同一IPO銘柄を複数の証券会社で重複して需要申告はダメ!?

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同一IPO銘柄を複数の証券会社で重複して需要申告はダメ!?

 

 

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複数の証券会社でIPOの需要申告はダメ?

 

IPO(新規公開株)の需要申告(ブックビルディング)は、

なかなか当選しないので多くの証券口座で応募して当選確率を上げるテクニックがよく語られていますので、当然、大丈夫だろうと思っていましたがそうではありませんでした。

 

証券会社によって対応が違うのですが、

他の証券会社と重複して同一銘柄の需要申告をNGとする証券会社があるのです!

 

大丈夫だろうと安易に考えず、

ルールはルールなのでしっかりと把握して守った方がよいと思います。

 

ただとても重要なことなのに、

各証券会社ではあまり表立って強調していないのかWEBサイトではわからないところがほとんどでしたので私が自分で調べてみました。

 

注意したいのが、

他のサイトなどでも同様の紹介をしているところがありましたが、

間違っているところもありましたので正確に把握しておいてください。

 

 

重複した需要申告がOKか証券会社別に比較してみた

 

以下は私が各証券会社に直接、確認したものを一覧にまとめました。

 

証券会社 複数証券会社での重複申告
マネックス証券 NG!
カブドットコム証券 OK
ライブスター証券 OK
SBI証券 OK
楽天証券 OK
岩井コスモ証券 OK
GMOクリック証券 OK
松井証券 OK
大和証券 OK
野村證券 OK
フィデリティ証券 ※IPOなし

※2017/03/08時点

 

多くの証券会社へ確認した結果、

ほとんどは他の証券会社と重複する需要申告をOKとしていますが、

一部だけNGとしているところがあるような噂は目にしましたので注意して下さい。

 

もし仮に重複申告していることがわかった場合、需要申告は無効とされるなどの処置があります。 

 

全ての証券会社は確認できませんが、

上記以外にもNGとしている証券会社はあるようです。 

 

話が変わりますがIPOをメインに投資されている方などは、NISA口座で買い付けたいと思っている人もいると思います。

NISA口座を開設するときの理由付けとしてどこの証券会社はOKかを考慮して選ぶのはいいかもしれません。 

 

 

なぜ他の証券会社で重複した需要申告がNGなのか?

 

色々確認してみたところ、日本証券業協会でおこなわれたワーキンググループ(2007年)で、ブックビルディングのあり方について話し合われたことがきっかけとなっているようです。

※会員となっている証券会社がメンバーとなり話し合われています。

 

point<問題のポイント>

「ブックビルディングの際の新規公開株の配分を求めて、一部の投資家が同一の需要を複数の証券会社に重複して申告していると言われている。その結果、需要が重複過大に集計されることにより、実需から上方に乖離した公開価格が決定される恐れがある。」

※ワーキング・グループ報告書より

 

需要申告はその名前の通り、需要を確認して価格を決定するものなのに、

最終的に買い付けしないのに申告だけする人が多いと需要が実際よりも過大に評価され価格が上がってしまうということのようです。

 

ワーキンググループで出てきた対応策としては以下のようなものが挙がっています。

 

<重複申告への対応策>

”「需要の申告を受け付ける際には、他社に重複して申込みを行ってないか、実需に基づく需要かを確認し、重複申告等が確認された場合は、当該需要申告を無効とするなどの措置を講じる必要がある」
「需要申告時に前受金を受領するなどの措置を講じることとし、違反事例発見後、一定期間の需要受付の停止等を行うなど適切な措置が講ぜられるべき」”

※ワーキング・グループ報告書より

 

現在、需要申告(ブックビルディング)する場合、

前受金として資金が拘束されるような方策は多くの証券会社で 採用されています。

※前受金が不要な証券会社もまだあります。

 

そして、応募して当選したとしても購入をキャンセルできることも多いため、

一定期間(1ヶ月など)、需要申告できなくなるなどのペナルティ措置もいくつかの証券会社で採用されています。

 

しかし、それなりの対応策をしても根本解決は不可能。

 

<実需に基づくものか判断できない?>

「仮に顧客が重複して申告していたとしても、それが真正な実需に基づくものであれば問題とは言えず、その判定に当たっては慎重に行う必要があるとの意見も出された。」

※ワーキング・グループ報告書より

 

投資資金を複数の証券会社に分けて、それぞれで当選した場合に必ず買い付ける予定であれば、実需に基づいたものであると言えます。

ただ需要申告した本人の意志次第なので本当に実需に基づくものかどうかは判別するのは不可能です。

 

 

マネックス証券では他の証券会社と重複した需要申告はNG

 

マネックス証券会社で需要申告した同一銘柄を他の証券会社でも需要申告してよいか質問した時の回答が以下のとおりです。

 

qa-a<マネックス証券の回答>
誠に恐れ入りますが、日本証券業協会より「実需に基づかない申告は公開価格を歪める恐れがあるため禁止されている旨の普及・啓発を行うこと」とされていることから、当社におきましては同一銘柄の需要申告のお申込みを、
複数の証券会社で行うことはご遠慮いただいております。当社と同時に、他社において需要申告を行っていることが確認された場合には、当社への需要申告は無効となる場合がございますので、ご留意ください。

 

他の証券会社でも重複して需要申告すると無効にする可能性があるとのことです!

 

需要申告の画面にも注意点として書かれています。

※クリックで拡大

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マネックス証券では前受金の制度を採用しており需要申告時に資金は拘束されます。

※抽選で落選した時点で資金が開放されます。

 

前受金が不要な証券会社や、抽選時に資金余力があればよいという証券会社に比べたらかなり厳格なルールを採用しており実需に基づくものかどうかを確認する努力をしています。

 

それなのになぜ重複申告をそれほどまでに拒絶するのかと思ってしまいますが、

複数の証券会社で需要申告した場合に必ず買い付ける意志があれば問題なくても、

本当に実需に基づいたものか確認するすべはないわけなので、それが不可能なら全面禁止にするしかないということなのでしょう。

 

ダメと言われるのならダメなので、

ルールで禁止されているなら守るべきかなと思います。

 

証券会社同士の情報共有はありえないのでどうやったらバレるのかは分かりませんが、絶対にバレないとは言い切れません。需要申告のデータが最終的に集計されるということを考えれば、確認しようと思えばできなくもないように思えます。

 

嘘をついて後ろめたいまま需要申告をするのは気持ちのよいものではないですし、バレて無効になって変に目をつけられてペナルティを受けるのもイヤです。

 

マネックス証券での割り当てが多く有利な時は、マネックス証券のみで需要申告して、

それ以外のときは、マネックス証券は除外し、重複して重複申告OKな証券会社で複数応募するのが良いと思います。

 

 

松井証券はOKなので勘違いしないように

 

一部のWEBサイトなどでは松井証券は複数の証券会社で需要申告することはNGと紹介されていました。

その理由は、需要申告の申告画面に以下の記述があるからです。

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しかし、松井証券に直接確認したところ以下の回答をいただきました。

 

qa-a2<松井証券の回答>
「新規公開銘柄の購入申込は、当選確定後、必ず買付することを目的とした申込であれば、複数の証券会社で同じ銘柄の申込をすることは可能です。」

 

 

松井証券では、複数の証券会社で重複した需要申告はOKです!

メールでの確認、それから電話での確認もおこないましたので間違いないです。

上記の画面文章については、そのように書いてありますけど必ず買い付ける目的であれば大丈夫と回答いただけました。

 

 

証券会社のWEBサイトでNGの明記があっても自分で確認する

 

いくつかのメジャーな証券会社については確認した結果を上記に示しましたが、

全ては確認できていません。

 

もし仮にWEBサイト上で他の証券会社と重複した需要申告はNGと明記されていても、

諦めずに直接、確認してみることをおすすめします。

 

 

私の個人的な意見

 

まず、証券会社間で需要申告状況を確認しあうことは現状不可能なので、

重複申告を防ぐことは不可能だと思います。

 

よって重複申告したとしても実需に基づいていることが重要なので、その点を対策するとよいのではないでしょうか?

 

前受金が不要な証券会社は、

当選しても買い付けされない可能性があるので今後は前受金を必須にしていくべき?なのかもしれません。

 

空積み問題など証券会社としては需要を多く見せたいという側面もあるらしい?ので、わざとやっていないところがあるのであれば無くならないかもしれません。

 

そもそも需要申告しても買い付けを辞退できるのが問題を難しくしているので、

需要申告時に前受金で資金拘束して、当選したら自動で購入を義務付けるという仕組みに変えてみてはどうでしょうか。

 

IPO株を買いたい人側も、

本来は多くの証券会社で需要申告するなんて面倒くさいことはしたくないはずです。

保有している資金の範囲内での需要申告なら無駄な申告をしなくてすみます。

 

いずれにしても、

仕組み上の欠陥を単なる表向きの啓発や顧客側の自己責任としたところで防ぐことは不可能だと思います。

今後、証券会社側で何か対策してくれることを期待しておきます。

 

最後に究極の話をするなら、

応募する証券会社、資金量、証券会社との付き合いなど関係なく、1回の需要申告で全ての人に公平に当選機会が与えられる仕組みにしてほしいものです。








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