11.00% |
3561 | 力の源ホールディングス | 03/21 | 1,150,000 | 600 | 2230 | 271.67% |
3983 | オロ | 03/24 | 1,150,000 | 2070 | 4750 | 129.47% |
3989 | シェアリングテクノロジー | 08/03 | 1,380,000 | 1600 | 2990 | 86.88% |
3482 | ロードスターキャピタル | 09/28 | 1,265,000 | 1820 | 2501 | 27.23% |
6562 | ジーニー | 12/18 | 1,504,200 | 1350 | 2674 | 169.84% |
このくらいの公開株数であればそれなりの初値上昇が期待できることと、想定発行価格が高いよりは、低いほうが初値は上がりやすい傾向もありそうです。
前回のIPO(SOU)からは1日後で間がなく上場当日は、キュービーネットホールディングスと合わせて2社同時上場となります。資金の分散は気になりますが、キュービーネットホールディングスは東証一部or二部で公開株数の規模が大きいので逆により少ないファイバーゲートの方はあまり気にしなくてもよいかもしれません。さらにキュービーネットホールディングスはベンチャーキャピタルによる売り出しです。
この時期はIPOが集中してきていることや、最近の世界相場が調整した影響なども気になりますので先行して上場する各銘柄の上場結果はチェックしておきたいところです。
訪日観光客、留学生などは国策でもあり、まだ今後増えていく可能性もありますので注目度が高く、実際に業績にも表れていますので初値も期待しても良いのではないでしょうか。
IPOの申し込みが可能な証券会社はこちら
証券会社名 | |
---|---|
主幹事 | SMBC日興証券 |
引受 | 上光証券 |
引受 | みずほ証券 |
引受 | SBI証券 |
引受 | 東洋証券 |
引受 | 岡三証券 |
個人向け配分の多いネット証券のSBI証券は外れた場合にIPOポイントがもらえますのでとりえず申し込みしておくのは良いと思います。
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<注意>
IPOに関する情報は、購入申し込み期間直前まで改定される場合があります。必ず最新の目論見書で内容をご自分で確認してから申し込むようにして下さい。ここで紹介した内容に間違いなどがあったとしても責任は持てませんので自己責任においてしっかり確認してください。
=>目論見書の見方はこちらを参考にして下さい
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