グローバルリートトリプルプレミアム【評価】4階で際立つ通貨戦略

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グローバルリートトリプルプレミアム【評価】4階で際立つ通貨戦略

 

 

2階建て3階建ての投資信託と来たら4階建て?

そのまさかの4階建て投資信託が、

グローバル・リート・トリプル・プレミアム・ファンド(毎月分配型)です。

純資産額は、2014/08/28時点で113億とまずまずの人気。

3階建て以降は、2階建までとは違う複雑さがありますのでじっくり評価分析したいと思います。

 

グローバルリートトリプルプレミアムファンド(毎月分配型)の運用内容を評価

 

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日本を含む世界各国のREITへ投資するものです。

世界各国のREITをカバーするETFを利用しているため指数に連動した成績が得られます。

リートETFについてコール・オプションを利用したカバードコール戦略を行います。

金利が高い通貨への投資も同時におこなっております。

1国通貨のみへの集中投資を行いますが、どの通貨へ投資するかは毎月見直しを行い機動的に変更できるようになっています。

通貨についてもコール・オプションを利用したカバードコール戦略を行います。

項目 説明
投資対象 世界各国の上場不動産投信(REIT)へ投資するETF、国内債券
通貨 1カ国通貨限定で毎月見直し
為替ヘッジ なし
決算 毎月17日付近、年合計12回の配当
設定日 2013-06-28
運用種別 アクティブファンド
運用形態 ファンド・オブ・ファンズ方式

 

 

<評価・解説>

3階建て投資信託で登場したカバードコール戦略。1階部分のREITに行われるコール・オプションを使った投資でした。

この投資信託は、2階部分の通貨にまでコール・オプションを使った投資をすることで「4階建の投資信託」となっています。

カバードコール戦略自体は、大きく値動きのあるものに安定性をもたらせる効果があると思っていますので、高金利で不安定な通貨に適用するのは意味があるとは思います。しかし、運用者によって成績は左右されますで吟味が必要です。その運用内容が不透明であることが多いのでその部分をしっかり確認するようにしたほうが良いです。

個人的には4階建てということ以上に興味を持ったのは、毎月、投資する通貨を見直すという運用。

短期的な見直しと1国通貨への集中投資というのは通貨投資のリターンを最大化する上でとても役に立つのではないかなと思います。

今までこのような運用のものは見かけなかったので貴重な存在かもしれません。

個人的にはカバードコール戦略なしの2階建てでこのような通貨運用をするものが出たらいいのになと思います。

 

 

 

 カバードコール戦略について

 

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3階建の投資信託ではもうお馴染みの「カバードコール戦略」。

 

コール・オプションを活用した投資でです。

予め決定した目標価格を基準として、リート価格がどのように変化するかによって損益が決定するというものです。

今回はリートだけでなく、通貨に対しても同じ戦略を適用している所が特徴です。

 

カバードコール戦略は、目標価格より上の利益を捨てることにより一定の利益を得る投資手法になります。

リートや高金利通貨はとても値動きが大きいですので大きく利益を得られる可能性がある反面、大きく損失を被る可能性があります。

大きく利益を得られないかわりに大きな損失を防げるという意味でカバードコール戦略が収益の安定性をもたらせる効果があります。

 

 

 

購入時手数料や運用コストを評価

 

項目 説明
購入時手数料 0%
実質の信託報酬 1.87%

 

<評価・解説>

ネット証券会社でなら購入時手数料はなんと0%ととても破格です。

通貨投資を行っているものは運用が複雑でコストがかかりますし人気なのもあって数%程度の購入時手数料がかかる場合が多いですからとても買いやすいと言えます。

しかし、信託報酬については高いです。リートと通貨にカバードコール戦略を用いた戦略と通貨を見直す戦略が加わっていますから高コストになるのは仕方がない面もあります。

3階建て投資信託でさえ1.9%以上のものもありますから、このぐらいはかかるのかなといったところです。

リートへの投資はETFで単純化しているのでこのあたりはコストを抑えるように工夫しているのかなとは思います。

 

 

 

組み入れられている ポートフォリオの評価

 

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<評価・解説>
ファンド・オブ・ファンズ方式ですが、実質的には国内債券を投資するファンドへはほとんど投資していません。

CSグローバル・リート・トリプル・プレミアム・ファンド1本への投資が基本でありファミリーファンド方式に近いです。

ハイリターンを期待している投資家にとって国内債券へのリスク低減は期待していないことなので納得の運用では有ります。リスク回避先として何か合った時のための設計としては良いと思います。

投資しているリートETFは、2本に分散しているようですね。両方ともインデックスですしどんな意味があるのでしょうか。もっとシンプルにすればいいのにと思ってしまいます。

リートの国別比率を見ると米国が74.5%ととても高いですね。日本が第二位の組み入れ率というのも面白い。インデックスにはアクティブファンドよりも大胆さというのが垣間見られたきがします。

現在投資している通貨は、ブラジルレアルのようです。

ブラジルは金利が高いですし、ここ最近はレアル高で通貨も好調ですから悪くはない選択かなと思いました。とはいえレアル高の値動き部分に関してはカバードコール戦略でどれだけ利益を捨てているかは気になりますけど。

とにかく保有している人は、通貨の見直しを毎月チェックすべきでしょう。運用レポートでは、次月の選択通貨を「予定」として掲載しているようです。

 

 

 

2つのリートETFの違いについて比較

 

この投資信託では2本のリートETFを運用しています。

まったく同じような値動きだったら2つ保有する意味が無いと思いますのでどのような違いがあるのかチェックしてみます。

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<評価・解説>
2つのリートETFの値動きを比較したチャートです。
緑のグラフ= 「iシェアーズ®米国不動産ETF」
青のグラフ= 「SPDR®ダウ・ジョーンズ・インターナショナル・リアル・エステートETF」
比較すると確かに値動きは違います。
過去1年で比較すると「iシェアーズ®米国不動産ETF」の方がちょっと成績が良いです。
過去2年では、「SPDR®ダウ・ジョーンズ・インターナショナル・リアル・エステートETF」が上回っています。
過去5年でみると、「iシェアーズ®米国不動産ETF」の方が大きく上回っています。その差はなんと2倍。値動きは似た感じになっていますが、最初の頃の運用に大きな差が開いてそのまま推移している感じです。インデックスと言ってもこんなにも違うものなのですね。
印象としては「iシェアーズ®米国不動産ETF」の方が安定した動きに感じました。
約75%の組み入れ比率ということなのでとりあえずは問題ないですが、あえて「SPDR®ダウ・ジョーンズ・インターナショナル・リアル・エステートETF」を持つ意味はちょっとわかりません。でももしかしたら、「iシェアーズ®米国不動産ETF」の方が2010年頃に大胆な銘柄変更があったという見方も出来ますからインデックスの評価は難しいです。

 

 

 

 通貨の見直しでどのように変化していったか

 

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<評価・解説>
毎月の通貨見直しによりどれほど通貨の運用が変化しているか。個人的には一番興味のあるところです。
思った以上に通貨の見直しをしているのに驚きました。
しっかりと運用している印象。2014年の1月にはブラジルレアルだったものを1ヶ月でインドルピーに変えて、またすぐにブラジルレアルに戻しています。
金利などの変化により機動的に変更しているのをとても感じます。しかし投資信託が新設されてからの成績としてはどうでしょうか。
カバードコール戦略をしていますので上記の100を基点とした値動きは投資結果とは違うはずですのでこれだけではなんとも言えません。
オプションによりどれだけカバーできているでしょうか。

 

 

 

カバードコール戦略の状況

 

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<評価・解説>
カバードコール戦略の運用状況がしっかり明記されているのでとても好印象。
しかし、とてもカバー率が高い。というか100%ですね。
リートETFの値上がり益がほとんど無く、オプションプレミアムにより収益を上げるだけなのかと思いきや、そんなことはなくむしろ逆。
???ちょっと理由はわかりません。(^_^;今度、もう少し調べます。
ただし通貨の方は、カバードコール戦略の収益がメインとなっています。
大きな利益を完全に捨ててカバードコール戦略による安定収益を目指しているとしたらとてもメリハリが合って特徴のある運用と言えるかもしれません。
過去のオプション運用の推移に関して情報がないのでちょっとこれだけではなんとも評価しがたい。

 

 

 

 ベンチマークと運用実績の比較を評価

 

この投資信託にはベンチマークがありません。

 

<評価・解説>

同じような運用をしているものがあればとりあえず比較しておくことをおすすめします。
とはいえ4階建の投資信託はとても少ないので難しいかもしれません。

 

 

 

 リーマン・ショック前後の動きでリスク・リターンを実感してみる

 

過去に大きく上下したときの値動きを確認することでリスク・リターンの特性を実感してみたいと思います。

期間 損益率
下落幅
(2008/01/04-2008/12/30)
未運用
上昇幅
(2009/01/05-2009/12/30)
未運用

 

 

<評価・解説>
2013年からの運用だったので評価出来ず。

 

 

 

 上下の大きかった期間の動きでリスク・リターンを実感してみる

 

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<評価・解説>
運用期間がまだ浅いということもあって最近の運用ではあまり大きな動きが確認出来ませんでしたので計測はなしとします。

上記チャートは横ばいに見えると思いますが、実際には毎月210円の分配金を続けていますので累積リターンでは上昇しています。

 

 

 

 グローバルリートトリプルプレミアムファンドの資金流入と資金流出

 

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<評価・解説>

ここ最近、急激な資金流入していることが確認できます。

2014/07の流入は、約32億円。全体の28%にもあたります。なぜだかよく分かりませんが、凄い変化です。

急激な資金流入というのは運用に悪影響を与える可能性もありますから注意して下さい。

 

 

 

グローバルリートトリプルプレミアムファンド(毎月分配型)への評価と感想

 

 とても複雑な運用で評価するには運用期間も短いです。

カバードコール戦略が気になるところですが、運用内容をもう少し開示してほしいものです。

しかしカバー率100%というのは他で見たことがありませんのでメリハリがあって特徴的だと思います。

良い悪いは別として特徴のある運用にはニーズがある可能性があるということです。

個人的には一番興味があった投資通貨の見直し。

1国通貨の集中投資にはメリハリがあるし、実際に機動的な通貨の選択を確認することができました。

カバードコール戦略と合わせているところが評価を難しくさせますがとても好印象な運用です。このような運用は、他にも広まってくれればニーズはあると思うのですけどね。

とても複雑でハイリターンを狙う投資信託ではありますが、購入時手数料が0%なのはとても素晴らしいと思います。

カバードコール戦略や通貨選択の運用には人為的な運用による成績が大きく反映することも考えられますから、状況が悪ければ簡単に手放せますね。

 

 

 

グローバルリートトリプルプレミアムファンドが購入できるネット証券

 

なるべく安い手数料の証券会社を選んで取引することをおすすめします。

 

購入時手数料(税込) 販売会社
無料 マネックス証券
無料 SBI証券
無料 楽天証券
無料 カブドットコム証券

※2014/08/28時点

 

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