フィデリティusリートB為替ヘッジなし【評価】魅力で手数料が安い

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フィデリティusリートB為替ヘッジなし【評価】魅力で手数料が安い

 

 

海外REITで最大の市場規模を誇るのが米国REIT。

フィデリティ・usリート・ファンドb(為替ヘッジなし)は、米国REITを対象とした投資信託の中でもなかなかの高成績をだしている実績もあってとても人気です。

2014/08/08時点では、純資産額が約7470億円もありとても売れているものの1つです。

私も過去に何度かこの投資信託を利用してプラス収益を得ております。(^_^)

 

フィデリティusリートB(為替ヘッジなし)の運用内容を評価

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日本ではJ-REITが存在しますが、これの米国版でUS-REITと言います。

米国の不動産を運用するREITへ投資出来るものです。

複数国のREITを分散させる投資信託とは違い、REIT最大規模の国である米国に集中投資出来るのが魅力です。

REITの配当利回りと値上がり益を目指した運用をおこないます。

ドル円の為替影響を受けますので、円安になれば収益の上昇が期待できます。

 

 

項目 説明
投資対象 米国のREIT
通貨 米ドル
為替ヘッジ なし
決算 毎月15日付近、年合計12回の配当
設定日 2003-12-09
運用種別 アクティブファンド
運用形態 ファミリーファンド方式

 

 

<評価・解説>
海外REITでの投資は、複数国へ分散させることがありますが、組み入れ比率をよく見ると米国が多くを占めていたなんてことはよく有ります。

米国へ1点集中できる投資は単純明快で、相場を見通した投資戦略に使えることでしょう。

逆に言えば1国のREIT市場に依存するため、相場状況により一方向へ動きやすいと言えます。

Aコースの「為替ヘッジあり」に対して、これはBコースで「為替ヘッジなし」のものです。円安相場において為替収益も上乗せでき、ダイレクトな米国REIT投資を実現出来ます。

もちろん、円高になれば収益に悪影響を及ぼしますから、為替の見通しを持った投資が必要です。

ハイリターンのUS-REITだけに、毎月分配型で着実に利益を確定できるものは人気の理由になっています。

 

 

 

購入時手数料や運用コストを評価

 

項目 説明
購入時手数料 0%~2.16%
実質の信託報酬 1.61%

 

<評価・解説>

人気の投資信託ということもあって、購入時手数料を安く抑えて販売してくれるネット証券が多いのはとても助かります。

ハイリターン商品なので信託報酬も高めになっていますが、同タイプの投資信託の中では、信託報酬が少し低めなのはとても良いです。

 

 

 

組み入れられている ポートフォリオの評価

 

※2014/06/30時点

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<評価・解説>

商業系のREITが上位に来ておりますが、住宅系も意外と比率が多いのは特徴的でしょうか。

現状の配当利回りは、3.58%とあまり高いとはいえませんね。

同一銘柄への投資は、純資産総額の30%以内と決めており偏らないようにも設計されています。

 

 

 

 ベンチマークと運用実績の比較を評価

 

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<評価・解説>
ベンチマークと比べると終始、パフォーマンスが劣っていますね。

米国REITの運用は難しいのでしょうか?
相場状況が悪い時の信託報酬の高さは影響しているかもしれません。

個人的には、ベンチマークに劣っているからダメな投資信託とは思っていませんので、他の投資信託などと比較して総合的に決定するようにしましょう。

そもそも米国REITインデックスへ投資できるものはほとんどなく、選択肢が少ないという現状があります。

 

 

 リーマン・ショック前後の動きでリスク・リターンを実感してみる

 

過去に大きく上下したときの値動きを確認することでリスク・リターンの特性を実感してみたいと思います。

期間 損益率
下落幅
(2008/01/04-2008/12/30)
-46.6%
上昇幅
(2009/01/05-2009/12/30)
+29.7%

 

※計算方法は、配当の再投資なしで本当の利回りによる計算とします。

 

<評価・解説>
1年で-46.6%もの下落があったことが確認できます。下げ相場ではこの程度の下落が想定されるハイリスクハイリターン商品であることを認識して購入する必要があります。

しかし、下げた割にその後の上昇反発が下回ることがわかります。

米国市場は、リーマン・ショック後に大きく事情が変わりました。サブプライムローン問題により、ローン審査が厳しくなったということが影響していると思います。

 

 

 

 フィデリティusリートB(為替ヘッジなし)への資金流入と資金流出

 

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<評価・解説>
リーマン・ショック後は資金が流入しているものの、その後は相場が下げるような場面の時に流入しているように思われます。

相場が悪い時に買われていることと、流出が少ないことから根強い人気があることを感じます。

2013年からは円安相場なので、Bコースのヘッジなしは収益を上げられるチャンスであったにもかかわらず流入はしておりません。

これは円安という為替の好影響よりも、米国REIT市場の低迷が投資意欲を鈍らせたと思います。

ここ2年はサッパリ買われていませんね。一般の個人投資家も米国REIT市場の変化をよく理解していることが分かります。

 

 

フィデリティusリートB(為替ヘッジなし)への評価と感想

 

米国REITの相場を見通した投資戦略でとても扱いやすい投資信託だと思います。

世界各国のREITに分散投資した投資信託では、複合的な値動きを読むことは無理なのですが、米国市場だけなら単純明快で分かりやすいのです。中途半端な分散より、明快な相場と価格の連動性が魅力です。

米国REIT市場の動向をチェックできない投資初心者などは、リスクの偏りに注意が必要です。

今回チェックしたタイミングが米国REIT市場の低迷さを示している時期なので魅力が低く映ったかもしれませんが、米国REIT市場が好調であれば使える投資信託であると思います。

ハイリターンの投資対象なので、毎月分配型による利益確定はとても組み合わせが良いと思います。

人気で売れているということもあって、購入時手数料が割安なのは好印象です。

 

 

 

フィデリティusリートファンドが購入できるネット証券

 

なるべく安い手数料の証券会社を選んで取引することをおすすめします。

 

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※2014/08/08時点

 

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