nisaで何買う?何がいい?向いている商品やおすすめの使い道
nisa(ニーサ)は投資で得た利益が非課税となるとても有り難い制度です。
しかし、色々な制限を考えると使い道によってはメリットを最大限活かせない可能性がありますのでそれを認識した上で上手く活用できると良いです。
=>nisaとは?
※注意※ 2016年01月から、「100万円」=>「120万円」に枠が増額されました。
以下説明は、100万円のままとなっておりますがご了承くださいませ。
目次
NISAは短期売買には向かないのは時間を活用出来ないから
5年間使えるnisaの購入枠が100万円分与えられますが、
100万円分の株を購入したら、その時点でもう終わりです。
売却しても使ってしまったnisaの購入枠は増えません。
10万円分の資金がある人が、
毎日10万円分を株のデイトレで売買した場合、10日間でnisaを使い終わってしまいます。
※デイトレとは1日のうちに株を買って、売ることにより利益を売るという短期投資の手法のことです。
1日で100万円分を購入して、その日のうちに101万円(+1万円利益)で売却すれば、
たったの1日でnisaを使いきってしまうことが出来るわけです。
※この時、利益の1万円は非課税なのでnisaの恩恵を受けられます。
せっかく残り4年と364日という活用できる期間があったとしても、
100万円分購入したらもう終わりなのです。
投資とは時間の力を利用して増やすことができるものです。
100万円分購入したら明日売るより、5年後に売ったほうが利益が大きくなる可能性がありますよね。
利益が大きくなるということは、
それだけ非課税のメリットが大きくなるということを意味します。
1ヶ月で利益+1万円とした場合、
非課税メリットにより得する金額は、2千円です。
5年で利益+10万円とした場合、
非課税メリットにより得する金額は、2万円です。
デイトレのような短期売買しかしないよという人なら別にnisaを使っても問題ありませんが、
メリットは小さくなるということを認識しておくと良いです。
※毎年、5年間使える100万円のnisa枠が最大10年もらえますから1年に100万程度しか売買しない人にとってそれでも十分メリットはあります。
でも投資とはデイトレが全てではありませんし、
特に投資の初心者にとっては短期売買で利益を上げるのは難易度が高く儲けることは難しいです。
よって、
時間の力を利用した中長期での保有を前提とした投資をすることを念頭においてみてもいいと思います。
NISAの100万円枠を使い切るなら投資信託の効率がいい
nisa枠は1人100万円キッチリとなっています。
株(J-REIT、ETF)などは単価が決まっていますからキッチリ100万円購入することが出来ません。
例えばソフトバンクの株は、
1回の購入単位は1株7439円 X 単元株数100 =743900円となっています。
※2014/10/03時点
残りの256100円分のnisa購入が可能ですが、
これではソフトバンク株は購入できません。
しかし、株には単元未満株を購入でいるサービスを実施しているところがありますので、
そういうところだと1株単位でも買えますのでもっと購入することは可能です。
34株 X 7439円 = 252936円
残りは3174円となりキッチリ使いきれません。
株だと、どんなに単元未満株などを工夫してもキッチリ使い切るのは難しいのですね。
そこで注目されている投資商品が、
投資信託です。
投資信託は、1万円以上で1円単位に購入出来るものです。
※現在は、ネット証券のサービスで500円から投資できるものがあります。
以下は、投資信託の注文画面です。
キッチリ100万円を使い切るなら投資信託が向いているというわけですね。
NISAの向き不向きで自分の投資スタンスを間違えないで
金融商品というのは、あくまで道具です。
あなたがどういう投資スタンスで資産を増やそうとするのかということの方が大事です。
株でも投資信託でもどちらでも問題ありません。
キッチリ100万円分買って、キッチリ5年保有していかにメリットを活かそうということに必至になってはいけません。(^_^;
いくらnisaと言っても、
利益がでなければnisaの意味がありませんからね。
今まで日本企業の個別株で分析して増やすのが得意と言う人が、
投資信託がおすすめだからと言うから、
インド株の投資信託をなんとなく買ってみたなんていうのは怪しいです。
よくわからないものに手を出しても儲けることは出来ませんからね。
nisaの制限に惑わされて投資の本質を忘れないようにしてください。
個別株と投資信託の違いで投資スタンスの確認
個別株は、1点の集中投資であるのに対して、
投資信託は、複数の分散投資という特性の違いが有ります。
リターンとリスクは比例しますから、
リスクの取り方について全く違うものであることが分かります。
個別株は持っているだけでコストはかかりませんが、
投資信託は持っているだけで運用コストがかかります。
※ETFも投資信託と同じで運用コストがかかります。
投資信託というのはプロに運用を任せますのでコストが発生して当然のものです。
買ってから売るまでの投資期間によりコストが変わってきます。
※コストと言ってもそれを上回るリターンなら問題ではありません。
日本株は国内投資となりますが、
投資信託だと日本株はもちろん、世界への投資が可能になります。
投資対象の範囲が全く違うことはとても大きいです。
どの投資対象に何を使ってどういった期間で投資するのか?
投資商品の違いが分かるとあなたの投資スタンスにあったものが必然と見つかるはずです。
NISAの使い道はどれがおすすめなのか?
投資経験者におすすめを聞かれた場合は、
今まであなたが利益を出した事のあるもので投資すればいい。
と答えます。
しかし、
投資初心者の場合は間違いなく、
「投資信託」をおすすめします。
nisaでメリットが最大限活かせるという事以上に、
やはり投資スタンスの問題が大きいからです。
投資初心者は、
分散されていて時間のメリットを活かせる経済へ投資をした方が儲けやすいと思っているからです。
それから、
やはり初心者が個別株で儲けるのは難しいと思います。
どうしても決めきれない人は、
株でも投資信託でも、まず経験をしてみることです。
株と投資信託を両方、買ってもいいのですから。
単元未満株なら100円程度で買えますし、投資信託なら500円から買えます。
投資1年目というのは色々、試して経験することはとても重要なので、
興味のあるものは少額を買ってみればいいです。
よくわからないのだったら絶対に少額にとどめることが重要ですよ。
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