海外転勤の引越しでNISA口座は廃止!帰国で再開するには?
NISA口座開設できる条件
NISA口座開設できる条件は、
「20歳以上」 かつ 「日本居住者」 となっています。
※2016/01から0歳~19歳が利用できるジュニアNISAというものができています。
日本人かどうかではないのです、日本に住んでいないといけません。
これは、当然と言えば当然?なのかな。
NISA口座を開設するとき、住民票を提出するのでこれで証明するようになっています。
住んでいるところでお金を使い税金を払う。
日本で税金払っていない人に優遇することが出来ないということかもしれませんね。
NISA制度は、もどもと日本経済を活性化するために設立された制度です。
日本経済のためになる貢献をしていないとダメなのだと思います。
「つみたてNISA」のみ対象として4月に制度改正が検討されているというものがあります。出国から最長5年まで利用できるようになる可能性があるそうです。
非居住者かどうかの定義
1年以上海外赴任する場合、「国外転出届(住民異動届)」を提出するのでわかりやすく自分で認識できていると思いますが、NISA制度が利用できない非居住者かどうかの定義は以下のようになっているようです。
・外国にある事務所(本邦法人の海外支店等及び現地法人並びに国際機関を含む)に勤務する目的で出国し外国に滞在する者。
・2年以上外国に滞在する目的で出国し外国に滞在する者。
・本邦出国後外国に2年以上滞在するに至った者。
・1年以上にわたり日本以外に居住する者。
・期間の定めのない海外転勤、海外留学。
・上記に掲げる者で、事務連絡、休暇等のため一時帰国し、その滞在期間が6ヶ月未満の者。(但し、上記に関わらず、本邦の在外 公館に勤務する目的で出国し、外国に滞在する方は、「居住者」として扱われます)
海外へ引っ越しする前にやらないといけないこと
転勤などで他国へ引越しする場合、必ず事前にやっておかなければいけないことがあります。
それは、「出国届書」を証券会社など利用している金融機関に提出する必要があるということです。
速やかに提出しないとされていますから、忘れないようにやっておきましょう。
転勤がよくある会社の人は、NISA口座の開設自体、躊躇してしまいそうですね。(^_^;
出国届書を提出すると、出国日の日に口座が廃止されます。
※NISA口座の証券は一般口座へ移されます。
※証券会社によっては、「出国後に(本邦)非居住者に該当することが判明した場合」と説明書きがなされているとこともありました。
さらに!
私も始めて知ったのですが、
そもそも証券総合口座(特定口座)の方も海外転居届けをしないといけないようです。
詳細は、証券会社へ電話で問い合わせしてください。
仮に出国届書を提出せずにNISA口座で非課税の恩恵を受け続けていた場合、
非課税分を後で徴収される恐れもあると思いますので放置しないようにした方がいいと思います。
日本へ帰国したときのNISA再開について
平成27年1月1日からは、
手続きを行うことでNISA口座を再開設できるようになっています。
※当然、一般口座にある証券を再開設したNISA口座に移すことはできません。
出国届書を提出した証券会社に連絡して、
手続きの内容などを確認してください。
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