クックビズ【6558】のIPO抽選申込どうする?
更新: 2017/11/29
目次
クックビズIPOの紹介
(※2017/11/29更新)
コード | 6558 |
---|---|
会社名 |
クックビズ(株) |
市場 | マザーズ |
事業内容 |
飲食業に特化した求職人材のマッチング、 |
公募売出 価格 |
2250円 ※仮条件の上限 |
上場日 | 2017/11/28 |
初値 11/28 |
5280円 +134.67% |
需要申告(ブックビルディング)スケジュール
クックビズの株式割り当て抽選への参加は誰でも可能ですが、まず以下の期間に指定の証券会社で需要申告する必要があります。=>IPOの応募の流れやルールなどはこちらを参考
2017/11/10(金)~11/16(木)まで
IPOの申し込み期間は約7日間と短くなっていますので申し込み忘れにご注意下さい。
※申し込み可能な証券会社は、ページ最下部で紹介しています。
IPO抽選対象の株数
486,200株
(内訳)
公募: 300,000株
引受人の買い取り引受による売り出し: 122,800株
オーバーアロットメントによる売り出し: 63,400株
過去数年のデータをもとにした市場別の株数のおおよそ規模感
想定発行価格と仮条件の価格
(※2017/11/29更新)
想定発行価格 2070円
仮条件の価格(11/08) 2070~2250円
株主の構成とロックアップ期間など
上位株主の所有割合と一定期間、株の売却ができないロックアップ条件の詳細になります。
氏名、又は名称 | 役職、関係性など | 所有割合 | ロックアップ |
---|---|---|---|
藪ノ 賢次 | 代表取締役 | 55.58% | 90日間、1.5倍除く |
ジャフコ・スーパーV3 共有投資事業有限責任組合 |
15.16% | 90日間、1.5倍除く | |
藪ノ 郁子 | ※1 | 13.95% | 90日間、1.5倍除く |
SMBCベンチャー キャピタル1号 投資事業有限責任組合 |
5.20% | 90日間、1.5倍除く | |
生田 亮人 | 取締役 | 3.94% | 90日間、1.5倍除く |
岡本 哲郎 | 取締役 | 3.13% | 90日間、1.5倍除く |
齋藤 理 | 従業員 | 0.73% | |
クックビズ従業員持株会 | 0.51% | ||
久田 雅士 | 従業員 | 0.14% | |
三輪 智之 | 従業員 | 0.12% | |
土居 真也 | 従業員 | 0.12% |
※1 代表取締役の二親等内の血族
90日のロックアップ期間::2018/2/25まで
初値形成後に発行価格の1.5倍以上で売却がなされる場合があります。
ロックアップ期間中でも主幹事会社は、裁量で解除できる権限を有しています。
第三者割当等に関して割当を引き受けたものとの間で継続所有等の確約あり。
売り出し株式の詳細
売り出し対象となっている株式の株主内訳です。
氏名、又は名称 | 役職、関係性など | 株数 | 割合 |
---|---|---|---|
藪ノ 賢次 | 代表取締役 | 50000 | 2.53% |
藪ノ 郁子 | ※1 | 57500 | 2.91% |
ジャフコ・スーパーV3 共有投資事業有限責任組合 |
15300 | 0.77% | |
合計 | 122800 | 6.20% |
新規発行と増資による手取金の使途
新規発行による手取金の概算額 563,320,000円
第三者割り当て増資の手取概算上限 120,316,000円
(使途の内訳)
オフィス移転に関する差入保証金と建物準備等 184,925,000円
※人員拡大対応と人材紹介事業における求職者との面談スペース拡充
サービス利用者(求職者)を獲得するための広告宣伝費 97,881,000円
借入金の返済資金 50,000,000円
人員拡大に伴う人件費 225,168,000円
残額(人件費) 125,662,000円
直近の決算状況と業績の推移
2012/11 | 2013/11 | 2014/11 | 2015/11 | 2016/11 | 2017/08 (第3四半期) |
|
---|---|---|---|---|---|---|
売上高 (百万円) |
56 | 154 | 339 | 692 | 1233 | 1480 |
経常利益 (百万円) |
1 | 1 | △ 57 | 63 | 75 | 183 |
当期純利益 (百万円) |
1 | 0 | △ 73 | 60 | 52 | 117 |
1株当たり 配当額(円) |
- | - | - | - | - | - |
1株当たり 当期純利益(円) |
4210 | 960 | △ 42 | 33 | 29 | 117 |
※単位(百万円)、(円)の小数点以下端数は全て四捨五入で表示しています。
※2007年12月
↓ 前年同期比へ置き換えたものがこちら
2012/11 | 2013/11 | 2014/11 | 2015/11 | 2016/11 | 2017/08 (第3四半期) |
|
---|---|---|---|---|---|---|
売上高の 前年同期比 |
- | 175.00% | 120.13% | 104.13% | 78.18% | 20.03% |
経常利益の 前年同期比 |
- | 0.00% | -5800.00% | 210.53% | 19.05% | 144.00% |
<管理人コメント>
売上高は右肩上がりで利益も拡大傾向にあります。
昨年(2016/11期)の利益率は伸びが鈍化していますが、基本的には事業拡大によるものが要因です。
・売上原価:約28百万円(前年事業年度比+63.3%増)
※求人原稿制作に伴う外注費増加
・販売費及び一般管理費:1148百万円(前事業年度比+80%増)
※事業拡大にともなう人件費や求職者獲得のためのマーケティング費用増加
2017/08時点の進捗を確認すると利益の伸びは大きくなっていますので昨年資金投入した分が、結果として出ているのかなと期待できる状況となっています。
クックビズの強み
※独自の見解などを含みます。
- 飲食業に特化することできめ細かいニーズを汲み取った事業サービスを展開
- 検索位エンジンでサイト「cook+biz」が上位表示されている
- 年収に応じた成功報酬を手数料として求人企業から受領するビジネスモデル
※初期費用0円で求人企業は無駄のない人材採用ができる - 企業定着を目的とした入社後のヒアリングなど一定期間のアフターフォローがある
- 求人企業が直接スカウトできる「クックビズダイレクト」をシステム提供
- 求職者は会員登録をおこなわなくても求人広告への応募が可能
- 入社が決まった方全員(正社員)に3万円のお祝い金をプレゼントする制度あり
- 料理人・シェフを中心とした「foodion」で会員同士の意見交換できるSNS提供
- 研修サービスの「クックビズフードカレッジ」を運営
- 早期退職による返金保証で採用側に安心感がある
<管理人コメント>
求人募集の要であるWEBサイトの「cook+biz」が主要な検索エンジンで上位表示されていることは、利用者である求職者を集客するうえでとても強みになることです。
2017/10/30時点で、
検索エンジンで以下キーワード検索してみた結果は以下のとおりです。
「飲食 求人」・・・ yahoo 2位、 goole 5位
個人的に「cook+biz」という名前を知りませんでしたが、
それでも上位表示さえされていれば集客できるし、広告宣伝費などのコストを抑えられるというWEBならではの強みを活かした事業になっていると思います。
求人企業は入社決定後に手数料として成功報酬を支払うことになりますが、
クックビズでは返金保証の制度があります。
退職日 | 返金金額 |
14日以内 | 全額返金 |
30日以内 | 80%返金 |
60日以内 | 50%返金 |
90日以内 | 20%返金 |
返金保証するということはクックビズの責任において定着率向上を図る必要があるため、
マッチングや定着支援のアフターフォローなど信頼度向上にもなっているはず。
「成功報酬」と「返金保証」がビジネスの価値を高める上でとても重要なものになっているのではないでしょうか。
クックビズの成長余力
※独自の見解などを含みます。
- cook+bizのブランド認知度向上による利用者拡大
※広告宣伝、上場効果など - 人手不足という社会背景に伴う人材の採用需要拡大
- その他の新規事業拡大にともなう売上拡大
※クックビズフードカレッジ、foodion。
<管理人コメント>
個人的にcook+bizという名前を聞いたことがなかったので、 認知度の向上余力は大きいと思います。
広告宣伝などネットマーケティングの他、事業拡大に応じて様々なメディアを使った戦略で成長していけるのではないでしょうか。
売上を拡大していくために重要なことは、求職者の利用を増やしていくことです。会員数が公表されていないので良く分かりませんが、WEBサイトのページビュー数は以下のとおりとなっています。
PV数の増加が必ずしも利用者数の増加と連動しているわけではないですが、
利用者数増加、利用者の活発的な閲覧、サイトの認知度向上などの要因になります。
クックビズでは企業側の求人広告を掲載する事業もおこなっていますので、
PV数の拡大は、広告の売上増加や広告の価値を上げる要因にもなるはずです。
それから、「cook+biz」では会員登録をしなくても求職者は応募することが可能になっているようなので、
非会員による売上を考える上でも重要な指標だと思います。
2016/11期の売上内訳は以下のとおりです。
人材紹介による成功報酬と求人広告が売上のほとんどを占めています。
クックビズフードカレッジ、foodionなどの新規事業の売上はとても小さいです。
実績が小さいということは今後の成長も未知数なわけですが、売上が小さい分、成長余力は大きいといえますので認知度向上に応じてその他の事業も連動して拡大していけ可能性はあると思います。
研修サービスのクックビズフードカレッジについては、
クックビズ調べによると満足度は高いとアピールしているので、サービス内容さえよければ利用が拡大していける可能性はあると思います。
初値上昇の期待について管理人コメント
<管理人コメント>
今は社会背景的に人手不足が問題になっていますし、WEBサイトの運営状況や業績の推移を見る限り、まだこれから成長拡大していけそうな様子ではあるので期待したいところです。
ロックアップもあり、ベンチャーキャピタルによる売り出しも心配がありません。
ベンチャーキャピタルが保有分のほとんどを売り出しせずに保有したままでロックアップもありますから、成長余力があることを示す要因にもなっています。
マザーズ市場で公開株数は少ない方で、今年のIPO市況はとても良いです。
前回のIPO(サインポスト)からは7日後とそれなりに間は空いています。
上場日はポエック、幸和製作所と重なっており3社同日での上場となりますが、両方とも公開株数は少ない方なので心配はないかなと思います。
想定株価もそれほど高いわけでもなく、IT関連銘柄ということなので初値の上昇はそれなりに期待できるのではないでしょうか。
IPOの申し込みが可能な証券会社はこちら
証券会社名 | |
---|---|
主幹事 | 大和証券 |
引受 | 野村證券 |
引受 | SMBC日興証券 |
引受 | SBI証券 |
引受 | エース証券 |
個人向け配分の多いネット証券であるSBI証券は応募しておきたいところです。
またIPOポイントももらえるので消極的な参加の方もSBI証券だけは応募しておくのは悪くないです。
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