グローバルソブリンオープン【評価】毎月分配型のパイオニア

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グローバルソブリンオープン【評価】毎月分配型のパイオニア

 

 

毎月分配型の投資信託として先駆的な存在として注目を浴びた、

グローバル・ソブリン・オープン(毎月決算型) 。

一時は日本最大の3兆円以上の資金規模を誇ったぐらいものすごく資金を集め、2014/08/21現在の純資産額も1兆円を超え国内の投資信託の中でも10位以内に入る大きさです。

グロソブの愛称で呼ばれるほど投資信託に興味がある人なら多くの人がその存在を知っているものです。

毎月分配型の投資信託を語る上で欠かせない存在なので取り上げておきたいと思います。

 

 

グローバルソブリンオープン(毎月決算型)の運用内容を評価

 

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先進国のソブリン債(政府機関債など)に投資します。

A各以上の高い信用力の債券を対象にしているため価格変動リスクを抑えて安定した利息収入を得ることを期待するものです。

金利上昇により価格変動リスクが大きくなる場合には、残存期間が短い債券への入れ替えを行う運用を行いリスクを低減します。

世界各国の債券へ投資するため対象国の為替影響がありますが、為替の動きに応じて通貨の組み入れ比率を調整することによって為替影響をなるべく少なくするようにします。

また必要に応じて、適時為替ヘッジをすることがあります。

毎月決算を行い、分配金を出します。

項目 説明
投資対象 先進国の政府機関債※日本含む
通貨 米ドル、ユーロ、英ポンド、円、メキシコペソ、ニュージーランドドル、ポーランドズロチなど
為替ヘッジ 適時あり
決算 毎月17日付近、年12回
設定日 1997-12-18
運用種別 アクティブファンド
運用形態 ファミリーファンド方式

 

<評価・解説>
債券の中でも「国」や「政府機関」というのは、信用力は当然一番高い位置づけになります。
その中で先進国でしかも格付けが高いものということは、値上がり益が小さいものの、安定した利息収入を目的にしていることが分かります。
比較的価格変動が少ない中でもさらに金利に応じたリスク低減の運用をとることによって値動きによる損失が出ないようにする意図が汲み取れます。
債券の値動きでいかにリスク低減しようとも為替影響というのは利息収入を吹き飛ばしてしまうくらいとても大きいものです。完全に為替ヘッジをしているわけではないですが、通貨情勢に合わせて比率を調整することでリスク低減を図るようです。為替ヘッジは適時となっておりますが、よほど急激な変動が無い限り実施はしていないようです。為替影響が無いと勘違いしないように注意しましょう。
毎月分配型ですから、毎月分配金を出すことを重要視しています。収益だけでなく元本を取り崩して払い出す場合もありますから勘違いしないようにして下さい。
=>毎月分配型は「普通分配金」と「元本払戻金」がある

 

 

 

購入時手数料や運用コストを評価

 

項目 説明
購入時手数料 0%
実質の信託報酬 1.35%

 

 

<評価・解説>

購入時手数料が0%というのは、とても買いやすく便利でとても良いです。

信託報酬の方は先進国の高格付け債券で価格変動を少なくした商品設計としてはちょっと高めの印象ですが、他の投資信託と運用内容を見比べると対象国の範囲が広いことなど運用の複雑さは感じますのでこんなものでしょうか。

複雑な運用だから儲かるというわけでもありませんから、リターンなど実績を自分で確認したうえで納得して購入するようにしましょう。

 

 

 

組み入れられている ポートフォリオの評価

 

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<評価・解説>
投資対象国が16カ国というのは多いなという印象。それだけ分散されているとも言えます。

最低がA以上。AAAが57.4%で、とても信用力の高い組み入れ比率であることが分かります。

デュレーションは平均7.1と高め。価格変動リスクを抑えた運用というより積極的に価格上昇によるリターンを狙った運用のように感じます。

ユーロ圏のデュレーションが特に高いですが、現在は金融緩和の傾向が強いのである意味納得の運用では有ります。

目論見書だけを見た時の保守的な印象とはまるで真逆の積極性を感じる運用ですね。

現在、ユーロ安ドル高の流れが見える中、ユーロの比率が多い点に注意したいところですが、通貨安のマイナスが債券価格のプラスで十分相殺できているようです。

デュレーションと通貨比率のバランスはプロの力を感じます。とてもメリハリがあって良いのではないでしょうか。

 

 

 

 ベンチマークと運用実績の比較を評価

 

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<評価・解説>
ベンチマークを上回れずずっと推移しています。リーマンショック以降は特にその差が便著になっているのが分かります。

必ずしもベンチマークを上回らないとダメという訳ではありませんので、他の投資信託と比較したうえで納得できる場合に購入するようにしましょう。

 

 

 

 リーマン・ショック前後の動きでリスク・リターンを実感してみる

 

過去に大きく上下したときの値動きを確認することでリスク・リターンの特性を実感してみたいと思います。

期間 損益率
下落幅
(2008/01/04-2008/12/30)
-12.1%
上昇幅
(2009/01/05-2009/12/30)
+4.0%

 

※計算方法は、配当の再投資なしで本当の利回りによる計算とします。

 

 

<評価・解説>

リーマンショック前後でも価格変動は小さいです。小さいとは言ってもこの投資信託での数年分リターンを全て消し去る大きさですので勘違いしないように。

ハイリターンの投資信託では、-50%になるものもありましたからそういうのに比べればリスクが低いものであることが分かります。

下げた後の反発が小さいですが、債券は株の後にジワジワ来ているような値動きであるからだと思います。

 

 

 

グローバルソブリンオープン(毎月決算型)への資金流入と資金流出

 

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<評価・解説>
過去数年だけみるとものすごい資金流出が続いていることが分かります。

とはいえそれでも今現在、1兆円以上の純資産額なのですから当初の資金流入がどれほど凄かったのかがよく分かります。

一時は3兆円を超えていましたから、現在は1/3ということになりますね。

現在、相場状況が好転していることを考えると流出だけというのはちょっと異常ですね。この投資信託が特別なものであることがよく分かります。

グロソブが出てからというもの毎月分配型の投資信託は他にも、多くのハイリターンで魅力のある商品が出てきましたから他へ映ったのかもしれません。

それから、毎月分配型とは収益だけからではなく、元本を取り崩して配当するという性質を持っています。

これを勘違いする人も多く、騙されていると言って毎月分配型は悪だというレッテルが貼られるようになった時代背景も影響しているかもしれません。

資金流入は、急激な流入や流出というのは運用にとって悪影響を及ぼす場合がありますので注意が必要です。

 

 

 

グローバルソブリンオープン(毎月決算型)への評価と感想

 

債券の安定した利息収入だけを目指す運用を期待して購入しないほうがいいです。

リスクを減らした運用を望むなら、デュレーションが低く、為替ヘッジがあるものを選ぶことが重要だと思うからです。

とはいえ格付けなどの信用力などは最低限守るべきところとして、あとは積極的な運用をするというのはメリハリが効いていてとても良いと思います。

毎月分配型ですから、それなりのリターンを継続的に出す必要がありますから必要な積極性といえるかもしれません。

とはいえリターンは比較的低めなので、毎月分配型の投資信託としてはちょっと魅力が薄いです。

毎月分配型するならよりハイリターンの方が相性が良いと思っています。

信託報酬は運用内容に見合うものなのかもしれませんが、運用が難しいからリターンが良くなる訳ではありません。逆にシンプルな運用の方が成績がよくコストもかからないといったメリットがでることも想定できますので似たような商品性のあるものと一度、比較してみることをおすすめします。

 

 

 

グローバルソブリンオープンが購入できるネット証券

 

なるべく安い手数料の証券会社を選んで取引することをおすすめします。

 

購入時手数料(税込) 販売会社
無料 マネックス証券
無料 SBI証券
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※2014/08/21時点

 

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