債権とは価格決定で金利と信用リスクを使う変動/固定あり
ここでは、
「債権」 の説明をします。
投資信託の投資をするうえで必須なのでしっかり理解しましょう
債権とは
資金調達したい人が債権を発行したのものです。その発行機関は、国、地域、企業など様々です。購入した人は、3年、5年、10年など、資金を借りている期間(償還期限)により、金利がもらえるような仕組みになっています。
償還期間まで債権購入者が保有した後は、 「債券の価格+金利」 が得られるわけですね。
債券価格の決まり方
債券は、「市場金利」と「信用リスク」によって決まります。
市場金利による債権価格の変動
以下、日本の10年国債の金利です。
市場金利は、上記のように上下に変動するのです。
過去10年間、1.8%~0.6%で動いているのがわかりますね。
この国債金利は、日銀による売り買い、市場による売り買いによって決まります。
この市場金利を元に、過去に発行された金利の比較で相対的に決められます。
・金利が上がる場合
今までの金利が0.6%だったのに金利が1.8%になったら、これから買う債権は金利が増える分得します。今までの0.6%だった債権は相対的に価値が低いので、売る人が多くなります。債券価格が安くなるということです。
・金利が下がる場合
今までの金利が1.8%だったのに金利が0.6%になったら、これから買う債券はもらえる金利が減る分損します。これから買う債券の0.6%金利より、今までの債権は1.8%金利で高いのですから、今までの債権のほうが価値があります。相対的に、今までの債権のほうが価値が高いので、買う人が多くなります。債券価格が高くなるということです。
信用リスクによる債権価格の変動
それぞれの発行体は、信用リスク(破綻リスク)というものが存在します。
国や会社の運営状況が良ければ、債権で調達したお金を償還時に返済することができますね。倒産してしまったら、調達した資金はすでに減ってしまっているので、債権購入者には金利だけでなく、元本すら保証されないことになりかねません。
償還期限後に返済される確実性によって格付けがなされます。
格付けが高くなれば、安全性も高いということなので債券価格が高くなります。人気が高く売れますから金利は低くても十分なのです。
格付けが低くなれば、安全性が低いということなので債券価格が低くなります。人気が低く売れませんから、金利は高くしないと売れません。
元本保証がある債権
債権では特別なものとして 「元本保証」 が付いているものがあります。
債権を購入したときの価格が保証されるということです。
償還期限を迎えたら、 「購入元本金額」 + 「金利」 が受け取れます。
必ず購入した金額が戻ってくるのですから、確実に利益を得ることができますよね。
確実に利益を得られる分、金利はとても低く設定されます。
個人向け国債などは有名ですね。
★この記事を読んだ方はシェア/ブックマークで応援お願いします。
スポンサードリンク
お役立ち関連記事
ついでに読みたい
- 現物の外国債券投資は初心者に難しい!南アフリカランド購入体験
- 老後資金が足りない!投資運用で準備が必要その額はいくら?
- 投資初心者が失敗する一番の原因は一括投資すること
- 夏冬ボーナスの使い道で投資する場合は慎重に考えましょう
- 投資の勉強をしても儲かるはずがない!お金持ちになれない
- 経済投資が安心して運用できる理由(2)
- 経済投資が安定して利益を積み重ねられる理由(1)
- 経済投資の種類を規模で分類区別一覧
- 投資初心者は経済投資を始める!難易度ミニマム
- 投資初心者ハイリスクハイリターン?意味分かっていますか?
投資初心者が勉強すべきこと投資初心者が勉強すべきこと