資産規模大きい投資はアセットアロケーション&ポートフォリオが重要

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資産規模大きい投資はアセットアロケーション&ポートフォリオが重要

 

 

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資産規模が大きい人はアセットアロケーションを意識した運用をする

 

アセットアロケーションとは、

どの資産に、どれだけの割合で運用するかを決めたものです。

 

「株」、「債券」、「REIT」、「コモディティ」などを資産アセットクラスと呼び、

各資産をどれだけの割合を保有するのかを決めます。

 

なぜこのようなことをするかということですが、

各資産は値動きの特性が違うので複数の資産を保有することでリスク分散になるからです。

 

例えば全部、日本株で保有していたとしたらどうでしょう。

暴落があったら、大きく損をします。

失われた20年下において長期間、株価が下落していたのは記憶に新しいです。

 

経済は、インフレやデフレ、金利や為替など、

常に動いています。

 

インフレに強い資産だけ持っていても、デフレになったら価値が大きく下がってしまうかもしれません。

 

例えばですが、

インフレに強い資産とデフレに強い資産を持っていれば資産の価値が安定しやすくなるというメリットがあるのです。

 

インフレ、デフレなどの情勢を自分で判断して上手く切り替えることができればいいのですが、

インフレやデフレというのは、相対的なものですのでいつからがインフレでいつからがデフレというものは明確化するのは難しいです。

 

特に資産規模の大きい人は、

常に目を配りながら、運用するというのはとても労力がかかり、

判断ミスが大きな損失につながってしまうこともありますからアセットアロケーションは重要なのです。

 

参考=>資産運用は減らさない運用と増やす運用がある

 

 

アセットアロケーションをどのように決めたら良いか

 

アセットアロケーションというのは、

その内容によって、リスクやリターンが大きく変化するものです。

 

以下、2パターンのアセットアロケーションを見て下さい。

 

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前者より後者の方が、日本債券の割合が多いですね。

円建ての日本国債などを持っているとしたら、早期解約しない限り価格は下がりません。

※インフレによる価値の目減りはここでは割愛します。

 

安全な資産を多く持つほど、

リスクは小さくなります。

しかし、これは期待するリターンも小さくなるということになります。

 

リスク資産というのは、価格が上下します。

株価などは-50%などの暴落も起こりえます。

どこまで資産価値が目減りしても耐えられる余裕があるかが重要なのです。

 

リスクやリターンの設定については、

あなたの資産規模、年齢、運用能力などによって千差万別です。

 

正解などはないのです。

あなた自身が考え決定する必要があります。

 

 

アセットアロケーションには値動きの違う資産を必ず入れる

 

よく話されるのが「債券」と「株式」の関係。

 

「株が上昇すると、債券が下がる」

「株が下落すると、債券が上がる」

 

株と債券は、相反する動きをするというものです。 

 

この関係になる理由の一つとして以下のリスクリターン特性が挙げられます。

株は、債券よりハイリスク/ハイリターン

債券は、株よりローリスク/ローリターン

 

これから株が大きく上昇するという時は、リターンの少ない債券を売って株を買うという投資行動が発生します。

これをリスク選好(リスクオン)と言ったりします。

 

これから株が大きく下げるという時は、リスクの大きい株を売って債券を買うという投資行動が発生します。

これをリスク回避(リスクオフ)と言います。

 

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※厚生労働省HP「基本ポートフォリオ策定上の前提条件について・サマリー(現在の前提条件)」

 

上記は、国内外の債券と株の相関関係を示したものです。

各組み合わせが表になっており、1に近づくほど同じ動きであり、マイナスになるほど相反する動きをすることを示します。

 

「国内株式」と「国内債券」は、0.1876。

同じような方向への動きをすることはあるが、違う特性を持っていることがわかります。

まったく逆の動きという程のものではないみたいですね。

 

 

「外国債券」と「国内株式」は、-0.227。

まったく逆というわけではないですが、

それぞれが相反する逆の動きを示すことがあるとわかります。

 

「外国債券」と「国内株式」のように、

相反する動きのものを組み合わせることが、

リスクを分散する上で意味があることを理解出来たと思います。

 

 

しかし、債券と株が必ず相反する動きになるとは限りません。

あくまでもそういう時があるという話です。

 

債券と株価の両方が上昇するときもあれば、

債券と株価の両方が下落することもよく有ります。

絶対ではありませんので誤解しないようにして下さい。

 

 

アセットアロケーションの次はポートフォリオを決める

 

「アセットアロケーション」の次に、

「ポートフォリオ」を決めます。

 

「ポートフォリオ」は、

アセットアロケーションで割り当てた資産アセットクラスの中身になります。

 

例えば、

日本株 10% のアセットアロケーションに対して、

以下のポートフォリオを作ってみるとか。

 

ニッセイ 日経225インデックスファンド 5%

eMAXIS TOPIXインデックス 3%

SMT J-REITインデックス・オープン 2%

 

1つの資産アセットクラスをどの銘柄で運用するかはとても重要です。

 

複数の銘柄で分散されることにより、

運用リスクや、市場リスクの分散ができますね。

 

アセットアロケーションを決めた後は、

ポートフォリオを決めて下さい。

 

 

アセットアロケーションを維持するには投資信託がピッタリ!

 

アセットアロケーションの ポートフォリオを決める時に何で運用するか?

これには、投資信託がピッタリなのです。

 

投資信託は、金額指定で購入出来ますから、

保有率ピッタリに合わせることが出来るからです。

 

実物の株や債券は、

口数単位ですからなかなか保有率の調整が難しいのです。

実物を購入した後に、投資信託で調整することも出来ます。

 

 

アセットアロケーションにおけるリスク分散では、

相関関係なども踏まえると海外資産を購入することはとても重要です。

 

投資信託は、いつでも好きなときに海外資産へ投資することができます。

ブラジルやインドなど単一国投資だけじゃなく、

新興国全体を取り入れたインデック投資信託などバリエーションも豊富に存在しています。

 

実物の外国株を購入したら1回に購入する金額が大きくなりますし、

新興国全体を分散させるなんて個人ではほぼ不可能です。

 

資産運用において、投資信託はとても運用がしやすい投資商品といえるでしょう。








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